【2026年】アメリカ西海岸のプライオリティパス ラウンジ17選ランキング|LAXに無料ラウンジはゼロ、シャワー有料化の実態を30点満点で採点

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日本からアメリカ西海岸へ行くとき、いちばん多く使われる空港はロサンゼルス国際空港(LAX)です。ところがこのLAX、プライオリティ・パスで無料で入れるラウンジがひとつもありません。

唯一のラウンジは追加料金35米ドル。しかも払ったうえで年間の無料利用回数も1回消費されます。「ラウンジがあるから大丈夫」と思って行くと、確実にがっかりします。

この記事では、アメリカ西海岸10空港のプライオリティ・パス対象施設38ヶ所をすべて洗い出し、そのうち追加料金なしで入れるラウンジ17ヶ所を30点満点で採点してランキングにしました。根拠はプライオリティ・パス公式サイトと、各ラウンジ運営会社の公式サイトです。

先に結論を4つ書きます。
・1位はポートランドの「Escape Lounge PDX」(29点)。プライオリティ・パスの年間表彰で世界一(Lounge of the Year グローバル優勝)に選ばれたラウンジです
・LAXに無料で入れるラウンジはゼロ。代わりにゲームセンターとスパが4ヶ所あります
・2026年7月1日から「The Club」系ラウンジのシャワーが有料化。西海岸でシャワーが無料なのは、もう3ヶ所だけです
・サンフランシスコのVirgin Atlantic Clubhouseは1日5時間半しか入れません。しかも午前と夜の2分割です

  1. まず全体像:西海岸10空港・38施設の内訳
  2. ランキングの採点方法:6つの軸を5点ずつ、30点満点
  3. 全17ラウンジの採点表
  4. 【1位】ポートランド Escape Lounge PDX(コンコースD)|29点
    1. ここが強い
    2. ここが弱い
  5. 【2位】シアトル The Club SEA(南サテライト)|27点
    1. ここが強い
    2. ここが弱い
  6. 【3位】サンフランシスコ The Club SFO(ターミナル1)|25点
    1. ここが強い
    2. ここが弱い
  7. 【4位】ラスベガス The Club LAS(ターミナル3)|25点
    1. ここが強い
    2. ここが弱い
  8. 【5位】サンノゼ The Club SJC(ゲートA15)|25点
    1. ここが強い
    2. ここが弱い
  9. 【6位】オークランド Escape Lounges(ターミナル1)|25点
    1. ここが強い
    2. ここが弱い
  10. 【7位】シアトル The Club SEA(コンコースA)|25点
    1. ここが強い
    2. ここが弱い
  11. 【8位〜13位】条件つきで使える6ヶ所
    1. 【8位】ラスベガス The Club LAS(ターミナル1)|24点
    2. 【9位】サクラメント Escape Lounges(ターミナルA)|24点
    3. 【10位】サクラメント Escape Lounges(ターミナルB)|24点
    4. 【11位】オンタリオ Aspire Lounge(ターミナル2)|24点
    5. 【12位】サンディエゴ Aspire Lounge(ターミナル2)|22点
    6. 【13位】サンノゼ The Club SJC(ゲートA8)|22点
  12. 【14位〜17位】正直おすすめしない4ヶ所
    1. 【14位】サンフランシスコ Golden Gate Lounge(国際線ターミナルA)|20点
    2. 【15位】オンタリオ Aspire Lounge(ターミナル4)|20点
    3. 【16位】サンフランシスコ China Airlines Lounge(国際線ターミナルA)|19点
    4. 【17位】サンフランシスコ Virgin Atlantic Clubhouse(国際線ターミナルA)|17点
  13. 【重要】2026年7月からシャワーが有料化された
  14. 【要注意】ロサンゼルス(LAX)に無料で入れるラウンジはない
    1. Virgin Atlantic Clubhouse LAXの条件は厳しい
  15. ラウンジ以外の使い道:レストラン28米ドル、スパ、ゲーム
    1. レストラン枠:1人28米ドルの割引
    2. スパ枠:ラスベガスが最も高額
  16. 空港別クイックリファレンス
  17. 使う前に知っておきたい7つのこと
  18. まとめ
  19. よくある質問
  20. 参考にした公式ページ
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まず全体像:西海岸10空港・38施設の内訳

プライオリティ・パスの対象施設は「ラウンジ」だけではありません。レストラン、スパ、ゲームセンターも含まれます。西海岸の内訳はこうなっています。

空港 ラウンジ レストラン スパ その他 合計
ロサンゼルス(LAX) 1
※全て追加料金
0 2 2 5
サンフランシスコ(SFO) 5
※うち1つ追加料金
3 0 0 8
ラスベガス(LAS) 2 0 5 0 7
シアトル(SEA) 2 4 0 0 6
サンディエゴ(SAN) 1 1 1 0 3
サンノゼ(SJC) 2 0 0 0 2
オンタリオ(ONT) 2 0 0 0 2
サクラメント(SMF) 2 0 0 0 2
ポートランド(PDX) 1 1 0 0 2
オークランド(OAK) 1 0 0 0 1
合計 19 9 8 2 38

出典:プライオリティ・パス公式サイト 各空港ページ(2026年9月時点)

ラウンジ19ヶ所のうち2ヶ所は「追加料金あり」です。LAXのVirgin Atlantic Clubhouse(35米ドル)と、サンフランシスコのAlaska Lounge(15米ドル)。どちらも追加料金を払ったうえで、年間の無料利用回数も1回消費されます。この2つを除いた17ヶ所がこの記事のランキング対象です。

ランキングの採点方法:6つの軸を5点ずつ、30点満点

このシリーズ共通の採点方法です。誰が採点しても同じ順位になるように、基準をすべて公開します。

軸 5点 4点 3点 2点 1点
食事 運営会社が「調理した温かい料理が無料」と明記 運営会社が「食事は無料」と明記(内容の記載なし) 軽食・冷菜が中心という情報 パンやヨーグルト程度 記載なし
アルコール 標準アルコールが追加料金なし 標準は無料だがカクテル等は有料 アルコール自体に追加料金の記載 ― 記載なし
ドリンク ソフトドリンクが追加料金なし ― ― ― 記載なし
設備 シャワーが追加料金なし ― シャワーはあるが有料 シャワーなし。独自設備(子どもエリア・印刷・iPadなど)の記載あり シャワーなし。独自設備の記載もなし
時間条件 1日18時間以上 15〜18時間 12〜15時間 8〜12時間 8時間未満
使いやすさ 基礎3点(保安検査後にある)。加点:他ターミナルからも行きやすい/場所がゲート番号で特定できる。減点:国内線専用、当日搭乗券の航空会社指定、乗り物での移動が必須、年齢制限

同点だった場合のルール(上から順に適用)
①設備(シャワーが無料か) ②営業時間の実数 ③食事 ④使いやすさ

全17ラウンジの採点表

順位 ラウンジ 空港・場所 食 酒 飲 設 時 使 合計
1 Escape Lounge PDX ポートランド/コンコースD 5 5 5 5 5 4 29
2 The Club SEA シアトル/南サテライト 4 5 5 5 5 3 27
3 The Club SFO サンフランシスコ/ターミナル1 4 5 5 3 3 5 25
4 The Club LAS ラスベガス/ターミナル3 4 5 5 3 4 4 25
5 The Club SJC A15 サンノゼ/ゲートA15 4 5 5 3 4 4 25
6 Escape Lounges オークランド/ターミナル1 5 5 5 2 4 4 25
7 The Club SEA シアトル/コンコースA 4 5 5 1 5 5 25
8 The Club LAS ラスベガス/ターミナル1 4 5 5 3 4 3 24
9 Escape Lounges サクラメント/ターミナルA 5 5 5 2 3 4 24
10 Escape Lounges サクラメント/ターミナルB 5 5 5 2 3 4 24
11 Aspire Lounge オンタリオ/ターミナル2 5 4 5 1 5 4 24
12 Aspire Lounge サンディエゴ/ターミナル2 3 3 5 3 4 4 22
13 The Club SJC A8 サンノゼ/ゲートA8 4 5 5 3 1 4 22
14 Golden Gate Lounge サンフランシスコ/国際線A 3 4 5 2 3 3 20
15 Aspire Lounge オンタリオ/ターミナル4 5 4 5 1 3 2 20
16 China Airlines Lounge サンフランシスコ/国際線A 3 4 5 1 3 3 19
17 Virgin Atlantic Clubhouse サンフランシスコ/国際線A 2 4 5 3 1 2 17

1位29点と最下位17点で、12点差がつきました。ベトナム編(1位24点〜9位20点で4点差)やハワイ編と違い、西海岸は当たり外れがはっきりしています。同じ都市でもターミナルが違うだけで別物です。「どこでも似たようなもの」という前提で行くと損をします。

【1位】ポートランド Escape Lounge PDX(コンコースD)|29点

食事5/アルコール5/ドリンク5/設備5/時間条件5/使いやすさ4=29点

項目 内容
場所 コンコースD、ゲートD8とD10の間(保安検査後)
営業時間 毎日 4:30〜24:00
最大滞在 3時間(出発予定時刻の3時間前から入室可)
食事 シェフが作る出来たての料理が無料(地元食材を使用)
アルコール ビール・ワイン・スピリッツが無料(21歳以上)。高級銘柄のみ有料
シャワー あり・追加料金なし
その他 Wi-Fi、充電、印刷/スキャン/コピー、新聞雑誌、テレビ、バリアフリー
服装規定 スマートカジュアル(終日)
当日料金の目安 30米ドル〜

ここが強い

プライオリティ・パスの年間表彰で「Lounge of the Year」のグローバル優勝を獲得しています。公式サイトの施設ページに受賞バッジが表示されている、西海岸で唯一のラウンジです。世界中に1,700以上ある対象施設のなかで頂点に立ったということです。

採点上の強さはシャワーが無料で使えること。あとで詳しく書きますが、西海岸ではシャワーの有料化が進んでいて、追加料金なしで浴びられるのは17ヶ所のうち3ヶ所だけです。長距離フライトの乗り継ぎでこれは大きい。

食事も強い。運営会社のEscape Loungesは「シェフが地元食材で作る出来たての料理を無料で提供」と明記しています。営業時間も1日19時間半と長く、朝4時半から使えます。

ここが弱い

コンコースDにしかありません。ポートランドは日本からの直行便がある空港ではないので、そもそも乗り継ぎで通る人向けです。また服装規定がスマートカジュアルで、短パンは「仕立ての良いもの・適切な丈」が条件です。西海岸のラウンジの多くは服装規定なしなので、ここだけ少し気を使います。

【2位】シアトル The Club SEA(南サテライト)|27点

食事4/アルコール5/ドリンク5/設備5/時間条件5/使いやすさ3=27点

項目 内容
場所 南サテライト、ゲートS9の上(中2階)。コンコース階のエレベーターで1つ上
営業時間 毎日 6:00〜翌1:30
最大滞在 公式に記載なし(出発予定時刻の3時間前から入室可)
食事 食事・ジュース・ソフトドリンク・アルコールが無料
アルコール 無料(21歳以上)
シャワー あり・追加料金なし(先着順)
当日料金の目安 60米ドル

ここが強い

「The Club」系で、西海岸でシャワーが無料のまま残っている唯一のラウンジです。後述するとおり、The Clubはラスベガスとサンノゼで2026年7月からシャワーを有料化し、サンフランシスコは以前から25米ドルを取っています。そのなかでシアトル南サテライトだけが無料のままです。

営業時間も毎日19時間半と長く、深夜1時30分まで開いています。日本行きの便は夕方から夜の出発が多いので、この閉店時間の遅さは実用的です。南サテライトは国際線が発着するエリアなので、成田・羽田行きに乗る人はここを使うことになります。

ここが弱い

南サテライトへは地下の電車(サテライト・トランジット)で移動する必要があります。歩いては行けません。搭乗ゲートが南サテライト以外の場合、わざわざ電車で往復することになるので現実的ではありません。使いやすさを3点にしたのはこの理由です。

【3位】サンフランシスコ The Club SFO(ターミナル1)|25点

食事4/アルコール5/ドリンク5/設備3/時間条件3/使いやすさ5=25点

項目 内容
場所 ターミナル1(コンコースB)、ゲートB4の右側
営業時間 毎日 4:30〜23:30
最大滞在 2時間30分(出発予定時刻の2時間30分前から入室可)
食事 食事が無料。サラダやアジア風のチキン料理など
アルコール 無料。バーテンダーがいてカクテルも作ってもらえる
シャワー あり。30分あたり25米ドルの追加料金
その他 子どもの遊びエリア、静かなエリア、滑走路の眺め
当日料金の目安 80米ドル

ここが強い

国際線ターミナルAからも保安検査を通過したあと徒歩5分で行けます。これは公式サイトに明記されている案内です。SFOの他の3ラウンジは全部「国際線ターミナルAのコンコースA」に固まっていて条件が厳しいので、ターミナル1にあるのに国際線からも使えるThe Club SFOは実質的にSFOの本命です。

子ども向けの遊びエリアがある点も、西海岸では珍しい設備です。バーテンダーが常駐していてカクテルを作ってもらえるのも、セルフサービスのラウンジが多いなかでは差になります。

ここが弱い

最大滞在2時間30分は西海岸で最短です。そして入室できるのも出発の2時間30分前から。他の多くが3時間なので、ここだけ30分短い。早めに空港に着いて長く休む、という使い方はできません。

そしてシャワーは30分25米ドル。西海岸のシャワー有料組のなかでも最高額です。

【4位】ラスベガス The Club LAS(ターミナル3)|25点

食事4/アルコール5/ドリンク5/設備3/時間条件4/使いやすさ4=25点

項目 内容
場所 ターミナル3、ゲートE2の向かい側
営業時間 毎日 5:00〜24:00
最大滞在 3時間(出発予定時刻の3時間前から入室可)
食事 食事・ジュース・ソフトドリンク・アルコールが無料
シャワー あり。1回20米ドルの追加料金
その他 iPad/タブレットの貸し出し
混雑 公式に「毎日16:00〜22:00は入室制限の可能性」と記載
当日料金の目安 60米ドル

ここが強い

ターミナル3はラスベガスの国際線ターミナルです。日本からの直行便が発着するのはこちら。ゲートE2の向かいという分かりやすい場所にあり、朝5時から深夜0時まで19時間開いています。

ここが弱い

公式サイトが「毎日16時から22時は入室制限の可能性がある」と明記しています。日本行きの便は夕方以降が多いので、まさにその時間帯とかぶります。混んでいて入れないことを前提に、代替プラン(ターミナル3のレストランなど)を持っておくのが安全です。

【5位】サンノゼ The Club SJC(ゲートA15)|25点

食事4/アルコール5/ドリンク5/設備3/時間条件4/使いやすさ4=25点

項目 内容
場所 ターミナルA 3階、ゲート15の向かい側
営業時間 毎日 5:00〜22:00
最大滞在 公式に記載なし(出発予定時刻の3時間前から入室可)
食事 食事・ジュース・ソフトドリンク・アルコールが無料
シャワー あり。30分あたり25米ドルの追加料金
当日料金の目安 60米ドル

ここが強い

サンノゼには同じThe Clubが2ヶ所ありますが、A15のほうは22時まで開いています。もう一方のA8が昼12時30分で閉まってしまうので、実質的にサンノゼで使えるのはこちらです。シリコンバレー方面の出張で夕方以降の便に乗るなら、A15一択になります。

ここが弱い

2026年7月1日からシャワーが有料になりました。30分25米ドル。それまでは無料だったので、これは実質的な改悪です。

【6位】オークランド Escape Lounges(ターミナル1)|25点

食事5/アルコール5/ドリンク5/設備2/時間条件4/使いやすさ4=25点

項目 内容
場所 ターミナル1
営業時間 月火土日 4:00〜20:00/水木金 4:00〜21:00
食事 シェフが作る温かい料理と冷たい料理が無料(地元食材を使用)
アルコール ビール・ワイン・スピリッツが無料。高級銘柄のみ有料
シャワー なし
その他 Wi-Fi、充電、印刷/スキャン/コピー
ラストオーダー 食事と飲み物の提供は閉店30分前まで
当日料金の目安 事前予約45米ドル/当日60米ドル

ここが強い

食事の質はポートランドと同じEscape Loungesの基準です。シェフが調理する温かい料理が無料。この記事の17ヶ所のなかで、運営会社が「温かい料理を無料提供」と明記しているのはEscape Lounges系(ポートランド・オークランド・サクラメント2ヶ所)とAspire系(オンタリオ2ヶ所)だけです。

朝4時から開いているのも、早朝便が多いオークランドでは実用的です。

ここが弱い

シャワーがありません。そして閉店時間が20時か21時と早め。曜日によって1時間ずれるので、水木金以外は20時で閉まります。食事の提供は閉店30分前で終わるので、実質のラストオーダーは19時30分です。

【7位】シアトル The Club SEA(コンコースA)|25点

食事4/アルコール5/ドリンク5/設備1/時間条件5/使いやすさ5=25点

項目 内容
場所 コンコースA、ゲートA11の向かい側
営業時間 毎日 5:00〜翌1:30
最大滞在 公式に記載なし(出発予定時刻の3時間前から入室可)
食事 食事・ジュース・ソフトドリンク・アルコールが無料
シャワー なし
当日料金の目安 50米ドル

ここが強い

場所の便利さは17ヶ所で最高クラスです。コンコースAはシアトルのメインターミナルに直結していて、電車に乗らずに歩いて行けます。しかも数分おきに走る電車で全コンコースへ移動できる位置にあります。営業時間も毎日20時間半と長い。

ここが弱い

シャワーがなく、独自の設備の記載もありません。同点ルールの1番目が「シャワーが無料か」なので、25点の5ヶ所のなかでは最下位になりました。ただしシャワーが要らない人にとっては、実質的にシアトルで一番使いやすいラウンジです。乗り継ぎ時間が短いときは南サテライトより断然こちらを選ぶべきです。

【8位〜13位】条件つきで使える6ヶ所

【8位】ラスベガス The Club LAS(ターミナル1)|24点

食事4/アルコール5/ドリンク5/設備3/時間条件4/使いやすさ3=24点

ターミナル1のDゲート、ゲートD33の近く。毎日5:00〜23:30。食事とアルコールは無料、シャワーは1回20米ドルです。

弱点が2つあります。ひとつは2歳未満の子どもが入室できないこと。この記事の17ヶ所で、乳児の入室を明確に断っているのはここだけです。もうひとつはターミナル3から行く場合、レッドラインのシャトルトレインで移動が必要なこと。日本からの直行便はターミナル3発着なので、わざわざ行くほどの場所ではありません。国内線乗り継ぎでターミナル1を使う人向けです。

また公式サイトに「毎日11時から16時は入室制限の可能性」と記載があります。

【9位】サクラメント Escape Lounges(ターミナルA)|24点

食事5/アルコール5/ドリンク5/設備2/時間条件3/使いやすさ4=24点

ゲート10の近く。木曜と金曜だけ22時まで、それ以外は20時で閉店します。食事はEscape Loungesの基準で、シェフが作る料理が無料。アルコールも無料。ただしシャワーはありません。服装規定はスマートカジュアルです。

食事と飲み物の提供は閉店30分前で終わります。

【10位】サクラメント Escape Lounges(ターミナルB)|24点

食事5/アルコール5/ドリンク5/設備2/時間条件3/使いやすさ4=24点

同じサクラメントのターミナルB側。内容はターミナルAとほぼ同じですが、営業時間が水木金は21時まで、それ以外は20時まで。ターミナルAのほうが木金に2時間長く開いているぶん、同点ルールの「営業時間の実数」で1つ下になりました。

※サクラメントの営業時間は、プライオリティ・パス公式と運営会社Escape Loungesの公式サイトで1時間ほど食い違っています。ここでは運営会社の記載を採用しました。

【11位】オンタリオ Aspire Lounge(ターミナル2)|24点

食事5/アルコール4/ドリンク5/設備1/時間条件5/使いやすさ4=24点

ロサンゼルス東郊のオンタリオ国際空港。毎日5:00〜24:00と19時間開いていて、西海岸でもトップクラスに長いです。最大滞在は3時間。

運営会社のAspireは「温かい食事とスナック、ソフトドリンクとアルコールを無料で提供」と明記しています。ただしシャンパン・プロセッコ・カクテル・高級料理は別料金なので、アルコールは4点にしました。シャワーはありません。

【12位】サンディエゴ Aspire Lounge(ターミナル2)|22点

食事3/アルコール3/ドリンク5/設備3/時間条件4/使いやすさ4=22点

サンディエゴ国際空港でプライオリティ・パスが使える唯一のラウンジです。毎日5:00〜22:00、最大滞在3時間。

採点が伸びなかった理由は2つあります。運営会社の案内が「ドリンクとスナックは完全無料」という書き方で、温かい食事の明記がないこと。そしてプライオリティ・パス公式の設備データで、アルコールに「追加料金が必要」のフラグが立っていることです。運営会社側も「シャンパン・プロセッコ・カクテル・高級料理は別料金」としています。シャワーは「追加料金がかかる場合があります。到着時にスタッフにお尋ねください」という案内で、無料とは書かれていません。

【13位】サンノゼ The Club SJC(ゲートA8)|22点

食事4/アルコール5/ドリンク5/設備3/時間条件1/使いやすさ4=22点

ターミナルAのメインレベル、ゲート8の向かい側。中身はA15とほぼ同じで、11時までは温かい朝食、その後は終日スナックと小皿料理という運営です。シャワーは30分25米ドル。

致命的なのは営業時間です。毎日5:00〜12:30で、1日7時間30分しか開いていません。17ヶ所で最短です。昼過ぎ以降の便に乗る人はまったく使えません。

ゲートA8の営業時間は、公式サイト内で表記が割れています。プライオリティ・パスの施設詳細ページには「毎日 5:00〜18:30」と書かれていますが、同じサイトの空港ページの一覧表示と、運営会社The Clubの公式サイトはどちらも「5:00〜12:30」です。2対1で12:30を採用しましたが、ここを当てにした旅程は組まないでください。

【14位〜17位】正直おすすめしない4ヶ所

【14位】サンフランシスコ Golden Gate Lounge(国際線ターミナルA)|20点

食事3/アルコール4/ドリンク5/設備2/時間条件3/使いやすさ3=20点

国際線ターミナルAの4階。保安検査を通過して最初の角を左折すると右側にあります。毎日7:00〜23:30、最大滞在3時間。

食事はシャルキュトリー、チーズ、パン、クラッカーが中心のセルフビュッフェで、ときどきミートボールなど温かいものが出る程度。お酒はビール・ワイン・スピリッツのセルフサービスで、バーテンダーはいません。シャワーなし。

そして公式サイトが「毎日11時〜13時と17時〜22時30分は入室制限の可能性がある」と明記しています。日本行きの便の時間帯とほぼ完全にかぶります。

【15位】オンタリオ Aspire Lounge(ターミナル4)|20点

食事5/アルコール4/ドリンク5/設備1/時間条件3/使いやすさ2=20点

中身はターミナル2のAspireと同じで悪くありません。問題は使える人が限られることです。

このラウンジは「国内線利用者専用」です。プライオリティ・パス公式の対象旅客区分が「DOMESTIC」のみになっています。国際線に乗る人は使えません。西海岸17ヶ所で、この制限があるのはここだけです。

さらに火曜と木曜だけ18時で閉店します(他の曜日は23時まで)。曜日で5時間も違うのは、旅程を組むうえでかなり扱いにくい条件です。

【16位】サンフランシスコ China Airlines Lounge(国際線ターミナルA)|19点

食事3/アルコール4/ドリンク5/設備1/時間条件3/使いやすさ3=19点

国際線ターミナルAの4階、ゲートA1の近く。保安検査場Aを通過して左折です。毎日9:00〜23:00、最大滞在3時間と公式に明記されています。

中華航空のラウンジなので、お粥やチキンなど中華のビュッフェが出るという情報があります。ただしプライオリティ・パス公式の設備一覧では、食事に関する項目がひとつも「あり」になっていません。設備の記載も17ヶ所でいちばん薄く、テレビも新聞雑誌もシャワーもなしです。

公式サイトは「特に毎日18時から翌0時30分は入室制限の可能性がある」としています。

【17位】サンフランシスコ Virgin Atlantic Clubhouse(国際線ターミナルA)|17点

食事2/アルコール4/ドリンク5/設備3/時間条件1/使いやすさ2=17点

1日に5時間30分しか入れません。しかも2分割です。
プライオリティ・パス公式の記載は「毎日 9:00〜12:00、および 21:30〜23:30」。そして「カード保持者はこの時間帯以外は入室できません」と明記されています。空港ページの一覧には「9:00〜13:30」と表示されますが、施設詳細ページの条件文のほうが厳しい内容です。どちらを信じても、昼の12時台から夜9時までは入れません。

さらに条件が重なります。SFO出発の当日搭乗券の提示が必須(到着時や乗り継ぎだけでは不可)。シャワーは1回15米ドル。食事はペストリーやヨーグルトなどのコンチネンタル中心。場所はコンコースAのレベル5で、エスカレーターでの移動が必要です。

滑走路の眺めがいい、という評判はありますが、使える時間帯にたまたま当たった人だけのご褒美です。旅程を合わせてまで行く場所ではありません。

【重要】2026年7月からシャワーが有料化された

この記事を書くにあたって、いちばん驚いた変更点です。

2026年7月1日から、「The Club」系ラウンジのシャワーが有料になりました。対象はアメリカの5空港で、西海岸ではラスベガス(LAS)とサンノゼ(SJC)が含まれます。他はシャーロット(CLT)、ダラス・フォートワース(DFW)、ピッツバーグ(PIT)です。

またVirgin Atlantic Clubhouseも1回15米ドルのシャワー料金を、サンフランシスコ・JFK・ワシントンダレスの3ヶ所で取るようになりました。

The Clubを運営しているのはAirport Dimensions、プライオリティ・パスを運営しているのはCollinson International。どちらも同じCollinson Group傘下の会社です。つまりプライオリティ・パスが、同じグループのラウンジで自社会員から追加料金を取るようになった、という構図になっています。

結果として、西海岸17ヶ所のシャワー事情はこうなりました。

区分 ラウンジ 料金
無料
(3ヶ所)
Escape Lounge PDX(ポートランド) 0円
The Club SEA 南サテライト(シアトル) 0円
Aspire Lounge(サンディエゴ) ※「追加料金がかかる場合あり」と記載
有料
(5ヶ所)
The Club SFO(サンフランシスコ) 30分 25米ドル
The Club SJC A8(サンノゼ) 30分 25米ドル
The Club SJC A15(サンノゼ) 30分 25米ドル
The Club LAS ターミナル1(ラスベガス) 1回 20米ドル
The Club LAS ターミナル3(ラスベガス) 1回 20米ドル
シャワーなし
(9ヶ所)
The Club SEA コンコースA/Golden Gate Lounge/China Airlines Lounge
Escape Lounges(オークランド・サクラメント×2)/Aspire Lounge(オンタリオ×2)

出典:各ラウンジ運営会社の公式サイト、およびプライオリティ・パス公式の設備データ(2026年9月時点)。※Virgin Atlantic Clubhouse(サンフランシスコ)はシャワー1回15米ドル。

長距離フライトの前後にシャワーを浴びたいなら、行き先はポートランドかシアトル南サテライトの2択です。それ以外の空港では、25米ドル前後の追加出費を覚悟するか、あきらめるかになります。

【要注意】ロサンゼルス(LAX)に無料で入れるラウンジはない

日本からの直行便がいちばん多い空港なのに、これが現実です。LAXのプライオリティ・パス対象施設5ヶ所の内訳を見てください。

施設 種別 場所 営業時間 条件
Virgin Atlantic Clubhouse ラウンジ トム・ブラッドリー国際線ターミナル 8:00〜22:30 1名35米ドルの追加料金+利用回数1回消費
Gameway ゲームセンター ターミナル3 6:00〜21:00 ゲーム1時間+スナック1品+アルコール1杯(または非アルコール1本)
Gameway ゲームセンター ターミナル6 6:00〜21:00 ゲーム1時間+スナック1品+非アルコール1本
Be Relax Spa スパ ターミナル1 6:00〜22:00 38〜44米ドル相当の施術1つ
Be Relax Spa スパ トム・ブラッドリー国際線ターミナル 9:00〜21:00 38〜44米ドル相当の施術1つ

出典:プライオリティ・パス公式サイト 各施設ページ(2026年9月時点)

Virgin Atlantic Clubhouse LAXの条件は厳しい

公式の記載を整理するとこうなります。

  • 1名につき35米ドルの追加料金を、入室時にラウンジのスタッフへ直接支払う
  • その35米ドルとは別に、年間の無料利用回数が1回消費される
  • 同伴者も同じ条件(35米ドル+利用回数1回)
  • 営業は毎日8:00〜22:30。この時間以外は入室できない
  • スペースの都合で12:30〜16:00と18:30〜22:00は入室制限がかかる場合があると明記
  • 出発予定時刻の3時間前から入室可

中身は西海岸で最上級です。温かいビュッフェ、冷たいビュッフェ、アラカルトメニュー、シャワー、荷物預かり、映画まで揃っています。問題は中身ではなく、35米ドルと利用回数1回を同時に失うという条件のほうです。同伴者を1人連れて行けば、2人で70米ドル+利用回数2回。同じ空港のBe Relax Spaなら、ラウンジ1回分の権利で38〜44米ドル相当の施術が受けられます。どちらが得かを比べてから決めてください。

営業時間は公式サイトの日本語版と英語版で食い違っています。日本語版は「毎日:午前8時〜午後5時」ですが、英語版は「08:00 – 22:30 daily」。同じページの構造化データも22:30で、日本語版の条件文にも「12:00〜22:30は入室制限の可能性」と書かれています。この記事では22:30を採用しました(日本語版の「午後5時」は翻訳ミスと判断)。

LAXでプライオリティ・パスを一番いかせるのは、実はスパです。Be Relax Spaの施術は38〜44米ドル相当。ラウンジ1回分の権利で、その金額のマッサージを受けられます。ターミナル1とトム・ブラッドリー国際線ターミナルの2ヶ所にあります。
ゲーム好きならGamewayも選択肢です。ターミナル3の店舗だけ、スナックに加えてアルコール1杯を選べます(ターミナル6は非アルコールのみ)。

Gamewayは一部のカードで使えません。公式に「一部のアメリカン・エキスプレス・カードおよびキャピタル・ワン・カードでは利用できない場合がある」と明記されています。行く前にカード発行会社へ確認してください。

ラウンジ以外の使い道:レストラン28米ドル、スパ、ゲーム

西海岸38施設のうち、ラウンジ以外は19ヶ所。半分がラウンジ以外です。これはアジアの空港と決定的に違う点で、アメリカは「ラウンジで休む」より「レストランで食べる」国だと思ったほうがいい。

レストラン枠:1人28米ドルの割引

プライオリティ・パスのレストラン枠は、ラウンジ利用1回分と引き換えに、会計から28米ドルが割り引かれる仕組みです。同伴者を登録すれば2人で56米ドル(利用回数は2回消費)。

空港 店名 場所 営業時間 特典
サンフランシスコ Lark Creek Grill ターミナル2 5:00〜22:00 28米ドル割引
Mustards Bar & Grill 国際線ターミナルG 7:00〜20:00 28米ドル割引
San Francisco Giants Clubhouse ターミナル3 5:30〜23:00 28米ドル割引
シアトル PF Chang’s 北サテライト 6:00〜22:00 28米ドル割引
Bambuza Vietnam Kitchen & Bar 北サテライト 5:00〜22:30 28米ドル割引
Brewtop Social 中央ターミナル 5:30〜12:00 28米ドル割引
Ninth & Pike Artisan Kitchen コンコースC 6:00〜23:00 28米ドル割引
サンディエゴ PGA Tour Grill ターミナル2 7:00〜21:00 28米ドル割引
ポートランド Capers Market コンコースC 4:00〜22:30 28米ドル相当のMeal-Kitを受け取る形式

シアトルはレストランが4ヶ所もあり、西海岸で最多です。ラウンジが混んでいたらレストランに切り替える、という使い方ができます。ただしBrewtop Socialは正午で閉まるので朝限定。BambuzaとBrewtop Socialは「決済カードでの入場不可」とされており、プライオリティ・パスのカード提示が必要です。

28米ドルの割引は、テイクアウトやグラブ&ゴーには使えない店があります。公式に「To-Go Orders」「Grab & Go」を除外している店舗があるので、店内で食べる前提で計画してください。またすべてのプライオリティ・パス会員がレストラン枠を使えるわけではありません。カードによっては対象外です。

スパ枠:ラスベガスが最も高額

空港 店名 場所 営業時間 受けられる施術
ラスベガス The Chiroport ターミナル1(2店舗) 8:00〜18:00 ハンズオンストレッチ&マッサージ20分(79米ドル相当)
XpresSpa ターミナル1(2店舗)/ターミナル3 7:00〜21:00/7:00〜23:00/8:00〜23:00 マッサージチェア等を25分
ロサンゼルス Be Relax Spa ターミナル1/トム・ブラッドリー国際線ターミナル 6:00〜22:00/9:00〜21:00 マッサージ15〜30分ほか(38〜44米ドル相当)
サンディエゴ Be Relax Spa ターミナル2 6:00〜21:00(曜日により20:00) マッサージ15〜30分ほか(38〜44米ドル相当)

西海岸で1回あたりの金額がいちばん大きいのは、ラスベガスのThe Chiroportです。79米ドル相当の施術20分。ラウンジ1回分の権利でこれが受けられます。ラスベガスのターミナル1に2店舗あり、どちらも8:00〜18:00です。

空港別クイックリファレンス

「この空港ではどこへ行けばいいか」だけを知りたい人向けにまとめました。

空港 行くべき施設 動き方
ロサンゼルス(LAX) Be Relax Spa(ターミナル1/トム・ブラッドリー) 無料ラウンジはない。ラウンジは35米ドル+回数1回消費。スパかゲームに切り替える
サンフランシスコ(SFO) The Club SFO(ターミナル1・ゲートB4) 国際線ターミナルAからも徒歩5分。最大滞在2時間30分なので長居はできない
シアトル(SEA) 乗り継ぎ短め→The Club SEA コンコースA
シャワーを浴びたい→The Club SEA 南サテライト
南サテライトは電車移動が必要。時間に余裕がないならコンコースA
ポートランド(PDX) Escape Lounge PDX(コンコースD・ゲートD8-D10間) 西海岸1位。シャワー無料、シェフの料理無料。服装はスマートカジュアルで
ラスベガス(LAS) 国際線→The Club LAS ターミナル3
スパ→The Chiroport(ターミナル1)
ターミナル3は16〜22時が入室制限の可能性。The Chiroportは79米ドル相当で最もお得
サンディエゴ(SAN) Aspire Lounge(ターミナル2) 唯一のラウンジ。アルコールとシャワーは追加料金の可能性あり
サンノゼ(SJC) The Club SJC A15(ゲート15の向かい) A8は12時30分で閉店。昼以降の便ならA15一択
オークランド(OAK) Escape Lounges(ターミナル1) シェフの料理が無料。閉店は20〜21時、ラストオーダーは30分前
サクラメント(SMF) Escape Lounges(ターミナルA) 木金だけ22時まで。それ以外は20時閉店
オンタリオ(ONT) Aspire Lounge(ターミナル2) ターミナル4は国内線専用。国際線なら必ずターミナル2へ

使う前に知っておきたい7つのこと

  1. 最大滞在は3時間が基本、SFOだけ2時間30分。そして入室できるのも「出発予定時刻の3時間前から」が基本です。乗り継ぎで6時間空いた、という場合は前半3時間は入れません。
  2. 「入室制限の可能性」が公式に書かれているラウンジがある。SFOのGolden Gate(11〜13時、17〜22時30分)、China Airlines(18時〜翌0時30分)、ラスベガスのターミナル1(11〜16時)とターミナル3(16〜22時)、LAXのVirgin Atlantic(12〜22時30分)。いずれも「行けば必ず入れる」わけではありません。
  3. 営業時間は公式サイト内でも表記が割れている。この記事を書く過程で、サンノゼA8、SFOのGolden Gate、China Airlines、Virgin Atlantic Clubhouseで、施設詳細ページと空港一覧ページの時間が食い違っていました。渡航直前にアプリで再確認してください。
  4. アルコールは21歳以上。アメリカの法律です。20歳の同行者は飲めません。
  5. 同伴者は有料で、利用回数も別に消費される。レストラン枠も同じで、2人で56米ドルの割引を受けると利用回数は2回減ります。
  6. 服装規定があるのはEscape Lounges系だけ。ポートランドとサクラメントはスマートカジュアル指定で、短パンは「仕立ての良いもの・適切な丈」が条件です。The Club系とAspire系は服装規定なしと明記されています。
  7. ラスベガスのターミナル1は2歳未満が入れない。乳児連れの場合はターミナル3を使ってください。

プライオリティ・パス公式の設備一覧は、アメリカでは食事の項目がほとんど空欄です。ポートランドのEscape Lounge PDXも、公式データ上は「コールドビュッフェなし・ホットビュッフェなし・軽食なし」になっています。しかし運営会社のEscape Loungesは「シェフが作る出来たての料理を無料で提供」と明記しています。
つまりプライオリティ・パス公式のデータだけを見ると、アメリカのラウンジは実態より貧しく見えます。この記事では食事の採点に運営会社の公式サイトを使いました。

まとめ

この記事の結論
・1位はポートランドのEscape Lounge PDX(29点)。プライオリティ・パスの世界一に選ばれたラウンジで、シャワーも食事も無料
・2位はシアトルのThe Club SEA 南サテライト(27点)。The Club系で唯一シャワーが無料のまま
・LAXに無料ラウンジはゼロ。Virgin Atlantic Clubhouseは35米ドル+利用回数1回消費
・2026年7月からThe Clubのシャワーが有料化(ラスベガス・サンノゼ)。西海岸でシャワーが無料なのは実質2ヶ所
・最下位はSFOのVirgin Atlantic Clubhouse(17点)。1日5時間30分・2分割しか入れない

西海岸を旅程に入れるなら、覚えておくことは3つだけです。LAXには期待しない。SFOは2時間30分しかいられない。シャワーはポートランドかシアトル南サテライト。

そして西海岸の本当の強みは、実はラウンジではなくレストラン枠の28米ドルです。シアトルには4店舗、サンフランシスコには3店舗あります。ラウンジが混んでいて入れないときの逃げ道として、必ず頭に入れておいてください。

よくある質問

Q. ロサンゼルス(LAX)でプライオリティ・パスは本当に使えないのですか?

A. 使えますが、無料で入れるラウンジはありません。唯一のラウンジであるVirgin Atlantic Clubhouseは、1名35米ドルの追加料金を払ったうえで、年間の無料利用回数も1回消費されます。営業は8:00〜22:30です(公式サイトの日本語版には「午後5時」と表示されますが、英語版と構造化データはいずれも22:30で、こちらが正しいと判断しました)。追加料金なしで使えるのは、ゲームセンターのGameway(2ヶ所)とスパのBe Relax Spa(2ヶ所)だけです。

Q. アメリカ西海岸でシャワーを無料で使えるラウンジはどこですか?

A. ポートランドのEscape Lounge PDXと、シアトルのThe Club SEA 南サテライトの2ヶ所です。サンディエゴのAspire Loungeにもシャワーはありますが、運営会社は「追加料金がかかる場合があります」と案内しています。2026年7月1日からラスベガスとサンノゼのThe Clubが有料化し、サンフランシスコのThe Club SFOは30分25米ドル、Virgin Atlantic Clubhouseは1回15米ドルです。

Q. ラウンジに何時間いられますか?

A. 最大3時間が基本です。サンフランシスコのThe Club SFOだけ2時間30分と短くなっています。また入室できるのも「出発予定時刻の3時間前から」(The Club SFOは2時間30分前から)なので、それより早く空港に着いても入れません。シアトルとサンノゼのThe Clubは、公式に最大滞在時間の記載がありません。

Q. プライオリティ・パスのレストラン枠はいくら割引になりますか?

A. アメリカ西海岸では1名につき28米ドルです。同伴者を登録すれば2名で56米ドルの割引になりますが、年間の無料利用回数は2回消費されます。ポートランドのCapers Marketだけは割引ではなく、28米ドル相当の「Meal-Kit」を受け取る形式です。なお、すべてのプライオリティ・パス会員がレストラン枠を使えるわけではないので、カード発行会社に確認してください。

Q. サンフランシスコ(SFO)ではどのラウンジを選ぶべきですか?

A. ターミナル1のThe Club SFOです。国際線ターミナルAからも保安検査を通過したあと徒歩5分で行けると公式に案内されています。国際線ターミナルAにあるGolden Gate Lounge、China Airlines Lounge、Virgin Atlantic Clubhouseは、いずれも入室制限や営業時間の制約が厳しく、Virgin Atlantic Clubhouseに至っては1日5時間30分しか入れません。

Q. 子ども連れでも使えますか?

A. ほとんどのラウンジで使えますが、ラスベガスのThe Club LAS ターミナル1だけは2歳未満の入室ができません。The Club系は2歳未満が無料、2歳以上は同伴者としての登録が必要です。ポートランドのEscape Lounge PDXは3歳未満が無料で、子どもは大人の同伴が必要と定められています。子ども向けの遊びエリアがあるのは、サンフランシスコのThe Club SFOだけです。

Q. オンタリオ空港(ONT)のラウンジは国際線でも使えますか?

A. ターミナル2のAspire Loungeは国際線でも使えますが、ターミナル4のAspire Loungeは国内線利用者専用です。プライオリティ・パス公式の対象旅客区分が「国内線」のみに設定されています。この記事で扱った西海岸17ラウンジのうち、利用者を国内線に限定しているのはターミナル4だけです。

参考にした公式ページ

※料金・営業時間・提供内容は変更されることがあります。渡航前に必ず公式サイトとアプリで最新情報をご確認ください。

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