高速道路の周遊パスは何kmで元が取れる?NEXCO3社の定額プランを料金別に比較

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クレジットカードは20年以上・累計約30枚を実際に発行して使い比べ、投資歴は20年。日商簿記3級。空港ラウンジや割引きっぷといった旅の固定費から、日々の支払い、株主優待まで、公式の一次情報で確かめたことだけを書いています。

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高速道路の周遊パスは、対象エリアの高速道路が決まった料金で乗り降り自由になるETC限定の割引です。NEXCO東日本の「ドラ割」、NEXCO中日本の「速旅」、NEXCO西日本の「みち旅」の3つの窓口で、エリアごとに数多くのプランが売られています。

この記事では、各社の現行プランを1社1プランずつ並べ、「何km走れば元が取れるか」の目安を出しました。通常料金より安くなる走行距離が分かれば、自分の旅行に合うか一目で判断できます。

情報更新日:2026年10月11日

結論:普通車の2日間プランでは、総走行距離200〜400km前後が周遊パスを検討する目安です。

  • 今回掲載した2日間プラン(4,900〜8,700円)は、固定額を含めず1kmあたり約27円で換算すると約180〜320km。1回で連続走行して長距離逓減を受けると、最大で約200〜400kmです
  • 土日祝の休日割引(30%引き)と比べる場合は、同じ換算で約260〜460km。連続走行で長距離逓減を受けると、最大で約310〜600kmです

NEXCO3社の周遊パスは何がある?料金一覧

ここでは、出発エリアの指定がなく、対象エリア内を乗り降り自由で使える代表プランを会社別に並べます。料金はすべてETC利用の定額で、税込の支払い額です。

NEXCO東日本「ドラ割」

プラン日数普通車軽自動車等
東北観光フリーパス 東北6県周遊2日間8,700円7,000円
東北観光フリーパス 東北6県周遊3日間10,700円8,100円
東北観光フリーパス 北東北周遊2日間7,600円6,100円
東北観光フリーパス 南東北周遊2日間6,600円5,300円
北関東周遊フリーパス 周遊プラン2日間6,500円5,000円
北関東周遊フリーパス 周遊プラン3日間7,500円6,000円
新潟観光ドライブパス 新潟・北信濃・会津周遊2日間6,200円4,900円
新潟観光ドライブパス 新潟・北信濃・会津周遊3日間7,600円6,100円
HOKKAIDO LOVE! 道トクふりーぱす2日間8,000円6,400円
HOKKAIDO LOVE! 道トクふりーぱす3日間9,000円7,200円
HOKKAIDO LOVE! 道トクふりーぱす4日間10,700円8,100円
HOKKAIDO LOVE! 道トクふりーぱす5日間11,700円9,200円
HOKKAIDO LOVE! 道トクふりーぱす6日間12,700円10,200円
HOKKAIDO LOVE! 道トクふりーぱす7日間13,700円11,200円
千葉ぐるっとパス2日間4,200円3,400円

NEXCO中日本「速旅」

プラン日数普通車軽自動車等
岐阜県周遊ドライブプラン2026 Aプラン(岐阜県内)1日間4,300円3,400円
岐阜県周遊ドライブプラン2026 Aプラン(岐阜県内)2日間4,900円3,900円

NEXCO東日本・NEXCO中日本 共同「信州めぐりフリーパス」

プラン日数普通車軽自動車等
信州めぐりフリーパス2026 周遊プラン(長野県内)2日間5,600円4,600円

NEXCO西日本「みち旅」

プラン日数普通車軽自動車等
関西エリア周遊ドライブパス(京都・兵庫/和歌山・奈良)2日間6,300円5,000円
ぶらり中国ドライブパス2日間8,000円6,400円
ぶらり中国ドライブパス3日間9,100円7,300円
四国周遊ドライブパス2日間6,300円5,000円
四国周遊ドライブパス3日間7,200円5,800円
ぎゅぎゅっと九州まんきつドライブパス 北部九州2日間5,600円4,500円
ぎゅぎゅっと九州まんきつドライブパス 西部九州2日間5,900円4,700円
ぎゅぎゅっと九州まんきつドライブパス 南部九州2日間6,300円5,000円
ぎゅぎゅっと九州まんきつドライブパス 九州全域3日間8,400円6,700円
ぎゅぎゅっと九州まんきつドライブパス 九州全域4日間10,600円8,500円

何km走れば元が取れる?プラン別の損益分岐

地方部の普通車の通常料金は、「(24.6円×距離+150円)×1.1」で決まります。1kmあたり約27円で、乗るたびに165円が加わります。

走行距離が100kmを超えると、長距離逓減が入ります。100〜200kmの部分は25%引き、200kmを超える部分は30%引きです。そのため、元が取れる距離は、固定額と長距離逓減を考えない単純換算の値(小さい側)から、1回で連続走行して長距離逓減を受ける場合の値(大きい側)の2つを並べました。実際の損益分岐は、乗り降りが多いほどこれより短くなります。

土日祝は地方部の料金が30%引きになる休日割引があります(交通混雑期は対象外)。割引後は1kmあたり約19円なので、元が取れる距離は約1.4〜1.5倍に伸びます。

会社プラン普通車料金通常料金で元が取れる距離(目安)休日割引後で元が取れる距離(目安)
NEXCO東日本東北6県周遊 2日間8,700円約320〜400km約460〜600km
NEXCO東日本東北6県周遊 3日間10,700円約395〜505km約565〜750km
NEXCO東日本北東北周遊 2日間7,600円約280〜345km約400〜515km
NEXCO東日本南東北周遊 2日間6,600円約245〜290km約350〜440km
NEXCO東日本北関東周遊 2日間6,500円約240〜285km約345〜430km
NEXCO東日本北関東周遊 3日間7,500円約275〜335km約395〜510km
NEXCO東日本新潟・北信濃・会津周遊 2日間6,200円約230〜270km約325〜410km
NEXCO東日本新潟・北信濃・会津周遊 3日間7,600円約280〜345km約400〜515km
NEXCO東日本道トクふりーぱす 2日間8,000円約295〜365km約420〜545km
NEXCO東日本道トクふりーぱす 3日間9,000円約335〜415km約475〜620km
NEXCO東日本道トクふりーぱす 4日間10,700円約395〜505km約565〜750km
NEXCO東日本道トクふりーぱす 5日間11,700円約430〜560km約620〜825km
NEXCO東日本道トクふりーぱす 6日間12,700円約470〜610km約670〜900km
NEXCO東日本道トクふりーぱす 7日間13,700円約505〜665km約725〜975km
NEXCO東日本・中日本共同信州めぐりフリーパス 周遊プラン 2日間5,600円約205〜235km約295〜365km
NEXCO中日本岐阜県周遊ドライブプラン A 1日間4,300円約160〜170km約225〜265km
NEXCO中日本岐阜県周遊ドライブプラン A 2日間4,900円約180〜200km約260〜310km
NEXCO西日本関西エリア周遊 2日間6,300円約235〜275km約335〜415km
NEXCO西日本ぶらり中国 2日間8,000円約295〜365km約420〜545km
NEXCO西日本ぶらり中国 3日間9,100円約335〜420km約480〜630km
NEXCO西日本四国周遊 2日間6,300円約235〜275km約335〜415km
NEXCO西日本四国周遊 3日間7,200円約265〜320km約380〜485km
NEXCO西日本ぎゅぎゅっと九州 北部 2日間5,600円約205〜235km約295〜365km
NEXCO西日本ぎゅぎゅっと九州 西部 2日間5,900円約220〜255km約310〜385km
NEXCO西日本ぎゅぎゅっと九州 南部 2日間6,300円約235〜275km約335〜415km
NEXCO西日本ぎゅぎゅっと九州 全域 3日間8,400円約310〜385km約445〜575km
NEXCO西日本ぎゅぎゅっと九州 全域 4日間10,600円約390〜500km約560〜740km

距離の小さい側は、プラン料金を1kmあたり約27.06円(休日割引後は約18.94円)で割った単純換算の値で、乗車ごとの165円と長距離逓減は考えていません。大きい側は、1回で連続走行して長距離逓減を受けた場合の値です。乗り降りのたびに165円が加わるため、乗り降りが多いほど距離は短くなります。

千葉ぐるっとパスは通常料金との差が公式例で分かる

千葉ぐるっとパス(普通車4,200円)の公式例では、通常料金7,150円との差が2,950円です。南房総・成田方面を周遊する人は、日帰りでも差が出ます。

3社の周遊パスの違い

NEXCO東日本「ドラ割」:エリアとセットプランが最も多い

東北・北関東・新潟・北海道・千葉などの通常プランに加え、宿泊・レンタカー・アウトレットとのセットプランがあります。申し込みはドラぷらで、高速道路の利用開始まで受け付けています。

道トクふりーぱすの2026年度A期間は、12月6日までです。首都圏から出発する人向けに、首都圏発着プランもあります。北関東は2日間7,500円・3日間8,500円、東北6県は3日間16,000円です。

NEXCO中日本「速旅」:岐阜に強く、信州は東日本と共同

信州めぐりフリーパスは、NEXCO東日本とNEXCO中日本の共同企画で、ドラぷらと速旅の両方で案内されています。首都圏出発(2日間8,700円・3日間9,700円)、名古屋出発(2日間10,000円・3日間11,000円)、長野県内周遊(2日間5,600円)の3タイプです。実施期間は2027年3月31日までです。

岐阜県周遊ドライブプランは、実施期間が2027年2月28日までです。岐阜県内だけのAプランのほか、長野・三河・滋賀・北陸とつなぐB〜Dプランがあります。申し込みには速旅の会員登録(無料)が必要です。

NEXCO西日本「みち旅」:関西・中国・四国・九州をカバー

2026年度の通常プランは、年間を通して販売されています。出発の1か月前から申し込みでき、変更・解約は利用開始日の23時59分までできます。

本州から四国への往復がセットの「四国まるごとドライブパス」もあります。山陰・鳥取・島根の地域プランや、観光施設とのセットプランも用意されています。

申し込みの流れ

  1. 対象エリアと日数を決め、通常料金を高速料金検索で調べる
  2. ETCカードの番号を用意して、各社のサイトから申し込む(東日本はドラぷら、中日本は速旅、西日本はみち旅)
  3. 申し込んだETCカードを車載器に挿して走る
  4. 走行後に、プラン料金がETCカードに一括請求される

ETCレーンの料金表示器には、通常料金が表示されます。プランの料金は請求時に適用されます。

周遊パスが向く人・向かない人

向く人

  • 対象エリア内で、2日間に200km以上を走る予定がある人
  • 観光地を何か所もまわり、乗り降りを繰り返す人
  • 平日に走る人(休日割引の対象外で、通常料金との差が出やすい)
  • レンタカーや宿泊とセットで、料金をまとめたい人

向かない人

  • 走行距離が目安より短い人。通常料金やETC割引のほうが安くなります
  • 土日祝に長距離を走る人。休日割引後の距離が元が取れるラインです

申し込み前の注意点

  • 除外日:混雑期は割引の対象外です。西日本のドライブパスの2026年度の除外日は、ゴールデンウィーク(4/24〜5/7)、お盆(8/7〜8/16)、シルバーウィーク(9/19〜9/23)、年末年始(12/26〜1/4)、3連休(7/18〜7/20、10/10〜10/12、11/21〜11/23、1/9〜1/11、3/20〜3/22)です。中日本の速旅は、信州めぐりフリーパスがゴールデンウィーク・お盆・シルバーウィーク・年末年始と3連休、岐阜県周遊ドライブプランがお盆・シルバーウィーク・年末年始と3連休です。東日本は、プランごとに申込ページで公表しています。
  • 返金なし:走行額がプラン料金に満たなくても、プラン料金が請求されます。通行止めで走れなくても返金はありません。
  • 申込回数:西日本は同じETCカードで、プランごとに年4回までです。中日本の岐阜プランは各プラン5回までです。
  • 車両・カード:途中でETCカードや車両は変えられません。
  • 対象外の区間:エリア外の区間や、一部の有料道路(東京湾アクアライン、第二みちのく有料道路、本州四国連絡高速道路など)は別料金です。
  • 損益分岐の目安:表の距離は、プラン料金、乗り降りの回数、休日割引の有無で変わります。乗り降りが多いほど短くなる場合があります。旅行予定のIC間を高速料金検索で合計して、プラン料金と見比べてください。
  • 他の割引との関係:東日本のプランが適用された走行は、平日朝夕割引の対象外です。区間や時間帯によっては、ETC時間帯割引のほうが安い場合があります。
  • 同じ日の重複:中日本の速旅では、同じ利用日に別のドライブプランを重ねて申し込めません。

まとめ

普通車の2日間プランでは、総走行距離200〜400km前後が周遊パスを検討する目安です。距離の目安は「プラン料金÷約27円」、土日祝の休日割引と比べる場合は「プラン料金÷約19円」です。

東北6県周遊(2日間)は約320〜400km、信州の周遊プランは約205〜235km、岐阜県内のAプラン(1日間)は約160〜170kmが、通常料金で元が取れる距離です。申し込み前に、高速料金検索で通常料金を調べて見比べてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 周遊パスは、軽自動車でも使えますか?

A. 使えます。ETC利用の軽自動車等(二輪車を含む)の料金が別に設定されています。たとえば東北6県周遊の2日間は、普通車8,700円・軽自動車等7,000円です。

Q. 走った額がプラン料金より安い場合、差額は戻りますか?

A. 戻りません。走行額がプラン料金に満たなくても、プラン料金が請求されます。西日本のぶらり中国ドライブパスは、通行止めでも差額は返金されません。

Q. 土日祝は、休日割引と周遊パスのどちらが安いですか?

A. 休日割引は、地方部の土日祝に30%引きです(交通混雑期や大都市部の区間などは対象外)。休日割引後は、2日間8,700円の東北6県周遊で約460〜600km走って元が取れます。走る距離が短ければ休日割引のほうが安くなります。

Q. 申し込みはいつまでにすればいいですか?

A. 東日本は高速道路の利用開始まで、中日本は出発日の最初の出口ICを通過する前までです。西日本は出発の1か月前から申し込めて、利用開始前までに手続きします。

Q. 3連休やお盆にも使えますか?

A. 混雑期は対象外です。西日本のドライブパスは2026年度、ゴールデンウィーク・お盆・シルバーウィーク・年末年始に加え、3連休(10/10〜10/12、11/21〜11/23、1/9〜1/11、3/20〜3/22)が除外日です。中日本の速旅も、お盆・シルバーウィーク・年末年始と3連休が除外日です。

Q. 東京から行く場合、どのプランを選べばいいですか?

A. 首都圏発着のプランを選びます。北関東は2日間7,500円、信州(首都圏出発)は2日間8,700円、東北6県は3日間16,000円です。出発地から周遊エリアまでの往復が含まれるので、往復の通常料金と比べます。

公式情報の出典

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