【2026年】アメリカ東海岸のプライオリティパス ラウンジ28選ランキング|JFKは7つ・ニューアークはゼロ、仮眠室7ヶ所の使い方を30点満点で採点

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ニューヨークに着いたらプライオリティ・パスでラウンジへ——と考えている人に、先に事実をお伝えします。ニューアーク(EWR)とラガーディア(LGA)には、プライオリティ・パスで入れるラウンジがひとつもありません。フィラデルフィア(PHL)もゼロです。

一方でJFKには7つあります。ただしそのうち1つは火曜と水曜の夜だけしか開いていません。同じ「ニューヨーク」でも、空港とターミナルが違うだけで別世界です。

この記事では、アメリカ東海岸19空港のプライオリティ・パス対象施設54ヶ所をすべて洗い出し、ラウンジ28ヶ所を30点満点で採点してランキングにしました。根拠はプライオリティ・パス公式サイトと、各ラウンジ運営会社の公式サイトです。

先に結論を5つ書きます。
・1位はマイアミの「Turkish Airlines Lounge(南ターミナル)」(27点)。24時間営業+シャワー無料+仮眠ベッドという東海岸で唯一の組み合わせ
・ニューアーク・ラガーディア・フィラデルフィアはラウンジゼロ。あるのは仮眠室とスパだけ
・東海岸の最大の武器は「Minute Suites」(個室の仮眠室)が7ヶ所あること。西海岸は0ヶ所です
・JFKとボストンのAir France Loungeは「21歳以上」でないと入れません。公式に明記されています
・最下位はJFKのLufthansa Business Lounge(14点)。火曜と水曜の17:30〜22:30だけ、木〜月は当面休止中

  1. まず全体像:東海岸19空港・54施設の内訳
  2. ランキングの採点方法:6つの軸を5点ずつ、30点満点
  3. 全28ラウンジの採点表
  4. 【1位】マイアミ Turkish Airlines Lounge(南ターミナル)|27点
    1. ここが強い
    2. ここが弱い
  5. 【2位】JFK Air France Lounge(第1ターミナル)|26点
    1. ここが強い
    2. ここが弱い
  6. 【3位】マイアミ Turkish Airlines Lounge(北ターミナル)|26点
  7. 【4位】オーランド The Club MCO(ゲート70〜99)|26点
    1. ここが強い
    2. ここが弱い
  8. 【5位】ピッツバーグ The Club(コンコースC)|25点
  9. 【6位】シャーロット The Club CLT(コンコースA)|24点
  10. 【7位】グリーンビル Escape Lounges(コンコースB)|24点
  11. 【8位】ワシントン・ダレス Turkish Airlines Lounge Washington(コンコースB)|23点
  12. 【9位〜18位】条件つきで使える10ヶ所
    1. 【9位】JFK Primeclass Lounge(第1ターミナル)|23点
    2. 【10位】オーランド The Club MCO(ゲート1〜29)|23点
    3. 【11位】プロビデンス Escape Lounges|23点
    4. 【12位】シラキュース Escape Lounges(ターミナルA)|23点
    5. 【13位】JFK Virgin Atlantic Clubhouse(第4ターミナル)|22点
    6. 【14位】マイアミ AV/TAP VIP Lounge(南ターミナル)|22点
    7. 【15位】ボストン The Lounge(ターミナルC)|22点
    8. 【16位】ボルチモア The Club BWI(コンコースD)|22点
    9. 【17位】チャールストン The Club CHS(コンコースB)|22点
    10. 【18位】バッファロー The Club|22点
  13. 【19位〜28位】使う前に条件をよく見るべき10ヶ所
    1. 【19位】JFK Korean Air Lounge(第1ターミナル)|20点
    2. 【20位】オーランド Plaza Premium Lounge(ターミナルC)|19点
    3. 【21位】ワシントン・ダレス Virgin Atlantic Clubhouse(コンコースA)|19点
    4. 【22位】JFK VIP ONE Lounge(第1ターミナル)|19点
    5. 【23位】ボストン Air France Lounge(ターミナルE)|18点
    6. 【24位】ワシントン・ダレス Air France – KLM Lounge(コンコースA)|18点
    7. 【25位】ハートフォード Escape Lounges(ターミナルA)|18点 ※現在休止中
    8. 【26位】JFK Turkish Airlines Lounge(第1ターミナル)|16点
    9. 【27位】メルボルン(フロリダ)MLB Premium Lounge|16点
    10. 【28位】JFK Lufthansa Business Lounge(第1ターミナル)|14点
  14. 【東海岸だけの武器】Minute Suites(個室の仮眠室)が7ヶ所
  15. 【要注意】ニューヨークはJFK以外ラウンジがない
  16. ラウンジ以外の使い道:レストラン、スパ、ゲーム
    1. レストラン枠:ボストンとダレスは28米ドル、マイアミだけ30米ドル
    2. スパ枠:JFKのXwellとBe Relax Spa
    3. ゲーム枠:Gamewayが4ヶ所
  17. 空港別クイックリファレンス
  18. 使う前に知っておきたい8つのこと
  19. まとめ
  20. よくある質問
  21. 参考にした公式ページ
  22. あわせて読みたい関連記事

まず全体像:東海岸19空港・54施設の内訳

プライオリティ・パスの対象施設は「ラウンジ」だけではありません。レストラン、スパ、仮眠室、ゲームセンターも含まれます。東海岸の内訳はこうです。

空港 ラウンジ レストラン スパ 仮眠室 ゲーム 合計
ニューヨーク・JFK 7 0 3 2 2 14
マイアミ(MIA) 3 1 1 0 0 5
ボストン(BOS) 2 3 0 0 0 5
シャーロット(CLT) 1 0 1 2 1 5
オーランド(MCO) 3 0 1 0 0 4
ワシントン・ダレス(IAD) 3 1 0 0 0 4
ボルチモア(BWI) 1 0 0 1 0 2
ピッツバーグ(PIT) 1 0 0 0 1 2
ニューアーク(EWR) 0 0 1 1 0 2
フィラデルフィア(PHL) 0 0 1 1 0 2
ラガーディア(LGA) 0 0 1 0 0 1
その他7空港
チャールストン・グリーンビル・ハートフォード・プロビデンス・バッファロー・シラキュース・メルボルン
7 0 0 0 0 7
フォートローダーデール(FLL) 0 1 0 0 0 1
合計 28 6 9 7 4 54

出典:プライオリティ・パス公式サイト 各空港ページ(2026年9月時点)

西海岸との違いがはっきり出ました。西海岸(10空港38施設)にはスパが8ヶ所ありましたが、仮眠室はゼロでした。東海岸は仮眠室が7ヶ所。時差ボケと長時間の乗り継ぎに対して、東海岸は「寝る」という選択肢を用意しています。ここが最大の違いです。

ランキングの採点方法:6つの軸を5点ずつ、30点満点

西海岸編・ハワイ編と同じ基準です。誰が採点しても同じ順位になるように、基準をすべて公開します。

軸 5点 4点 3点 2点 1点
食事 運営会社が「調理した温かい料理が無料」と明記 運営会社が「食事は無料」と明記(内容の記載なし) 温かい料理の提供が第三者情報で確認できる パンやヨーグルト程度 記載なし
アルコール 標準アルコールが追加料金なし 標準は無料だがカクテル等は有料 アルコール自体に追加料金の記載 ― 記載なし
ドリンク ソフトドリンクが追加料金なし ― ― ― 記載なし
設備 シャワーが追加料金なし ― シャワーはあるが有料 シャワーなし。独自設備(仮眠ベッド・子どもエリア・荷物預かり・新聞など)の記載あり シャワーなし。独自設備の記載もなし
時間条件 1日18時間以上 15〜18時間 12〜15時間 8〜12時間 8時間未満
使いやすさ 基礎3点(保安検査後にある)。加点:他コンコースからも行きやすい/場所がゲート番号で特定できる。減点:年齢制限、入室お断りの時間帯が明示されている、営業が2分割、休止中

同点だった場合のルール(上から順に適用)
①設備(シャワーが無料か) ②営業時間の実数(曜日で違う場合はいちばん短い曜日で比較) ③食事 ④使いやすさ

全28ラウンジの採点表

順位 ラウンジ 空港・場所 食 酒 飲 設 時 使 合計
1 Turkish Airlines Lounge マイアミ/南ターミナル 3 5 5 5 5 4 27
2 Air France Lounge JFK/第1ターミナル 5 5 5 5 4 2 26
3 Turkish Airlines Lounge マイアミ/北ターミナル 3 5 5 5 4 4 26
4 The Club MCO(ゲート70〜99) オーランド/ターミナルB 4 5 5 5 4 3 26
5 The Club ピッツバーグ/コンコースC 4 5 5 3 4 4 25
6 The Club CLT シャーロット/コンコースA 4 5 5 3 4 3 24
7 Escape Lounges グリーンビル/コンコースB 5 5 5 2 4 3 24
8 Turkish Airlines Lounge Washington ダレス/コンコースB 1 5 5 5 3 4 23
9 Primeclass Lounge JFK/第1ターミナル 3 4 5 5 3 3 23
10 The Club MCO(ゲート1〜29) オーランド/ターミナルA 4 5 5 2 4 3 23
11 Escape Lounges プロビデンス 5 5 5 2 3 3 23
12 Escape Lounges シラキュース/ターミナルA 5 5 5 1 4 3 23
13 Virgin Atlantic Clubhouse JFK/第4ターミナル 3 5 5 3 2 3 22
14 AV/TAP VIP Lounge マイアミ/南ターミナル 1 5 5 2 5 4 22
15 The Lounge ボストン/ターミナルC 3 5 5 2 4 3 22
16 The Club BWI ボルチモア/コンコースD 3 5 5 1 5 3 22
17 The Club CHS チャールストン/コンコースB 4 5 5 1 4 3 22
18 The Club バッファロー 4 5 5 1 4 3 22
19 Korean Air Lounge JFK/第1ターミナル 1 5 5 5 1 3 20
20 Plaza Premium Lounge オーランド/ターミナルC 2 3 5 3 3 3 19
21 Virgin Atlantic Clubhouse ダレス/コンコースA 1 5 5 3 2 3 19
22 VIP ONE Lounge JFK/第1ターミナル 1 5 5 1 4 3 19
23 Air France Lounge ボストン/ターミナルE 1 5 5 2 3 2 18
24 Air France – KLM Lounge ダレス/コンコースA 1 5 5 2 3 2 18
25 Escape Lounges ハートフォード/ターミナルA 5 5 5 1 1 1 18
26 Turkish Airlines Lounge JFK/第1ターミナル 1 1 5 2 4 3 16
27 MLB Premium Lounge メルボルン 1 5 5 1 1 3 16
28 Lufthansa Business Lounge JFK/第1ターミナル 1 5 5 1 1 1 14

1位27点と最下位14点、13点差です。西海岸(29点〜17点で12点差)と同じくらい差が開きました。東海岸も「どこでも似たようなもの」ではありません。とくにJFKは7ラウンジのうち上位が2位・9位に対し、最下位が26位・28位。同じターミナル1のなかでこの差です。

【1位】マイアミ Turkish Airlines Lounge(南ターミナル)|27点

食事3/アルコール5/ドリンク5/設備5/時間条件5/使いやすさ4=27点

項目 内容
場所 南ターミナル3階。コンコースHとJの中間にあるエレベーターホールから
営業時間 毎日24時間
最大滞在 公式に記載なし(出発予定時刻の3時間前から入室可)
食事 朝は卵料理・ワッフル・クロワッサン、昼以降はスープ・パスタ・ファラフェル・サラダなど
アルコール 無料(ビール・ワイン・スピリッツ)
シャワー あり・追加料金なし
その他 仮眠ベッド、子どもの遊びエリア、プリンター、ワークステーション、礼拝室
同伴者 人数制限なし
服装規定 スマートカジュアル
対象 国際線・国内線どちらもOK

ここが強い

「24時間営業」「シャワー無料」「仮眠ベッド」の3つが揃っているのは、東海岸28ラウンジでここだけです。深夜便の乗り継ぎでも、早朝着でも、時間を気にせず入れて、シャワーを浴びて、横になれる。この記事のシリーズで扱ってきた全ラウンジのなかでも、この組み合わせは珍しい。

さらに子どもの遊びエリアとプリンター、ワークステーションまであります。家族旅行にも出張にも対応できる構成です。

ここが弱い

プライオリティ・パス公式の設備一覧には、食事の項目がひとつも「あり」になっていません。実際には第三者のレビューで温かい料理の提供が確認できるので3点にしましたが、公式データだけを見ると「食事なし」に見えます。この点は東海岸のラウンジ全体に共通する問題で、あとでまとめて説明します。

また南ターミナルはマイアミの国際線エリアなので、北ターミナル(コンコースD・E)から発つ場合は移動が必要です。

【2位】JFK Air France Lounge(第1ターミナル)|26点

食事5/アルコール5/ドリンク5/設備5/時間条件4/使いやすさ2=26点

項目 内容
場所 第1ターミナル 3階
営業時間 毎日 7:00〜24:00(17時間)
最大滞在 3時間
食事 温かい料理と冷たい料理のカウンター(第三者レビューで確認)
アルコール 無料。シャンパンもあり
シャワー あり・追加料金なし
対象 国際線利用者のみ
年齢 カード保持者は21歳以上である必要があります(公式明記)

ここが強い

JFKの7ラウンジで、食事・アルコール・シャワーがすべて揃っているのはここだけです。温かい料理のカウンターがあり、シャンパンが出て、シャワーが無料。7時から深夜0時までという長い営業時間も実用的で、日本行きの夕方〜夜の便に十分間に合います。

ここが弱い

公式に「カード保持者は21歳以上である必要があります」と明記されています。つまり20歳以下の人はプライオリティ・パスを持っていても入れません。家族旅行で高校生・大学生を連れている場合は使えないと考えてください。この制限がある東海岸のラウンジは、こことボストンのAir France Loungeの2つだけです。

また最大滞在は3時間。そして混雑時は入室制限がかかる場合があると公式に書かれています。

【3位】マイアミ Turkish Airlines Lounge(北ターミナル)|26点

食事3/アルコール5/ドリンク5/設備5/時間条件4/使いやすさ4=26点

コンコースDおよびE側にある、もうひとつのトルコ航空ラウンジです。毎日5:00〜22:00(17時間)、最大滞在3時間。シャワーは追加料金なしで使えます。

食事は朝が卵料理・ワッフル・クロワッサン、正午からはレンズ豆のスープやパスタ、ファラフェルなど。バーはビール・ワイン・スピリッツが揃っています。アメリカン航空をはじめ国内線が多く発着する北ターミナル側にあるので、南ターミナルまで移動しない人はこちらで十分です。

南ターミナル(1位)との差は営業時間だけ。24時間 対 17時間で1点差がつきました。仮眠ベッドと子どもエリアも南ターミナル側にしかありません。

【4位】オーランド The Club MCO(ゲート70〜99)|26点

食事4/アルコール5/ドリンク5/設備5/時間条件4/使いやすさ3=26点

項目 内容
場所 ターミナルB コンコース4。ゲート91近くの「InMotion」ストアの隣
営業時間 毎日 5:00〜21:00(16時間)
最大滞在 2時間30分(出発の2時間30分前から入室可)
食事 食事・ジュース・ソフトドリンク・アルコールが無料
シャワー あり・追加料金なし
その他 子どもの遊びエリア、新聞雑誌

ここが強い

The Club系で、シャワーが無料のまま残っている東海岸で唯一のラウンジです。2026年7月1日からThe Clubはシャーロット(CLT)とピッツバーグ(PIT)でシャワーを有料化しましたが、オーランドのこちらは対象外でした。子どもの遊びエリアもあるので、ディズニー帰りの家族連れには実用的です。

ここが弱い

最大滞在が2時間30分と短い。そしてゲート70〜99から出発しない人は、保安検査を通り直す必要があると公式に書かれています。オーランドはターミナルAとBでゲート群が分かれているので、自分の搭乗ゲートを先に確認してから向かってください。

【5位】ピッツバーグ The Club(コンコースC)|25点

食事4/アルコール5/ドリンク5/設備3/時間条件4/使いやすさ4=25点

ゲートC1の近く。毎日4:30〜20:00(15時間30分)、最大滞在3時間、出発の3時間前から入室できます。食事・ジュース・ソフトドリンク・アルコールはすべて無料です。

弱点はシャワーが有料になったこと。2026年7月1日から、The Club系のシャワー有料化の対象にピッツバーグが入りました。それ以前は無料だったので、実質的な改悪です。

朝4時半から開いていて場所も分かりやすく、国内線・国際線どちらでも使えます。ピッツバーグで乗り継ぐなら迷わずここです(そもそも他に選択肢がありません)。

【6位】シャーロット The Club CLT(コンコースA)|24点

食事4/アルコール5/ドリンク5/設備3/時間条件4/使いやすさ3=24点

ゲートA21とA22のすぐ手前、左側。毎日5:00〜21:30(16時間30分)、最大滞在2時間30分。食事とアルコールは無料、シャワーは2026年7月1日から有料です。子どもの遊びエリアと静かなエリアがあります。

公式に「14:00〜18:30は座席の制限を超えることがあり、利用が制限される場合がある」と明記されています。シャーロットはアメリカン航空の巨大ハブで乗り継ぎ客が非常に多い空港です。午後に行く予定なら、入れない前提で代替案を用意してください。同じ空港にMinute Suites(仮眠室)が2ヶ所あるので、そちらに切り替えるのが現実的です。

【7位】グリーンビル Escape Lounges(コンコースB)|24点

食事5/アルコール5/ドリンク5/設備2/時間条件4/使いやすさ3=24点

サウスカロライナ州グリーンビル・スパルタンバーグ空港。毎日4:30〜19:30(15時間)。運営はEscape Loungesで、シェフが作る出来たての料理が無料という食事の基準は西海岸のポートランド(シリーズ1位)と同じです。アルコールも無料。

弱点はシャワーがないことと、食事と飲み物の提供が閉店30分前で終わること。実質のラストオーダーは19時です。

【8位】ワシントン・ダレス Turkish Airlines Lounge Washington(コンコースB)|23点

食事1/アルコール5/ドリンク5/設備5/時間条件3/使いやすさ4=23点

ゲートB43の近く。毎日7:15〜21:15(14時間)。シャワーが追加料金なしで使えて、プリンターもあります。国際線・国内線どちらもOK。

使いやすさで加点したのは、公式に「他のコンコースから出発するお客様もご利用いただけます。電車または歩道を使ってコンコースBまでお越しください」と書かれているからです。ダレスは移動が大変な空港なので、この案内は助かります(ただし搭乗ゲートに戻る時間は多めに見てください)。

食事はプライオリティ・パス公式に記載がなく、第三者情報も確認できなかったため1点としました。マイアミの2つと違って、ここは実態が確認できていません。

【9位〜18位】条件つきで使える10ヶ所

【9位】JFK Primeclass Lounge(第1ターミナル)|23点

食事3/アルコール4/ドリンク5/設備5/時間条件3/使いやすさ3=23点

ゲート8・9の近く。営業時間が曜日でまったく違います。月・水・金・日は9:00〜21:00(12時間)、火・木・土は9:00〜翌1:30(16時間30分)。最大滞在3時間、JFK出発の当日搭乗券が必須、国際線利用者のみ。

食事はご飯・チキン・パスタ・野菜などの温かいビュッフェがあると第三者レビューで確認できます。シャワーは無料、プリンターとワークステーションもあり。ただしカクテルは別途料金と公式に明記されています。

【10位】オーランド The Club MCO(ゲート1〜29)|23点

食事4/アルコール5/ドリンク5/設備2/時間条件4/使いやすさ3=23点

ターミナルA コンコース1。毎日5:00〜22:00(17時間)、最大滞在2時間30分。食事とアルコールは無料、シャワーはなし(子どもの遊びエリアはあり)。ゲート70〜99側(4位)とはシャワーの有無で3点差がつきました。

【11位】プロビデンス Escape Lounges|23点

食事5/アルコール5/ドリンク5/設備2/時間条件3/使いやすさ3=23点

ロードアイランド州。毎日6:00〜19:00(13時間)。Escape Loungesなのでシェフの温かい料理とアルコールが無料。シャワーはなし。ラストオーダーは閉店30分前です。

【12位】シラキュース Escape Lounges(ターミナルA)|23点

食事5/アルコール5/ドリンク5/設備1/時間条件4/使いやすさ3=23点

ニューヨーク州北部。毎日4:30〜20:30(16時間)。中身はプロビデンスと同じEscape Loungesの基準ですが、新聞雑誌の記載もないぶん設備が1点になりました。

【13位】JFK Virgin Atlantic Clubhouse(第4ターミナル)|22点

食事3/アルコール5/ドリンク5/設備3/時間条件2/使いやすさ3=22点

営業は毎日5:00〜13:30。午後1時半で閉まります。公式に「カード保持者はこの時間帯以外は入室できません」と明記。日本行きの便は夕方以降が多いので、ほぼ使えません。

ゲートA4とA5の上。シャワーは1回15米ドルの追加料金、荷物預かりあり。JFK出発の当日搭乗券が必須で、国際線利用者のみ。混雑時は入室制限もかかります。朝〜昼の便に乗る人だけの選択肢です。

【14位】マイアミ AV/TAP VIP Lounge(南ターミナル)|22点

食事1/アルコール5/ドリンク5/設備2/時間条件5/使いやすさ4=22点

ゲートJ6の向かい側。毎日24時間営業で、仮眠ベッドと仮眠室があります(空き状況により利用できない場合あり)。アルコールは無料、シャワーはなし。

食事の記載が公式にまったくないため1点。「食事より睡眠」という人向けのラウンジです。同じ南ターミナルにある1位のトルコ航空ラウンジが混んでいたら、ここが次善の策になります。

【15位】ボストン The Lounge(ターミナルC)|22点

食事3/アルコール5/ドリンク5/設備2/時間条件4/使いやすさ3=22点

コンコース階のゲートC19の向かい側。営業は曜日で少しずつ違い、6:00〜21:00〜22:30(木曜だけ21時閉店)。国際線・国内線どちらもOK。

食事はチキンロールやレンズ豆のスープなど温かいものがあると第三者レビューで確認できます。アルコールはスタッフが注いでくれる形式で無料。シャワーはなし。

公式に「14:30〜20:00は定期的に入室制限が行われる場合がある」と明記されています。加えてゲート40〜42から出発する人は利用できません。実際に「1時間45分待った」という利用者の報告もあります。ボストン発の夕方以降の便では、入れない前提で考えたほうが安全です。

【16位】ボルチモア The Club BWI(コンコースD)|22点

食事3/アルコール5/ドリンク5/設備1/時間条件5/使いやすさ3=22点

ゲートD10近く、ダンキンの隣。毎日4:15〜22:30(18時間15分)で、東海岸のラウンジでは最長です。食事・ジュース・ソフトドリンク・アルコールはすべて無料。朝は温かいエッグバイトが出ます。

弱点は設備です。シャワー・仮眠室・スパ・子どもエリアはいずれもなく、独自設備の記載もありません。「長時間ひらいている、静かに座って食事をする場所」と考えてください。

プライオリティ・パス公式の設備データは、このラウンジだけ完全に空欄です。アルコールもソフトドリンクもWi-Fiも、項目がひとつも登録されていません。運営会社The Clubの公式ページには「食事・ジュース・ソフトドリンク・アルコールが無料」と明記があり、シグネチャーカクテルまで紹介されているので、この記事では運営会社の記載を採用しました。公式データが空欄でも「何もない」という意味ではありません。

【17位】チャールストン The Club CHS(コンコースB)|22点

食事4/アルコール5/ドリンク5/設備1/時間条件4/使いやすさ3=22点

サウスカロライナ州。毎日4:10〜20:30(16時間20分)で、東海岸でいちばん朝が早いラウンジです。食事とアルコールは無料。シャワーはなし。チャールストン出発便の搭乗券が必要と公式に明記されています。

【18位】バッファロー The Club|22点

食事4/アルコール5/ドリンク5/設備1/時間条件4/使いやすさ3=22点

ニューヨーク州バッファロー・ナイアガラ空港。毎日4:00〜19:00(15時間)。The Clubの標準どおり食事とアルコールは無料、シャワーはなし。ナイアガラの滝観光の帰りに使えます。

【19位〜28位】使う前に条件をよく見るべき10ヶ所

【19位】JFK Korean Air Lounge(第1ターミナル)|20点

食事1/アルコール5/ドリンク5/設備5/時間条件1/使いやすさ3=20点

営業は毎日21:30〜翌0:50。1日3時間20分しかありません。公式に「カード保持者はこの時間帯以外は入室できません」と明記されています。

シャワーは無料で、この短い時間に当たれば設備は悪くありません。ただし同伴者は2名までと人数制限があります(東海岸28ラウンジで人数の上限が設定されているのはここだけ)。深夜0時台の便に乗る人向けです。

【20位】オーランド Plaza Premium Lounge(ターミナルC)|19点

食事2/アルコール3/ドリンク5/設備3/時間条件3/使いやすさ3=19点

毎日7:00〜21:00(14時間)。最大滞在は2時間で、東海岸28ラウンジのなかで最短です。

点数が伸びなかった理由がはっきりしています。プライオリティ・パス公式の設備データで、アルコールもアラカルトメニューもシャワーも「追加料金が必要」のフラグが立っているからです。無料で使えるのはソフトドリンクと荷物預かりくらい。オーランドではターミナルAかBのThe Club MCOを選んだほうがいいです。

【21位】ワシントン・ダレス Virgin Atlantic Clubhouse(コンコースA)|19点

食事1/アルコール5/ドリンク5/設備3/時間条件2/使いやすさ3=19点

営業は毎日9:00〜14:30と18:30〜22:00の2分割。合計9時間です。「カード保持者はこの時間帯以外は入室できません」と公式に明記。14時半から18時半までの4時間は入れません。

ゲートA32の向かい側。シャワーは1回15米ドル、荷物預かりあり。IAD出発の当日搭乗券が必須です。西海岸のサンフランシスコにあるVirgin Atlantic Clubhouseと同じく、営業時間の分割が最大の弱点です。

【22位】JFK VIP ONE Lounge(第1ターミナル)|19点

食事1/アルコール5/ドリンク5/設備1/時間条件4/使いやすさ3=19点

毎日8:00〜24:00(16時間)と営業時間は長いのですが、公式の設備一覧に載っているのはアルコール・ソフトドリンク・Wi-Fiの3つだけ。テレビも新聞もシャワーもありません。国際線利用者のみ。「座って飲み物を飲む場所」と割り切るラウンジです。

【23位】ボストン Air France Lounge(ターミナルE)|18点

食事1/アルコール5/ドリンク5/設備2/時間条件3/使いやすさ2=18点

ゲート4方面、専用エレベーターか階段で。毎日8:00〜22:30(14時間30分)。カード保持者は21歳以上である必要があります。国際線利用者のみ、シャワーなし。

そして公式に「特に毎日12:00〜19:00は定期的に入室制限が行われる場合がある」と書かれています。昼から夜にかけての7時間が制限対象なので、実際に使える時間帯はかなり限られます。

【24位】ワシントン・ダレス Air France – KLM Lounge(コンコースA)|18点

食事1/アルコール5/ドリンク5/設備2/時間条件3/使いやすさ2=18点

公式に「毎日15:00〜20:00の間は、入室をお断りしております」と書かれています。「制限される場合がある」ではなく「お断りする」です。営業時間は7:30〜21:00ですが、実質的に使えるのは7:30〜15:00と20:00〜21:00だけと考えてください。

【25位】ハートフォード Escape Lounges(ターミナルA)|18点 ※現在休止中

食事5/アルコール5/ドリンク5/設備1/時間条件1/使いやすさ1=18点

公式サイトに「改修工事のため、当ラウンジは当面の間ご利用いただけません」と明記されています(2026年9月時点)。中身はEscape Loungesの基準なので再開すれば上位に入るはずですが、いま行っても入れません。

再開後は毎日5:00〜20:00の予定。服装規定はスマートカジュアルで、ショートパンツは不可とされています。

【26位】JFK Turkish Airlines Lounge(第1ターミナル)|16点

食事1/アルコール1/ドリンク5/設備2/時間条件4/使いやすさ3=16点

毎日9:00〜翌0:10(15時間10分)と営業時間は長い。しかしプライオリティ・パス公式の設備データに、アルコールの項目も食事の項目もありません。載っているのは荷物預かり・新聞雑誌・ソフトドリンク・テレビ・Wi-Fiだけ。

マイアミの同じトルコ航空ラウンジ(1位・3位)とは扱いがまったく違います。同じ航空会社の名前がついていても、空港ごとに中身は別物だという典型例です。国際線利用者のみ。

【27位】メルボルン(フロリダ)MLB Premium Lounge|16点

食事1/アルコール5/ドリンク5/設備1/時間条件1/使いやすさ3=16点

フロリダ州メルボルン・オーランド国際空港。営業は毎日12:00〜18:00の6時間だけ。「国際線のフライトスケジュールによって営業時間の変更や入室制限が行われる場合があります」と公式にあります。アルコールとソフトドリンクは無料ですが、それ以外の設備の記載はありません。

【28位】JFK Lufthansa Business Lounge(第1ターミナル)|14点

食事1/アルコール5/ドリンク5/設備1/時間条件1/使いやすさ1=14点

営業は火曜と水曜の17:30〜22:30だけ。しかも「このラウンジは当面の間、木曜日から月曜日までの間はご利用になれません」と公式に明記されています。
つまり週2日・1日5時間、合計で週10時間しか開いていません。この記事のシリーズで調べたすべてのラウンジのなかで、最も使える時間が短い施設です。

保安検査を通過後、左側。国際線と乗り継ぎ客のみが対象。設備の記載はアルコール・ソフトドリンク・テレビ・Wi-Fiのみです。火曜か水曜の夜にJFKから国際線に乗る、という条件が揃ったときだけ思い出せば十分です。

【東海岸だけの武器】Minute Suites(個室の仮眠室)が7ヶ所

この記事を書いていて、西海岸との最大の違いだと感じた点です。

プライオリティ・パスの利用回数1回分で、Minute Suitesの個室を1時間使えます。ラウンジではなく、鍵のかかる個室にソファベッドとデスクがある仮眠施設です。東海岸に7ヶ所、西海岸には0ヶ所。

空港 場所 営業時間
ニューヨーク・JFK 第4ターミナル 24時間
ニューヨーク・JFK 第8ターミナル 24時間
ニューアーク(EWR) ターミナルC 24時間
フィラデルフィア(PHL) ターミナルB 24時間
シャーロット(CLT) コンコースD 24時間
シャーロット(CLT) 中央広間 24時間
ボルチモア(BWI) コンコースC 月曜7:00〜22:00/火〜日5:00〜22:00ほか

出典:プライオリティ・パス公式サイト 各施設ページ(2026年9月時点)

ニューアークとフィラデルフィアでは、これが唯一の「休める場所」です。両空港にはラウンジがひとつもありません。24時間営業なので、深夜着・早朝発の乗り継ぎでも使えます。1時間だけですが、鍵のかかる個室で横になれるのは、混雑したラウンジで座席を探すよりずっといい場合があります。

Minute Suitesは一部のカードで使えない場合があります。公式に「カード保持者様には、事前にカード発行会社・銀行にご利用の可否についてご確認いただくことをお勧めします」と書かれています。Gamewayも同じ注意書きがあり、一部のアメリカン・エキスプレス・カードとキャピタル・ワン・カードは対象外とされています。行く前に確認してください。

【要注意】ニューヨークはJFK以外ラウンジがない

日本から成田・羽田直行便が飛ぶのはJFK。しかしアメリカ国内線に乗り継いだり、格安航空券でニューアークに着いたりする人も多いはずです。

空港 ラウンジ 使えるもの
JFK 7ヶ所 ラウンジ7・スパ3・仮眠室2・ゲーム2=14施設
ニューアーク(EWR) 0 Minute Suites(ターミナルC・24時間)/Be Relax Spa(ターミナルA・9:00〜21:00)
ラガーディア(LGA) 0 Be Relax Spa(ターミナルB・9:00〜19:00)のみ

ラガーディアに至っては、対象施設がスパ1ヶ所だけです。しかも9:00〜19:00。朝早い便や夜遅い便では何も使えません。

ニューヨーク発着でプライオリティ・パスを当てにするなら、JFKを選ぶ。これに尽きます。ニューアークやラガーディアを使う場合は、Minute Suitesかスパに切り替えるか、最初から期待しないのが正解です。

ラウンジ以外の使い道:レストラン、スパ、ゲーム

レストラン枠:ボストンとダレスは28米ドル、マイアミだけ30米ドル

プライオリティ・パスのレストラン枠は、ラウンジ利用1回分と引き換えに会計から一定額が割り引かれる仕組みです。同伴者を登録すれば人数分割り引かれますが、利用回数もその分消費されます。

空港 店名 場所 営業時間 割引
ボストン Davio’s Northern Italian Steakhouse ターミナルC 5:00〜22:00 28米ドル
Stephanies ターミナルE 7:00〜22:00 28米ドル
Stephanies ターミナルB 5:00〜22:00 28米ドル
ワシントン・ダレス Chef Geoff’s コンコースC 6:00〜22:00 28米ドル
マイアミ Corona Beach House 北ターミナル コンコースD・E 6:30〜21:00 30米ドル
フォートローダーデール Kafe Kalik 第4ターミナル 10:00〜20:00 28米ドル

マイアミのCorona Beach Houseだけ30米ドルです。西海岸のレストランはすべて28米ドルだったので、この記事のシリーズで確認できた最高額になります。ボストンはターミナルB・C・Eそれぞれに1店ずつあるので、ラウンジが混んでいるボストンでは実質的な逃げ道になります。

スパ枠:JFKのXwellとBe Relax Spa

空港 店名 場所 営業時間 受けられる内容
JFK Xwell 第4ターミナル 6:00〜22:00 マッサージチェア等を25分
Xwell 第4ターミナル 8:00〜22:00 マッサージチェア等を25分
Be Relax Spa 第1ターミナル 9:00〜21:00 マッサージ15〜30分ほか(38〜44米ドル相当)
ニューアーク Be Relax Spa ターミナルA 9:00〜21:00 マッサージ15〜30分ほか(38〜44米ドル相当)
ラガーディア Be Relax Spa ターミナルB 9:00〜19:00 マッサージ15〜30分ほか(38〜44米ドル相当)
フィラデルフィア XpresSpa ターミナルB 7:00〜21:00 マッサージチェア等を25分
マイアミ XpresSpa 北ターミナル コンコースD・E 8:00〜20:00 マッサージチェア等を25分
オーランド XpresSpa ターミナルB コンコース3 7:00〜21:00 マッサージチェア等を25分
シャーロット Be Relax Spa コンコースA 9:00〜20:00 マッサージ15〜30分ほか(38〜44米ドル相当)

ゲーム枠:Gamewayが4ヶ所

JFK(第5ターミナル4:00〜22:00、第8ターミナル5:00〜20:00)、ピッツバーグ(コンコースA)、シャーロット(コンコースE 7:00〜20:00)。ゲーム1時間+スナック1品+ドリンク1本が利用回数1回分です。JFK第8ターミナルの店舗だけ、ドリンクにアルコール1杯を選べます(21歳以上)。

空港別クイックリファレンス

空港 行くべき施設 動き方
ニューヨーク・JFK 第1ターミナル Air France Lounge
(午前〜昼なら第4ターミナル Virgin Atlantic Clubhouse)
Air Franceは21歳以上のみ。7:00〜24:00。ターミナルが違うと行き来できないので、まず自分のターミナルを確認
ニューアーク(EWR) Minute Suites(ターミナルC・24時間) ラウンジはない。個室で1時間仮眠するか、ターミナルAのスパへ
ラガーディア(LGA) Be Relax Spa(ターミナルB) 対象施設はスパ1ヶ所だけ。9:00〜19:00以外は何もない
マイアミ(MIA) 南ターミナル Turkish Airlines Lounge 東海岸1位。24時間・シャワー無料・仮眠ベッド。北ターミナル発なら北のトルコ航空ラウンジ(3位)で十分
ボストン(BOS) ターミナルC The Lounge
混んでいたら Davio’s / Stephanies
The Loungeは14:30〜20:00が入室制限、ゲート40〜42発は利用不可。レストランが3店あるのが救い
ワシントン・ダレス(IAD) コンコースB Turkish Airlines Lounge シャワー無料。他コンコース発でも電車で行けると公式に案内あり。Air France-KLMは15:00〜20:00入室不可
オーランド(MCO) ターミナルB The Club MCO(ゲート70〜99) シャワー無料。最大滞在2時間30分。ゲート群が違うと保安検査をやり直す必要あり
シャーロット(CLT) コンコースA The Club CLT
混んでいたら Minute Suites(2ヶ所・24時間)
14:00〜18:30は入室制限。シャワーは2026年7月から有料
ボルチモア(BWI) コンコースD The Club BWI 4:15〜22:30と東海岸で最長。食事も酒も無料。ただしシャワーはない
ピッツバーグ(PIT) コンコースC The Club ゲートC1近く。シャワーは2026年7月から有料
フィラデルフィア(PHL) Minute Suites(ターミナルB・24時間) ラウンジはない。個室仮眠かスパの二択

使う前に知っておきたい8つのこと

  1. JFKの7ラウンジはすべて「国際線利用者専用」です。アメリカ国内線に乗り継ぐだけの場合は使えません。日本発着の国際線なら問題ありません。
  2. 「入室をお断りする時間帯」が公式に書かれているラウンジがある。ダレスのAir France-KLMは15:00〜20:00が入室不可。ボストンのThe Lounge(14:30〜20:00)、Air France BOS(12:00〜19:00)、シャーロット(14:00〜18:30)は制限がかかる場合があると明記されています。
  3. 21歳以上でないと入れないラウンジが2つある。JFKのAir France LoungeとボストンのAir France Lounge。公式に「カード保持者は21歳以上である必要があります」と書かれています。
  4. 営業が2分割のラウンジがある。ダレスのVirgin Atlantic Clubhouseは9:00〜14:30と18:30〜22:00。間の4時間は入れません。
  5. 最大滞在は3時間が基本。ただしオーランドのThe Club MCOとシャーロットは2時間30分、オーランドのPlaza Premiumは2時間です。
  6. Minute SuitesとGamewayは一部のカードで使えない。公式に「一部のアメリカン・エキスプレス・カードおよびキャピタル・ワン・カードでは利用できない場合がある」と注意書きがあります。
  7. ハートフォードのEscape Loungesは改修工事で休止中です(2026年9月時点)。旅程に組み込まないでください。
  8. 同じ航空会社の名前でも中身は別物。トルコ航空ラウンジはマイアミの2つが1位・3位なのに、JFKは26位。名前で判断しないでください。

プライオリティ・パス公式の設備一覧は、アメリカでは食事の項目がほとんど空欄です。東海岸28ラウンジのうち、公式データで食事の項目に「あり」が付いているラウンジはひとつもありません。しかし実際には、Escape LoungesもThe Clubも運営会社が「食事は無料」と明記していますし、マイアミのトルコ航空ラウンジやJFKのAir France Lounge、Primeclass Loungeには温かい料理があると複数のレビューで確認できます。
この記事では食事の採点に、運営会社の公式サイトと第三者レビューを使いました。公式データだけを見て「食事なし」と判断しないでください。

まとめ

この記事の結論
・1位はマイアミのTurkish Airlines Lounge 南ターミナル(27点)。24時間・シャワー無料・仮眠ベッドの3点セットは東海岸で唯一
・2位はJFKのAir France Lounge(26点)。ただし21歳以上でないと入れない
・ニューアーク・ラガーディア・フィラデルフィアはラウンジゼロ。Minute Suitesかスパに切り替える
・東海岸の武器はMinute Suites(個室仮眠)7ヶ所。うち6ヶ所は24時間。西海岸には1ヶ所もない
・公式データが空欄でも「何もない」とは限らない。The Club BWIは公式の設備欄が全部空だが、運営会社は食事も酒も無料と明記
・最下位はJFKのLufthansa Business Lounge(14点)。週2日・合計10時間しか開いていない

東海岸で覚えておくことは3つです。ニューヨークはJFK以外あきらめる。マイアミは当たり。乗り継ぎで疲れたらMinute Suitesで1時間寝る。

そして西海岸編と読み比べると、アメリカのプライオリティ・パスの性格がよく分かります。西海岸は「シャワーが有料化しつつある」、東海岸は「そもそも営業時間と入室制限の壁が高い」。どちらも「カードがあるから安心」とは言えません。行く前に、その施設の営業時間と制限を必ず確認してください。

よくある質問

Q. ニューアーク空港(EWR)でプライオリティ・パスは使えますか?

A. ラウンジはありません。使えるのはターミナルCのMinute Suites(24時間営業の個室仮眠室、利用回数1回で1時間)と、ターミナルAのBe Relax Spa(9:00〜21:00)の2ヶ所だけです。ラガーディア空港(LGA)はさらに少なく、ターミナルBのBe Relax Spa(9:00〜19:00)1ヶ所のみです。

Q. JFKでどのラウンジを選ぶべきですか?

A. 第1ターミナルのAir France Loungeです。温かい料理・シャンパンを含むアルコール・無料のシャワーがすべて揃っており、7:00〜24:00と営業時間も長い。ただしカード保持者は21歳以上である必要があります。20歳以下の方が使う場合や午前中の便であれば、第4ターミナルのVirgin Atlantic Clubhouse(5:00〜13:30、シャワーは15米ドル)が選択肢になります。

Q. Minute Suitesとは何ですか?ラウンジと何が違うのですか?

A. 鍵のかかる個室にソファベッドとデスクがある仮眠施設です。プライオリティ・パスの利用回数1回分で1時間使えます。ラウンジのように食事や飲み物が並んでいるわけではなく、目的は睡眠と作業です。東海岸ではJFK(2ヶ所)、ニューアーク、フィラデルフィア、シャーロット(2ヶ所)、ボルチモアの計7ヶ所にあり、ボルチモア以外は24時間営業です。西海岸には1ヶ所もありません。

Q. 東海岸でシャワーを無料で使えるラウンジはどこですか?

A. マイアミのTurkish Airlines Lounge(南ターミナル・北ターミナルの両方)、JFKのAir France LoungeとPrimeclass LoungeとKorean Air Lounge、ワシントン・ダレスのTurkish Airlines Lounge、オーランドのThe Club MCO(ゲート70〜99)の計7ヶ所です。JFKとダレスのVirgin Atlantic Clubhouseは1回15米ドル、シャーロットとピッツバーグのThe Clubは2026年7月1日から有料になりました。

Q. ラウンジに何時間いられますか?

A. 最大3時間が基本です。ただしオーランドのThe Club MCO(両方)とシャーロットのThe Club CLTは2時間30分、オーランドのPlaza Premium Loungeは2時間と短くなっています。入室できるのも「出発予定時刻の3時間前から」が基本で、2時間30分制限の施設は2時間30分前からです。

Q. 子ども連れや未成年でも使えますか?

A. JFKのAir France LoungeとボストンのAir France Lounge は、公式に「カード保持者は21歳以上である必要があります」と明記されているため、20歳以下の方は入れません。それ以外のラウンジに年齢制限の記載はありません。子どもの遊びエリアがあるのは、マイアミのTurkish Airlines Lounge(南ターミナル)、オーランドのThe Club MCO(両方)、シャーロットのThe Club CLTです。

Q. 東海岸と西海岸ではどちらが充実していますか?

A. 用途によります。ラウンジの数は東海岸28ヶ所に対し西海岸17ヶ所で東海岸が多く、個室仮眠室のMinute Suitesは東海岸だけに7ヶ所あります。一方で西海岸には、プライオリティ・パスの年間表彰で世界一に選ばれたEscape Lounge PDX(ポートランド)があり、最高点は西海岸の29点が上回ります。東海岸は「入室制限」と「営業時間の壁」が厳しく、西海岸は「シャワーの有料化」が進んでいる、という違いもあります。

参考にした公式ページ

※料金・営業時間・提供内容は変更されることがあります。渡航前に必ず公式サイトとアプリで最新情報をご確認ください。

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