情報更新日:2026年10月12日
東京都では2020年4月から、自転車に乗る人に「自転車損害賠償保険等」への加入が義務づけられています。
この記事では、個人賠償責任1億円以上・国内の示談交渉つき・本人の死亡後遺障害と入院の補償つきの「本人型」に絞り、1年分の保険料を12で割った月額の安い順に、この記事で比べた商品の中から5商品を選びました。
先に結論(本人型・1年分を一括で払う場合の月額換算)
- この記事で比べた中でいちばん安いのは、ZuttoRide少額短期保険の「サイクルライド保険スタンダード」(通院なし)。年2,654円で、月額換算は約221円。賠償は最大3億円
- 2位は、全日本交通安全協会の「サイクル安心保険」プランB。年2,770円(約231円)で、自転車事故のケガは死亡・後遺障害1,000万円
- 3位は楽天損保、4位はau損保、5位は東京海上日動。月額換算は約274円・約318円・約343円
東京都は自転車保険が義務。比べる条件は4つ
東京都の条例は、自転車を利用する本人と、未成年の子どもが乗る場合の保護者に、他人の生命・身体への賠償に備える保険等への加入を義務づけています。自転車保険のほか、既存の保険の特約で条件を満たす契約もあります。
賠償額は高額になることがあります。11歳の子どもの自転車事故で、約9,500万円の賠償が命じられた判決があります。
この記事の比較条件
- 本人型(ご本人1人が加入するタイプ)
- 個人賠償責任が1億円以上
- 国内の事故で示談交渉サービスつき
- 本人の死亡・後遺障害と、入院の補償つき
月額換算は「1年分を一括で払う場合の年額 ÷ 12」で揃えました。月払がある商品は、月払の額も載せています。補償金額は、自転車事故でケガをした場合の額です。順位は月額換算の安さで決めています。補償の手厚さは、表と各商品の特徴で比べられます。
自転車保険コスパベスト5:比較表
| 順位 | 商品 | 年額(一括) | 月額換算 | 月払 | 賠償責任 | 死亡・後遺障害 | 入院日額 | 通院日額 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ZuttoRide少額短期保険 サイクルライド保険スタンダード(通院なし) | 2,654円 | 約221円 | 246円 | 3億円 | 150万円(死亡・重度障害は300万円) | 3,000円 | なし |
| 2位 | 全日本交通安全協会 サイクル安心保険 プランB | 2,770円 | 約231円 | なし | 1億円 | 1,000万円 | 3,000円 | なし |
| 3位 | 楽天損害保険 楽天サイクル保険 | 3,290円※ | 約274円 | なし | 1億円 | 250万円 | 2,500円 | なし |
| 4位 | au損害保険 Bycle ブロンズコース 本人タイプ | 3,810円 | 約318円 | 340円 | 2億円 | 600万円 | 8,000円 | なし |
| 5位 | 東京海上日動 トータルアシストからだの保険(サイクル)お手軽プラン | 4,120円 | 約343円 | 360円 | 1億円 | 100万円 | 1,500円 | 1,000円 |
※楽天サイクル保険は、2026年11月1日以降に保険が始まる場合の年額です。10月31日までに始まる場合は年3,000円です。
1位〜5位の特徴
1位 サイクルライド保険スタンダード(ZuttoRide少額短期保険)
年2,654円、月払なら月246円です。賠償は最大3億円で、日常生活の事故やご家族の事故も対象です。国内の事故には示談交渉サービスが付きます。
- ケガの補償は、死亡・後遺障害150万円、死亡・重度障害300万円、入院日額3,000円
- 通院ありにすると、年3,354円(月払307円)で、入院日額6,000円・通院日額1,000円
- 申し込みは、ZuttoRide セーフティライド会の無料会員登録から
- 引受は、ZuttoRide少額短期保険株式会社と三井住友海上火災保険株式会社
賠償の額と保険料の安さを両方とりたい人に向いています。
2位 サイクル安心保険 プランB(全日本交通安全協会)
Web申込で年2,770円です(郵送申込は年2,970円)。賠償は1億円で、ご家族全員が対象です。国内の事故には示談交渉サービスが付きます。
- 自転車事故のケガは、死亡・後遺障害1,000万円、入院日額3,000円
- 自転車会員への入会が必要で、年会費30円は年間掛金に含まれる
- 支払いは年払(一時払)のみで、加入後は自動継続
- プランAは年1,770円(月額換算約148円)だが、ケガの補償は死亡・後遺障害50万円のみで、入院の補償はない
死亡・後遺障害の補償を1,000万円まで付けたい人に向いています。
3位 楽天サイクル保険(楽天損害保険)
年3,290円(2026年11月1日以降に保険が始まる場合)で、月額換算は約274円です。賠償は1億円で、国内の事故には示談交渉サービスが付きます。
- ケガの補償は、死亡・後遺障害250万円、入院日額2,500円
- 手術保険金は、入院中25,000円、それ以外12,500円
- 支払いは年払のみ
- 保険料は楽天ポイントで払える(3,290ポイントで保険料3,290円)
楽天ポイントを貯めている人、使いたい人に向いています。
4位 Bycle ブロンズコース(au損害保険)
年3,810円、月払なら月340円です。賠償は2億円で、示談代行サービスが付きます。自転車事故でケガをした場合は、保険金が2倍になります。
- 自転車事故のケガは、死亡・後遺障害600万円、入院日額8,000円。ヘルメット着用中の死亡には100万円
- 自転車以外の交通事故のケガは、死亡・後遺障害300万円、入院日額4,000円
- 自転車ロードサービスが付き、ご希望の場所まで50kmまで無料で搬送。パンクなどは自宅へ出張修理(部品代は自己負担)
- 通院まで補償するシルバーコースは月払560円
ロードサービスも一緒に付けたい人に向いています。
5位 トータルアシストからだの保険(サイクル)お手軽プラン(東京海上日動)
年4,120円、月払なら月360円です。賠償は1億円で、ご家族も対象です。国内の事故には示談交渉サービスが付きます。
- ケガの補償は、死亡・後遺障害100万円、入院日額1,500円、通院日額1,000円
- 自転車事故のほか、交通事故等のケガや熱中症も補償
- 基本プランは年5,010円(月払440円)で、死亡・後遺障害300万円、入院日額2,000円
- 充実プランは年6,010円(月払520円)で、死亡・後遺障害500万円、入院日額3,000円
通院も最初から補償に入れたい人に向いています。
手厚さ重視なら:ドコモ サイクル保険
ドコモのケータイ回線をお持ちの方向けの商品です。個人プランは月500円(夫婦プラン650円、家族プラン870円)です。年に直すと6,000円(月払500円×12か月)で、ベスト5の年額(2,654円〜4,120円)より高くなります。
- 賠償責任は最大5億円で、海外の事故も対象
- 死亡・後遺障害550万円、入院日額3,000円
- お客さまに代わって、スタッフが示談交渉をする
- 引受は東京海上日動火災保険。本人の加入は18歳以上70歳以下
家族で入るなら:家族型の比較
家族型は、配偶者や子どもまで補償が広がります。1社1商品で、月額換算の安い順に並べました。
| 商品 | 年額(一括) | 月額換算 | 月払 | 賠償責任 |
|---|---|---|---|---|
| ZuttoRide少額短期保険 サイクルライド保険スタンダード 家族型(通院なし) | 3,717円 | 約310円 | 336円 | 3億円 |
| 全日本交通安全協会 サイクル安心保険 プランC | 4,660円 | 約388円 | なし | 1億円 |
| au損害保険 Bycle ブロンズコース 家族タイプ | 7,080円 | 約590円 | 650円 | 2億円 |
楽天サイクル保険のファミリープランは年払のみで、年額を12で割った月額換算は約454円からです。
サイクル安心保険のプランCは、ケガの補償が本人1,000万円・入院日額6,000円、家族850万円・入院日額6,000円です(配偶者とその他の親族は同額)。
東京海上日動のトータルアシストからだの保険(サイクル)は、本人型でも賠償は家族が対象です。ケガの補償は本人のみです。
加入前に知っておきたい注意点
- 通院日額の補償があるのは、ベスト5のうち東京海上日動のお手軽プランです。サイクルライド保険とBycleは通院ありのプランに変えると付き、サイクル安心保険には通院の補償がありません
- サイクル安心保険と楽天サイクル保険は、年払のみです
- Bycleの本人タイプは、賠償もご本人のみが対象です
- 示談交渉サービスは、国内の事故が対象です。東京海上日動では、相手が保険会社との直接の話し合いに同意しない場合や、本人に賠償責任がない場合は利用できません
- トータルアシストからだの保険(サイクル)は、同じケガを補償する他の保険や共済がある場合と、被保険者が71歳以上の場合は、新規加入できません
- 仕事中の自転車事故は、個人賠償責任保険の対象になりません
まとめ
同じ条件で比べた5商品の中で、月額換算がいちばん安いのはサイクルライド保険スタンダードの約221円です。ケガの補償を厚くするならサイクル安心保険プランB、楽天ポイントを使うなら楽天サイクル保険、ロードサービスならBycle、通院も付けたいなら東京海上日動が選べます。
よくある質問(FAQ)
Q. 自転車保険は入らないといけませんか?
A. 東京都は2020年4月1日から、自転車を利用する本人に、他人への賠償に備える保険等への加入を義務づけています。未成年の子どもが乗る場合は保護者が対象です。自転車保険のほか、既存の保険の特約で条件を満たす方法もあります。義務の有無は自治体ごとに異なります。
Q. 賠償は1億円で足りますか?
A. 過去には、11歳の子どもの自転車事故で約9,500万円の賠償が命じられた判決があります。1億円は大きな事故の目安になる額です。上限を高くしたい場合は、賠償が3億円のサイクルライド保険スタンダードや、2億円のBycleがあります。
Q. 通院の補償がほしい場合はどれを選べばいいですか?
A. 東京海上日動のトータルアシストからだの保険(サイクル)は、お手軽プランから通院日額1,000円が付きます。サイクルライド保険スタンダードは、通院ありにすると年3,354円(月払307円)で通院日額1,000円です。Bycleは、シルバーコース(月払560円)から通院を補償します。
Q. 月払と年払は、どちらが安いですか?
A. 月払と年払の両方がある商品では、年払(一括払)の方が年額は安くなります。サイクルライド保険スタンダードは年払2,654円・月払の年額2,952円、Bycleブロンズは年払3,810円・月払の年額4,080円、トータルアシストからだの保険(サイクル)お手軽は年払4,120円・月払の年額4,320円です。
Q. 家族も補償されますか?
A. 賠償責任は、サイクルライド保険スタンダード、サイクル安心保険、楽天サイクル保険、トータルアシストからだの保険(サイクル)で、本人型でも家族が対象です。Bycleの本人タイプは本人のみです。ケガの補償は、本人型ではご本人のみが対象です。



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