【2026年9月版】家電・ホームセンター・カー用品の株主優待 総合利回りランキング14|額面より「使い切れるか」で選ぶ

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株主優待
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クレジットカードは20年以上・累計約30枚を実際に発行して使い比べ、投資歴は20年。日商簿記3級。空港ラウンジや割引きっぷといった旅の固定費から、日々の支払い、株主優待まで、公式の一次情報で確かめたことだけを書いています。

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家電量販店・ホームセンター・カー用品店の株主優待には、スーパーの優待とは決定的に違う特徴があります。「○円の買物につき1枚」という条件の厳しさが、銘柄によって5倍以上も違うことです。額面が大きい銘柄ほど使い切りにくい、という逆転も起きています。この記事の数字は、すべて2026年9月11日の終値で計算しています。実際に買う前には、必ずそのときの株価で計算し直してください。

対象は、家電量販店・ホームセンター・カー用品店の株主優待のうち「その会社の店舗で使えて、額面が円で決まっている買物優待券」がもらえる銘柄です。年間の優待額面+年間の配当金を最低投資金額で割った「総合利回り」で14社を並べました。順位は長期保有の優遇を使い切った場合の数字です(最低株数のまま到達できる範囲まで)。通常条件の数字も表に併記しました。優待の中身は各社のIRページ・適時開示PDFという一次情報で1社ずつ裏取りしています。

先に結論を5つ書きます。
・1位はイエローハット(9882)で総合利回り7.42%。年6,000円分の優待券と3.94%の配当が効いています。ただし1年以上の継続保有が条件です
・年間額面が最大の上新電機(12,200円分)は、使い切るのに年間122,000円の買物が必要です。「2,000円ごとに200円分」という10%の上限があるためで、額面と実用性が逆転している典型例です
・ケーズHDとエディオンは買物金額の縛りがありません。ケーズは公式に「1,000円未満のお買物でもご利用できます」と明記、エディオンは「お買い上げ金額にかかわらず」。額面がそのまま使えます
・年2回もらえる会社の公式表は、ほとんどが「1回あたり」の数字です。ビックカメラの「2,000円相当」は2月末の1回分で、年間では3,000円になります
・長く持つと順位が入れ替わります。コジマは4位→2位、ビックカメラは6位→3位、エディオンは12位→7位。14社中7社が保有期間で額面を増やします
・アークランズ(9842)の優待券は「かつや」でも使えます。ホームセンターと外食をまたぐ珍しい優待です

はじめにお断りしておきます。この記事は公開されている数字を整理したもので、特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。筆者は投資助言の資格を持っていません。株価も配当予想も優待制度も日々変わります。最終的な判断はご自身でお願いします。

  1. この記事の計算ルール
  2. 家電・ホームセンター・カー用品 株主優待 総合利回りランキング14(長期保有あり・2026年9月11日時点)
  3. 【1位〜5位】5%を超える5社
    1. 1位:イエローハット(9882)総合利回り7.42%
    2. 2位:コジマ(7513)総合利回り6.20%(通常条件なら4.79%)
    3. 3位:ビックカメラ(3048)総合利回り5.44%(通常条件なら4.27%)
    4. 4位:上新電機(8173)総合利回り5.25%
    5. 5位:オートバックスセブン(9832)総合利回り5.07%
  4. 【6位〜10位】4%台がひしめくゾーン
    1. 6位:ケーズHD(8282)総合利回り4.76%(通常条件なら3.68%)
    2. 7位:エディオン(2730)総合利回り4.47%(通常条件なら3.25%)
    3. 8位:ヤマダHD(9831)総合利回り4.46%
    4. 9位:DCM HD(3050)総合利回り4.28%(通常条件なら3.33%)
    5. 10位:ナフコ(2790)総合利回り4.26%
  5. 【11位〜14位】優待の額面が小さい4社
    1. 11位:コーナン商事(7516)総合利回り3.35%
    2. 12位:アークランズ(9842)総合利回り3.33%
    3. 13位:コメリ(8218)総合利回り2.01%(通常条件なら1.75%)
    4. 14位:ジョイフル本田(3191)総合利回り1.78%(通常条件なら1.34%)
  6. 通常条件だと、順位はこう変わる
    1. 1年以上持たないと1円も出ない2社
  7. 【番外編】本編に入れなかった優待
  8. 買う時期の話:権利付最終日と、14社の権利確定月
    1. 権利確定日ではなく「権利付最終日」に持っている必要がある
    2. 14社の権利確定月カレンダー
  9. 今回の対象から外した銘柄と、その理由
  10. よくある質問
  11. まとめ
  12. 出典
  13. あわせて読みたい

この記事の計算ルール

数字の出どころをはっきりさせておきます。

項目 この記事での扱い
総合利回り (年間の優待額面+年間の配当金)÷ 最低投資金額 × 100
基準日 2026年9月11日の株価・会社予想1株配当
株数 優待がもらえる最低の株数。14社すべて100株
年2回の会社 各基準日の額面を合算した「年間合計」で計算。各社の公式表は1回あたりの数字であることが多く、そのままでは半分になります
長期保有 最低株数のまま到達できる長期優遇を使い切った額面で計算し、順位もその数字で並べました。株数の上積みが必要な優遇は使いません(コーナン商事の300株以上、上新電機の500株以上など)。通常条件の数字も表に併記しています
対象 その会社の店舗で使えて、かつ額面が円で決まっている買物優待券。割引率タイプや、他社のギフト券に交換する汎用ギフトは番外編へ
裏取り 優待の中身・条件は各社の公式IRページと適時開示PDF。株価と配当予想はみんかぶ

このカテゴリでは「額面」と「実際に使える金額」が一致しません。スーパーの優待券は「1,000円につき100円券1枚」でおおむね横並びでしたが、家電・ホームセンター・カー用品では条件が銘柄ごとにまったく違います。年間額面を使い切るために必要な買物額を計算すると、次のようになります。

銘柄 年間額面 公式の利用条件 使い切るのに必要な買物額
上新電機(8173) 12,200円 2,000円(税込)以上の買物で、2,000円ごとに200円分 約122,000円
イエローハット(9882) 6,000円 税込1,000円ごとに1枚(300円券) 約20,000円
ヤマダHD(9831) 1,500円 税込1,000円以上につき1,000円ごとに1枚(500円券) 約3,000円
コーナン商事(7516) 1,000円 2023年1月より額面以上の利用に限る 約1,000円
ケーズHD(8282) 2,000円 1,000円未満の買物でも利用可。1回32枚まで 約2,000円
エディオン(2730) 3,000円 金額にかかわらず利用可。1回10枚まで 約3,000円
そのほか8社 — 買物金額あたりの利用制限は公式に記載なし —

つまり上新電機の年12,200円分は、ケーズHDの年2,000円分より「使うのが10倍大変」ということになります。利回りの数字だけで並べると、この差が見えません。

家電・ホームセンター・カー用品 株主優待 総合利回りランキング14(長期保有あり・2026年9月11日時点)

順位 銘柄(コード) 業態 最低投資額 年間優待
通常→長期
年間配当 優待利回り 配当利回り 総合利回り
長期保有あり
通常条件
1 イエローハット(9882) カー用品 172,600円 6,000円 6,800円 3.48% 3.94% 7.42% 7.42%
2 コジマ(7513) 家電量販店 141,900円 4,000円
→ 6,000円
2,800円 4.23% 1.97% 6.20% 4.79%
3 ビックカメラ(3048) 家電量販店 170,950円 3,000円
→ 5,000円
4,300円 2.92% 2.52% 5.44% 4.27%
4 上新電機(8173) 家電量販店 423,000円 12,200円 10,000円 2.88% 2.36% 5.25% 5.25%
5 オートバックスセブン(9832) カー用品 157,900円 2,000円 6,000円 1.27% 3.80% 5.07% 5.07%
6 ケーズHD(8282) 家電量販店 184,850円 2,000円
→ 4,000円
4,800円 2.16% 2.60% 4.76% 3.68%
7 エディオン(2730) 家電量販店 245,900円 3,000円
→ 6,000円
5,000円 2.44% 2.03% 4.47% 3.25%
8 ヤマダHD(9831) 家電量販店 71,770円 1,500円 1,700円 2.09% 2.37% 4.46% 4.46%
9 DCM HD(3050) ホームセンター 159,000円 500円
→ 2,000円
4,800円 1.26% 3.02% 4.28% 3.33%
10 ナフコ(2790) ホームセンター 206,800円 3,000円 5,800円 1.45% 2.80% 4.26% 4.26%
11 コーナン商事(7516) ホームセンター 448,000円 1,000円 14,000円 0.22% 3.12% 3.35% 3.35%
12 アークランズ(9842) ホームセンター 186,100円 2,200円 4,000円 1.18% 2.15% 3.33% 3.33%
13 コメリ(8218) ホームセンター 388,000円 1,000円
→ 2,000円
5,800円 0.52% 1.49% 2.01% 1.75%
14 ジョイフル本田(3191) ホームセンター 224,500円 3,000円
→ 4,000円
0円
※予想未定
1.78% 0.00% 1.78% 1.34%

出典:優待内容は各社IR公式ページ(各社の項で個別に記載)。株価・会社予想1株配当はみんかぶ2026年9月11日の終値時点。利回りは、これらの数値をもとに筆者が計算しています。ジョイフル本田は2027年6月期の期末配当が未定のため、配当を0円として計算しました(詳細は各社の項で説明します)。

この表から見えること
・5%を超えるのは5社。うちコジマとビックカメラは長期保有で押し上げられた2社で、通常条件だと4.79%と4.27%です
・最低投資額の幅が6倍あります。ヤマダHDの71,770円からコーナン商事の448,000円まで。同じ利回りでも必要な資金がまるで違います
・長期保有で額面が増えるのは7社(14社中半分)。増えない7社のうち、コーナン商事と上新電機は優遇そのものはあるのに100株では対象外という形です
・優待利回りが配当利回りを上回るのは6社。長期保有を入れてもなお、このカテゴリの総合利回りは配当が半分以上を作っています
・コーナン商事は配当利回り3.12%に対して優待利回り0.22%。100株では長期保有の加算対象にもならないため、優待目的で買う銘柄ではありません

【1位〜5位】5%を超える5社

1位:イエローハット(9882)総合利回り7.42%

最低投資額 172,600円(100株)/年間優待 6,000円/年間配当 6,800円
優待利回り 3.48% + 配当利回り 3.94% = 総合利回り 7.42%

カー用品店のイエローハットが1位です。優待と配当のどちらも3.5%前後という、このカテゴリでは唯一バランスの取れた銘柄になっています。

優待は300円のお買物割引券10枚(3,000円分)が3月末・9月末の年2回で、年間20枚=6,000円分。加えて商品引換券が各回1枚つきます(引換券には円の表示がないため、利回りには算入していません)。

1年以上の継続保有が条件です。公式の定義は「毎年3月末日及び9月末日の当社株主名簿に同一株主番号で3回以上連続して掲載又は記録されていること」。2026年3月末を基準日とする分から、この条件に完全移行しました。2025年3月末は保有株数だけで判定、2025年9月末は連続2回と、段階的に厳しくなってきた経緯があります。

この変更は2025年1月31日の開示で決まったもので、同時に1株→2株の株式分割(効力発生2025年4月1日)と200株以上の区分の新設(15枚=4,500円分)が行われました。同じ開示で、子会社化したワイズロードが利用可能店舗に追加されています。

使えるのはイエローハット、イエローハット車検センター、2りんかん、バイク館、ワイズロード。車だけでなくバイクと自転車までカバーする構えになりました。有効期限とおつりの扱いは、公式の優待ページが現在参照できず未確認です。

出典:イエローハット「株主優待制度」/同社「株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更と株主優待の基準変更に関するお知らせ」(2025年1月31日)

2位:コジマ(7513)総合利回り6.20%(通常条件なら4.79%)

最低投資額 141,900円(100株)/年間優待 4,000円 → 6,000円(2年以上)/年間配当 2,800円
優待利回り 4.23% + 配当利回り 1.97% = 総合利回り 6.20%
長期保有の条件を満たさない場合は 4.79%

ビックカメラの子会社ですが、単独で上場しています。優待は1,000円のお買物優待券が2月末・8月末にそれぞれ2枚で、年間4枚=4,000円分。親会社のビックカメラより年間額面が多いのがポイントです。

2026年1月9日の開示で拡充されました。2月末基準の枚数が100株以上で1枚→2枚に、500株以上で3枚→4枚、1,000株以上で5枚→6枚へ。2026年2月末日現在の株主から適用されています。この拡充によって、年間額面が3,000円から4,000円になりました。

長期保有の加算は8月末基準のみで、1年以上(連続3・4回)で1枚、2年以上(連続5回以上)で2枚が追加されます。100株なら1年以上で年5,000円分、2年以上で年6,000円分。この記事は到達できる上限で並べているので、2年以上の6,000円分で計算しました。買ってすぐでも4,000円分はもらえます。

優待券はビックカメラの店でも使えます。公式には、コジマ全店舗とコジマネット(ネット通販)に加えて「ビックカメラ、ソフマップ、ビックカメラアウトレットの各店舗でも利用可(通信販売を除く)」とあります。コジマの店舗網は関東中心ですが、ビックカメラが使えるなら都市部でも消化しやすくなります。

有効期限は2月末基準分が同年11月末日、8月末基準分が翌年5月末日。おつりは出ません。ビックカメラ商品券などの金券には使えず、優待券で払った分にはポイントがつきません。

出典:コジマ「株主優待制度」

3位:ビックカメラ(3048)総合利回り5.44%(通常条件なら4.27%)

最低投資額 170,950円(100株)/年間優待 3,000円 → 5,000円(2年以上)/年間配当 4,300円
優待利回り 2.92% + 配当利回り 2.52% = 総合利回り 5.44%
長期保有の条件を満たさない場合は 4.27%

優待は1,000円のお買物優待券で、2月末基準が2枚(2,000円分)、8月末基準が1枚(1,000円分)。年間3枚=3,000円分です。公式ページに出てくる「2,000円相当」は2月末の1回分で、年間額ではありません。

長期保有の加算は8月末基準のみ。1年以上2年未満(半期ベースで連続3・4回)で1枚、2年以上(連続5回)で2枚が追加され、100株なら1年以上で年4,000円分、2年以上で年5,000円分になります。この記事は2年以上の5,000円分で計算しました。買ってすぐでも3,000円分はもらえます。

使える範囲がこのカテゴリで最も広い銘柄です。店頭ではビックカメラ・ソフマップ・コジマで使え、ネット通販もビックカメラ.comとソフマップ・ドットコムで使えます(コジマネットは店頭のみで対象外)。楽天ビックやソフマップの楽天市場店・Yahoo!店でも利用できます。

おつりは出ません。ビックカメラ商品券・ギフトカード、年賀ハガキなどの指定商品には使えず、優待券で払った分にはポイントがつきません。有効期限は2月末基準分が同年11月30日、8月末基準分が翌年5月31日です。

出典:ビックカメラ「株主優待について」

4位:上新電機(8173)総合利回り5.25%

最低投資額 423,000円(100株)/年間優待 12,200円/年間配当 10,000円
優待利回り 2.88% + 配当利回り 2.36% = 総合利回り 5.25%

関西を地盤とするJoshinです。年間12,200円分という額面は14社で最大で、2位以下の2倍以上あります。

3月末と9月末で、内容がまったく違います。
・3月31日基準――100株以上500株未満で2,200円分(500株以上なら12,000円分に跳ね上がる)
・9月30日基準――株数の区分がなく100株以上は一律10,000円分
つまり9月末のほうが圧倒的に大きい。この9月末分は2025年5月9日の開示で拡充されたもので、それまでは全株主宛に25枚だったところを、100株以上の株主に50枚(10,000円分)へ増やしています。

使い切るには年間122,000円の買物が必要です。公式の利用条件は「1回のお買物金額が2,000円(税込)以上の場合にご利用いただけます。お買い上げ金額2,000円ごとに200円分をご使用いただけます」。実質10%が上限なので、12,200円分を消化するには12万円強をJoshinで買うことになります。額面の大きさをそのまま利回りとして受け取るのは危険な銘柄です。

また2026年5月26日の開示で紙の優待券が電子化され、「株主ご優待カード」に変わりました(2026年3月31日基準日の株主から適用)。あわせてJoshin webショップでも2026年7月1日から使えるようになっています。

100株の場合、2年以上保有しても加算はありません。加算の対象は500株以上からなので、長期保有で並べ替えても順位は動かない銘柄です。9月末基準分の有効期限は翌年3月31日まで。

出典:上新電機「株主ご優待制度」

5位:オートバックスセブン(9832)総合利回り5.07%

最低投資額 157,900円(100株)/年間優待 2,000円/年間配当 6,000円
優待利回り 1.27% + 配当利回り 3.80% = 総合利回り 5.07%

優待は1回1,000ポイント(1ポイント=1円)が3月末・9月末の年2回で、年間2,000ポイント。総合利回りの4分の3は配当利回り3.80%が作っています。

保有期間1年未満の株主には優待そのものがありません。公式に「保有期間1年未満の株主様への株主優待品の進呈はございません」と明記されています。1年以上3年未満が「連続3回以上6回以下記載」、3年以上が「連続7回以上記載」。ただし100〜299株の場合、3年以上まで持っても1,000ポイントのままで増えません。

2024年9月末基準分から、優待の形が変わりました。2024年5月10日の開示で、従来の「オートバックスグループギフトカード(有効期限なし)」から「オートバックス限定Vポイント(有効期限:付与から1年)」に変更されています。金額水準は据え置きですが、期限が新設されたぶん実質的には使いにくくなりました。
さらに受け取りには公式アプリの株主様専用ページからの申請が必要で、通知を受けてから約3か月以内に手続きしないと失効します。放っておいて届くタイプではありません。

ポイントは日本国内のオートバックスグループ各店とオートバックス公式通販サイトで使えます。ネット通販で使えることが公式に明記されている、このカテゴリでは数少ない銘柄です。保険・燃料・車両購入などには使えません。

出典:オートバックスセブン「株主優待」

【6位〜10位】4%台がひしめくゾーン

6位:ケーズHD(8282)総合利回り4.76%(通常条件なら3.68%)

最低投資額 184,850円(100株)/年間優待 2,000円 → 4,000円(1年以上)/年間配当 4,800円
優待利回り 2.16% + 配当利回り 2.60% = 総合利回り 4.76%
長期保有の条件を満たさない場合は 3.68%

優待は1,000円の優待券が3月末・9月末に各1枚で、年間2枚=2,000円分。額面だけ見れば控えめですが、使い勝手はこのカテゴリで最も良い銘柄です。

買物金額の縛りがありません。公式に「1,000円未満のお買物でもご利用できます」と明記されていて、1回に使える枚数も32枚(32,000円分)まで。さらに「工事代金、修理・部品代金などにもご利用いただけます」とあり、他社が除外している用途にも使えます(出張修理時の支払いのみ不可)。額面がほぼそのまま価値になる、珍しいタイプです。

長期保有の加算は1年以上(株主名簿に連続3回以上記載)の1段階だけで、100株以上1,000株未満なら各回1枚追加。100株で年4枚=4,000円分になります。2年以上・3年以上といった上の区分はないので、1年で上限に届くのが強みです。この記事は4,000円分で計算しました。買ってすぐでも2,000円分はもらえます。

弱点はおつりが出ないことと店頭でしか使えないこと(公式に「優待券のご利用は、店頭でのお支払いに限ります」)。POSAカードは対象外です。また貸株サービスを使っていると優待の対象から外れます。有効期限は3月末基準分が同年12月末、9月末基準分が翌年6月末です。

出典:ケーズホールディングス「株主優待制度」

7位:エディオン(2730)総合利回り4.47%(通常条件なら3.25%)

最低投資額 245,900円(100株)/年間優待 3,000円 → 6,000円(3年以上)/年間配当 5,000円
優待利回り 2.44% + 配当利回り 2.03% = 総合利回り 4.47%
長期保有の条件を満たさない場合は 3.25%

優待はエディオンギフトカード3,000円分で、3月31日基準の年1回。券ではなくチャージ型のカードなので、使い方の縛りがほとんどありません。

買物金額の縛りがなく、ネット通販でも使えます。公式に「お買い上げ金額にかかわらず、ギフトカードに設定(チャージ)された金額を限度としてご利用いただけます」とあり、1回に使えるのは最大10枚まで。使える場所はエディオンの店舗(フランチャイズ店舗を含む)とエディオンネットショップ。ケーズHDと並んで、額面がそのまま価値になるタイプです。

長期保有の伸び幅が、このカテゴリで最も細かく刻まれています。3月末・9月末の株主名簿に同一株主番号で記載された回数で判定され、100〜499株の場合は次のように加算されます。
・1年以上2年未満(3回記載)→ +1,000円(年4,000円)
・2年以上3年未満(5回記載)→ +2,000円(年5,000円)
・3年以上(7回以上記載)→ +3,000円(年6,000円)
3年持てば額面が倍になり、総合利回りは4.47%。この記事はこの6,000円分で計算しました。買ってすぐでも3,000円分はもらえます。

発送は毎年6月上旬に株主総会の招集通知と同封。有効期限は翌年6月30日までの1年間です。

出典:エディオン「株主優待制度」

8位:ヤマダHD(9831)総合利回り4.46%

最低投資額 71,770円(100株)/年間優待 1,500円/年間配当 1,700円
優待利回り 2.09% + 配当利回り 2.37% = 総合利回り 4.46%

最低投資額71,770円は14社で最安です。7万円台で買えて総合4.46%なら、資金効率では上位です。継続保有の条件もありません。

3月末と9月末で枚数が違います。100〜499株の場合、3月末は500円分(1枚)、9月末は1,000円分(2枚)で、年間1,500円分(3枚)。公式ページの表を「500円分」だけ見て年間500円だと思うと、3分の1に見誤ります。

利用条件は「1回のお買上げ金額が税込み合計金額1,000円以上につき1,000円ごとに、1枚(500円)の優待券が利用可能」。1,000円買うごとに500円券が1枚使えるので、年間3,000円の買物で3枚すべてを消化できます。枚数の上限は1回50枚までと十分に大きい。使い切りやすさではこのカテゴリの上位です。

使えない対象がかなり広いので注意してください。公式に挙げられているのは、通信販売(ヤマダウェブコム、ヤマダモール、電話注文)、修理代金、工事代金、部品代金、レストラン、テナント店舗、商品券などの金券、リサイクル料金、POSAカード、たばこ、パソコンサポート代金、免税会計など。他の優待券・割引券との併用もできません。大型家電を工事つきで買うようなケースでは、工事代金に使えない点が効いてきます。

使えるのはヤマダデンキ国内各店舗(一部FC店舗等を除く)とIDC OTSUKA業態店舗。有効期限は3月末基準分が同年12月末まで、9月末基準分が翌年6月末までです。

出典:ヤマダホールディングス「株主優待制度」

9位:DCM HD(3050)総合利回り4.28%(通常条件なら3.33%)

最低投資額 159,000円(100株)/年間優待 500円 → 2,000円(3年以上)/年間配当 4,800円
優待利回り 1.26% + 配当利回り 3.02% = 総合利回り 4.28%
長期保有の条件を満たさない場合は 3.33%

年間額面500円は14社で最少です。ただし配当利回りが3.02%あるため、総合では中位に収まっています。優待は2月末基準の年1回のみ。

3年以上持つと4倍になります。100〜499株の場合、3年未満が500円分に対して3年以上は2,000円分。公式の定義は「同じ株主番号で、2月末日および8月31日現在の株主名簿に7回以上連続で記録された株主さま」。3年以上まで持つと総合利回りは4.28%。この記事はこの数字で9位に置いています(通常条件なら3.33%)。500円分から2,000円分へ4倍という伸び幅は、14社でいちばん大きいです。

有効期限は公式FAQに「毎年6月1日から翌年5月31日までの1年間」と明記されています。発送は5月下旬から6月上旬。おつりは出ません。商品券、電子マネー、切手、印紙などには使えません。

使えるのはDCM、エンチョー、ホダカ、DCMニコットのグループ店舗。ネット通販(DCMオンライン)で使えるかどうかは、公式FAQのページを参照できず未確認です。

出典:DCMホールディングス「株主優待制度」

10位:ナフコ(2790)総合利回り4.26%

最低投資額 206,800円(100株)/年間優待 3,000円/年間配当 5,800円
優待利回り 1.45% + 配当利回り 2.80% = 総合利回り 4.26%

九州を地盤とするホームセンターです。優待は3月末・9月末の年2回で、それぞれUCギフト券かナフコお買物券を選べます。

基準日 UCギフト券 ナフコお買物券
9月末(中間) 1,000円 1,000円
3月末(期末) 1,000円 2,000円
年間合計 2,000円 3,000円

額面はナフコお買物券のほうが年1,000円多いため、この記事ではお買物券の額面で計算しました。UCギフト券は全国の百貨店・スーパー・ショッピングセンターで使えるので、近くにナフコがなければこちらという選び方になります。

直近では2025年8月27日の開示で中間分のUCギフト券だけが各区分500円増額されました(100株なら500円→1,000円)。お買物券と期末分は変更なしです。

発送は中間分が2月頃、期末分が8月頃。利用条件・有効期限・使えるグループ店舗の具体名は、いずれも公式に記載がありません。券の正式名称が「優待買物割引券」なので条件が付く可能性はありますが、公式に明記がないため断定は避けます。

出典:ナフコ「株主優待・配当金」

【11位〜14位】優待の額面が小さい4社

11位:コーナン商事(7516)総合利回り3.35%

最低投資額 448,000円(100株)/年間優待 1,000円/年間配当 14,000円
優待利回り 0.22% + 配当利回り 3.12% = 総合利回り 3.35%

大阪を本拠とするホームセンターです。優待利回り0.22%に対して配当利回り3.12%という、14社でもっとも配当に偏った構成です。実質的には高配当銘柄として見るべき1社になります。

優待は2月末基準の年1回だけ。公式に「なお、中間期(8月末)は優待制度を実施しておりませんので、ご了承ください」と明記されています。内容は「100株につき1,000円分を1枚」で、上限10枚。

100株では長期保有の加算がありません。公式に「拡充制度の対象となるのは、保有株式数が300株以上の株主様でございます」とあり、100株以上300株未満は「-」表記。3年以上(2月末・8月末を基準日として連続7回以上)持っても、100株なら年1,000円のままです。

また2023年1月から「額面以上のご利用に限らせて頂きます」に変更されました。1,000円券を1,000円未満の買物には使えないという制限で、実質的な改悪です。

一方で良い点もあって、「商品券に有効期限はございません」と公式に明記されています。このカテゴリで期限がないのは、コーナン商事とジョイフル本田の2社だけです。使えるのはホームセンターコーナン、コーナンPRO、CAMP DEPOT、ビーバートザン、ビーバープロ。

出典:コーナン商事「株主優待制度」

12位:アークランズ(9842)総合利回り3.33%

最低投資額 186,100円(100株)/年間優待 2,200円/年間配当 4,000円
優待利回り 1.18% + 配当利回り 2.15% = 総合利回り 3.33%

「スーパーセンタームサシ」「スーパービバホーム」を展開する会社です。この14社のなかでもっとも変わった優待を持っています。

優待券が外食店でも使えます。公式に「当社グループが運営する小売店舗及び飲食店で利用できるご優待券」「アークランズグループの小売店及び飲食店共通で利用できるご優待券」と明記されていて、公式の利用可能店舗一覧PDFには「株式会社かつや」が個店名(練馬関町店・さいたま西大宮店・川口西青木店・三郷中央店など)まで挙げられています。ホームセンターで買物もできて、とんかつ屋でも食事ができる優待というのは、ほかに見当たりません。
一覧にはジョイフル本田ひたちなか店の記載もあります。

優待は550円券2枚(1,100円分)が2月末・8月末の年2回で、年間4枚=2,200円分。1枚500円ではなく550円という変わった額面で、これは2023年11月14日の優待新設の開示で確認できます。継続保有の条件はありません。

発送は2月末基準分が同年5月下旬頃、8月末基準分が同年10月下旬頃。有効期限は基準日ごとに設定され、おおむね半年です(2026年2月末基準分は2026年11月30日まで)。海外店舗と券売機の店舗では使えません。おつりや1回の利用枚数については公式サイトに記載がありません。

出典:アークランズ「株主優待制度」/同社「株主優待制度の新設に関するお知らせ」(2023年11月14日)

13位:コメリ(8218)総合利回り2.01%(通常条件なら1.75%)

最低投資額 388,000円(100株)/年間優待 1,000円 → 2,000円(3年超)/年間配当 5,800円
優待利回り 0.52% + 配当利回り 1.49% = 総合利回り 2.01%
長期保有の条件を満たさない場合は 1.75%

新潟を本拠とするホームセンターです。優待はコメリギフトカード1,000円分(1,000円券1枚)で、3月31日基準の年1回。最低投資額が38万円を超えるため、優待利回りは0.26%しかありません。

長期保有で3年超なら+1,000円(年2,000円分)。公式の定義は「毎年3月31日時点で、保有継続期間が3年を超えている株主様(同一株主番号で9月末日・3月末日それぞれの株主名簿に連続7回以上記録されている株主様)」です。

公式に「貸株サービスをご利用の場合、長期保有優待の対象から外れますので、ご了承ください」と明記されています。

使えるのはコメリパワー、コメリハード&グリーン、コメリPRO、アテーナの各店に加えて、株主限定カタログの掲載商品(カタログは優待の郵送時に同封されます)。発送は毎年6月下旬。有効期限やおつりの扱いは公式に記載がありません。

出典:コメリ「株主優待制度」

14位:ジョイフル本田(3191)総合利回り1.78%(通常条件なら1.34%)

最低投資額 224,500円(100株)/年間優待 3,000円 → 4,000円(3年以上)/年間配当 0円(予想未定)
優待利回り 1.78% + 配当利回り 0.00% = 総合利回り 1.78%
長期保有の条件を満たさない場合は 1.34%

茨城を本拠とする大型ホームセンターです。優待の内容は悪くないのに最下位になっているのは、配当予想が確定していないためです。

配当の扱いについて先に説明します。2026年6月期は中間42円+期末42円で年84円の実績がありました。しかし2027年6月期は中間42円のみの公表で、期末配当は未定(公式の配当ページで「-」表記)です。この記事は会社が公表している予想だけを使うルールなので、年間予想が存在しない以上0円として計算しています。
仮に前期並みの年84円になれば、配当利回り3.74%が加わって総合5.52%。この14社では3位相当の水準です。期末配当の発表を待って判断する価値がある銘柄だと思います。

優待は6月20日基準の年1回で、100株なら3,000円分。3年以上(6月20日・12月20日の株主名簿に同一株主番号で7回以上連続)なら4,000円分に増えます。基準日が月末ではなく6月20日という点は、この14社で唯一です。

中身は3つのコースから1つを選ぶ形で、3コースすべて同額です。

コース 内容
Aコース 当社商品券(ジョイフル本田ギフトカード)3,000円分
Bコース 地元特産品等カタログギフト(茨城県産コシヒカリ等の銘柄米から選択も可)
Cコース 社会貢献(日本赤十字社等への寄付)

商品券に有効期限がありません。公式に「当社商品券(ジョイフル本田ギフトカード)に有効期限はございません」と明記されています。コーナン商事と並ぶ2社だけの特徴で、使い切りのプレッシャーがない点は大きな利点です。
ただし受け取りには申込が必要です(優待サイトへの登録か申込専用はがき)。申込から4〜6週間かかり、放っておいても届きません。

使えるのはジョイフル本田各店、ジョイホン吉岡店、本田屋、ペッツクローバー、ザグローブ、資材館、ファッションクルーズニューポートひたちなか内の各店、ホームジョイ本田、ジョイフルアスレティッククラブ。ただし敷地内のガソリンスタンド・灯油スタンド(出光興産が運営)では使えません。

直近では2025年4月3日の開示で拡充され、2025年6月20日基準日から3年以上の区分が新設されるとともに通常分も増額されています。

出典:ジョイフル本田「株主優待制度」/同社「配当」

通常条件だと、順位はこう変わる

この記事の順位は長期保有の優遇を使い切った数字です。では買ってすぐならどうなるか。14社中7社が保有期間で額面を増やすので、並びが入れ替わります。

銘柄 通常 長期保有あり 順位の動き 長期の条件
コジマ(7513) 4.79% 6.20% 4位 → 2位 2年以上(8月末分が連続5回以上)
ビックカメラ(3048) 4.27% 5.44% 6位 → 3位 2年以上(8月末分が連続5回)
エディオン(2730) 3.25% 4.47% 12位 → 7位 3年以上(7回以上記載)
ケーズHD(8282) 3.68% 4.76% 8位 → 6位 1年以上(連続3回以上)
DCM HD(3050) 3.33% 4.28% 10位 → 9位 3年以上(連続7回以上)
コメリ(8218) 1.75% 2.01% 13位 → 13位 3年超(連続7回以上)
ジョイフル本田(3191) 1.34% 1.78% 14位 → 14位 3年以上(連続7回以上)
そのほか7社 変わらず — 増額なし、または加算に株数の上積みが必要(コーナン商事は300株以上、上新電機は500株以上、オートバックスは300株以上から)

この表から読み取れることが3つあります。
・ビックカメラ系の2社は2年で上限に届きます。3年・5年を待つ必要がないぶん、長期優遇としてはもっとも現実的。コジマの通常4.79%→6.20%という伸びは14社で最大です
・ケーズHDは1年で上限。2年以上・3年以上の区分そのものがないので、いちばん早く最大値に届きます
・買ってすぐの数字で選ぶなら順位は別物になります。通常条件の1位はイエローハット(7.42%)、2位は上新電機(5.25%)、3位はオートバックスセブン(5.07%)。長期保有を前提にできないなら、こちらの並びで見てください

1年以上持たないと1円も出ない2社

銘柄 条件 公式の定義
イエローハット(9882)
1位
1年以上が必須 毎年3月末日及び9月末日の当社株主名簿に同一株主番号で3回以上連続して掲載又は記録されていること。2026年3月末基準から完全移行
オートバックスセブン(9832)
5位
1年以上が必須 保有期間1年未満の株主への進呈はなし。1年以上3年未満=連続3回以上6回以下、3年以上=連続7回以上

「連続で記載されること」の落とし穴は、どの銘柄でも同じです。基準日は半年ごとなので連続3回=実際には約1年間、連続7回=約3年間の保有になります。そして条件はいずれも「同一株主番号で」。貸株サービスを使っていると株主番号が変わり、カウントが切れることがあります。
ビックカメラは公式に、連続性が途切れる例を具体的に4つ挙げています――貸株サービスの利用、全株を売却したあとの買い戻し、100株未満での記載、そして証券会社の変更による株主番号の変更。最後のものは意識しづらいので、長期の加算を狙うなら口座の移管は避けたほうが無難です。

【番外編】本編に入れなかった優待

額面が円で決まっていないもの、額面が公式に確認できないものは、同じ物差しで比べられないため本編から外しました。

銘柄 優待の中身 外した理由
ノジマ(7419) 優待券15枚(年間30枚)。1枚につき8〜10%割引、1,000円を限度に複数枚利用可。300株から 割引率タイプで額面が円で決まっていないため
IDOM(7599) 1年以上保有で2,500円相当(年間5,000円相当)。交換先はPayPayマネーライト/Amazonギフトカード等 他社でも使える汎用ギフトで、自社店舗の買物優待券ではないため。中古車販売という業態の違いもある
セキチュー(9976) 500株以上で自社商品券または自社取扱商品1品を選択。2月20日基準の年1回、6月発送 額面が公式のどこにも記載されていないため。優待の専用ページが存在せず、事業報告書PDF内の画像にしか金額がない

セキチューについて補足します。この記事では額面が円で確認できることを対象の条件にしているため、公式資料で金額を確認できないセキチューは対象外としました。優待がないわけではなく、100株では対象にならず500株以上が必要という点も併せて確認しています(公式に「500株以上ご所有の株主様に対し」と明記)。金額が公式サイトに掲載されれば、次回の更新で本編に入ります。

買う時期の話:権利付最終日と、14社の権利確定月

権利確定日ではなく「権利付最終日」に持っている必要がある

「3月末が権利確定月」の銘柄は、3月末日に買えばいいわけではありません。権利付最終日(権利確定日の2営業日前)の取引終了時点で株主名簿に載る必要があります。1日勘違いすると優待はゼロです。

たとえば2026年9月末が基準日の銘柄なら、9月30日(水)の2営業日前にあたる9月28日(月)の取引終了時点で持っていることが条件になります。逆にいえば、翌9月29日(火)に売ってしまっても優待と配当は受け取れます。

14社の権利確定月カレンダー

権利確定月 該当する銘柄(本文の順位) 社数
2月末 コジマ(2位)/ビックカメラ(3位)/DCM HD(9位)/コーナン商事(11位)/アークランズ(12位) 5
3月末 イエローハット(1位)/上新電機(4位)/オートバックスセブン(5位)/ケーズHD(6位)/エディオン(7位)/ヤマダHD(8位)/ナフコ(10位)/コメリ(13位) 8
6月20日 ジョイフル本田(14位) 1
8月末 コジマ(2位)/ビックカメラ(3位)/アークランズ(12位) 3
9月末 イエローハット(1位)/上新電機(4位)/オートバックスセブン(5位)/ケーズHD(6位)/ヤマダHD(8位)/ナフコ(10位) 6

このカレンダーから分かること
・3月末に8社が集中します。2月末の5社を足すと、14社中13社が2月か3月。スーパー編が2月末に偏っていたのに対し、こちらは3月末寄りです
・年2回もらえるのは9社(コジマ・ビックカメラ・アークランズ・イエローハット・上新電機・オートバックスセブン・ヤマダHD・ナフコ・ケーズHD)。スーパー編の7社/20社より比率は高めです
・ジョイフル本田だけ6月20日。月末でも2〜3月でもない唯一の銘柄なので、資金が空いている時期に狙えます

今回の対象から外した銘柄と、その理由

銘柄 状況
パン・パシフィック・インターナショナルHD(7532) ディスカウントストア(ドン・キホーテ)のため業態が異なる。majicaポイント型の優待は別カテゴリで扱います
G-7ホールディングス(7508)
ネクステージ(3186)
株主優待がありません
ピーシーデポコーポレーション(7618)
フジ・コーポレーション(7605)
アレンザホールディングス(3546)
島忠(8184)
上場廃止。島忠はニトリによる子会社化、アレンザHDも再編によるもの

よくある質問

Q. 総合利回りが一番高いイエローハットを買えばいいのですか?

A. イエローハットは長期保有で伸びないかわりに、最初から最大値という銘柄です。ただし1年以上の継続保有が条件なので、買ってすぐの基準日では1円分ももらえません。また300円券を「1,000円ごとに1枚」使う形なので、年20枚(6,000円分)を消化するには年間20,000円をイエローハット系の店で使う必要があります。車やバイクに乗っていて、オイル交換やタイヤ交換を定期的にしている人なら現実的な金額です。

Q. 年間額面がいちばん大きいのはどこですか?

A. 上新電機(8173)の年12,200円分で、2位以下の2倍以上あります。ただし「2,000円の買物ごとに200円分」という10%の上限があるため、使い切るには年間122,000円をJoshinで買う必要があります。額面の大きさをそのまま利回りとして受け取れる銘柄ではありません。

Q. 1回の会計で使える枚数に上限はありますか?

A. 上限を公式に明記している銘柄は3社です。ヤマダHDが1回50枚まで、ケーズHDが32枚(32,000円分)まで、エディオンが10枚まで。いずれも100株の株主が持つ枚数をはるかに超えているので、実務上は制約になりません。残りの11社は公式に記載がありません。

Q. ネット通販で使える銘柄はどこですか?

A. このカテゴリはスーパー編より恵まれていて、5社で使えることが公式に確認できます。ビックカメラ(ビックカメラ.com、ソフマップ・ドットコム)、コジマ(コジマネット)、エディオン(エディオンネットショップ)、オートバックスセブン(公式通販サイト)、上新電機(Joshin webショップ・2026年7月1日から)。逆にヤマダHDとケーズHDは公式に「使えない」と明記しています(ケーズは「店頭でのお支払いに限ります」)。

Q. 有効期限のない優待券はありますか?

A. 2社あります。コーナン商事(「商品券に有効期限はございません」)とジョイフル本田(「当社商品券に有効期限はございません」)で、どちらも公式に明記されています。逆に短いのはアークランズの約半年です。なおオートバックスセブンは2024年9月末基準分から、期限のないギフトカードから有効期限1年のポイントに変わりました。

Q. 工事代金や修理代金にも使えますか?

A. 銘柄によって正反対です。ケーズHDは公式に「工事代金、修理・部品代金などにもご利用いただけます」と明記しています(出張修理時の支払いのみ不可)。一方ヤマダHDは修理代金・工事代金・部品代金をすべて除外しています。エアコンや大型家電を工事つきで買うなら、この差は数千円単位で効いてきます。

Q. 100株買えば必ず優待がもらえますか?

A. 本編の14社はすべて100株からもらえます。ただし番外編のノジマ(7419)は300株以上、セキチュー(9976)は500株以上が条件です。また本編のイエローハットとオートバックスセブンは、100株持っていても1年の保有期間を満たすまでもらえません。

Q. ホームセンターの優待券で食事もできると聞きましたが、本当ですか?

A. アークランズ(9842)がそれです。公式に「当社グループが運営する小売店舗及び飲食店で利用できるご優待券」と書かれていて、利用可能店舗の一覧に「株式会社かつや」が個店名まで挙げられています。スーパーセンタームサシやスーパービバホームでの買物と、とんかつ屋での食事の両方に使える形です。

まとめ

2026年9月11日時点で、その会社の店舗で使えて額面が円で決まっている買物優待券がもらえる家電量販店・ホームセンター・カー用品店を、年間優待額面+年間配当÷最低投資金額で並べ直した結果です。順位は長期保有の優遇を使い切った場合の数字です。

目的別に選ぶなら
・数字がいちばん高いもの:イエローハット(7.42%)。ただし1年以上の継続保有が前提
・少額から始めたい:ヤマダHD(71,770円)、コジマ(141,900円)、オートバックスセブン(157,900円)
・額面をムダなく使い切りたい:ケーズHD(1,000円未満の買物でも使える)、エディオン(金額にかかわらず使える)
・買ってすぐの数字で選ぶなら:イエローハット(7.42%)、上新電機(5.25%)、オートバックスセブン(5.07%)。この3社は長期保有で伸びないぶん、最初から最大値です
・期限に追われたくない:コーナン商事、ジョイフル本田(どちらも有効期限なし)
・買物と食事の両方に使いたい:アークランズ(ムサシ・ビバホームと「かつや」)

この記事の順位は長期保有ありの数字です。何年持つつもりかを決めてから表を見るのが最初の一歩で、そのあと「使い切るのに必要な買物額」の表で実際に消化できるかを確かめ、最後に権利確定月のカレンダーでいつ買えばいいかを決める——この3ステップが、この記事のいちばん使いやすい読み方だと思います。

出典

優待の内容・条件は、以下の各社公式ページおよび適時開示で確認しました(2026年9月11日時点)。株価・会社予想1株配当はみんかぶ。利回りは、これらの数値をもとに筆者が計算しています。

イエローハット/
上新電機/
オートバックスセブン/
コジマ/
ヤマダホールディングス/
ビックカメラ/
ナフコ/
ケーズホールディングス/
コーナン商事/
DCMホールディングス/
アークランズ/
エディオン/
コメリ/
ジョイフル本田

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