ふるさと納税はポイント禁止後どこが得?主要5サイトの特典と決済の違いを比較

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クレジットカードは20年以上・累計約30枚を実際に発行して使い比べ、投資歴は20年。日商簿記3級。空港ラウンジや割引きっぷといった旅の固定費から、日々の支払い、株主優待まで、公式の一次情報で確かめたことだけを書いています。

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情報更新日:2026年10月10日

2025年10月1日から、ふるさと納税のポータルサイトが寄附に対してポイントを付けることができなくなりました。

では、1年たった今、どのサイトで寄附するのが得なのでしょうか。主要5サイトの「いま実際にもらえるもの」を、各社の公式情報で整理しました。

結論:差がつくのは「どの決済で払うか」

・主要5サイトでは、寄附に付くサイト独自のポイントやマイルは終了しています。

・今も残るのは、カード会社などの決済に伴うポイントと、サイトが用意するチャージの特典、決済サービス側の特典です。

・サイト独自の上乗せとして確認できるのは、ふるなびの「ふるなびマネー4%増量」です。ふるさとチョイスでは、Amazon Payやd払いなど決済サービス側の特典を一覧で見られます。

ポイント禁止で何が変わった?

総務省は2024年6月28日に指定基準を改正し、寄附者にポイント等を付ける事業者を通じた募集を禁止しました。適用は2025年10月1日からです。

禁止の対象は、ポータルサイト運営事業者が付与するポイントや、ポイントサイト経由で寄附したときのポイントです。

一方、「通常の商取引に係る決済に伴って付与されるもの」は対象外と書かれています。クレジットカードの通常のポイントは、これまでどおり付きます。

控除の上限内なら、寄附額から2,000円を引いた金額が、所得税・住民税から控除されます。自己負担は原則2,000円で、サイトを変えても変わりません。

主要5サイトの「いま」を1社ずつ比較

サイト サイト独自のポイント・マイル いま使える・もらえるもの
楽天ふるさと納税 2025年10月1日から楽天ポイント付与の対象外(買い物の通常ポイント・買い回り・SPUも対象外) カード決済に伴うポイントは、カード会社から付与
さとふる 2025年10月1日の寄付から、さとふるマイポイントの付与なし 保有ポイントを寄付の決済・PayPayポイント・Amazonギフトカードに利用/クレジットカードでチャージして使うチャージポイント(増量はキャンペーン開催時のみ)
ふるなび 寄附によるふるなびコインの付与は2025年9月末で終了 ふるなびマネーの4%即増量(要エントリー)/初回500円分(合計10,000円以上のチャージが条件)/紹介1件500円分
ふるさとチョイス 2025年10月からポイント廃止 Amazon Pay・d払い・dカード・PayPay・楽天ペイ・au PAYの決済特典
ANAのふるさと納税 2025年10月1日以降の寄付はマイル積算なし 保有マイルをANA Pay残高に交換して寄付に使う機能は継続

サイト別:どんな人に向いている?

楽天ふるさと納税:楽天IDで寄附したい人

楽天会員なら、買い物と同じ流れで寄附できます。

2025年10月1日からは、楽天市場の通常ポイント(100円につき1ポイント)、スーパーSALEやお買い物マラソンの買い回り、SPUのポイントが対象外です。

クレジットカード決済に伴うポイントは、引き続きカード会社から付与されます。ポイントを狙うなら、還元率の高いカードで払うことが基本です。

さとふる:手持ちのポイントを使い切りたい人

寄付でポイントがもらえるのは2025年9月末まででした。保有中のポイントは10月以降も、寄付の決済、PayPayポイントやAmazonギフトカードへの交換に使えます。

寄付をするたびに、保有ポイントの有効期限が寄付入金日から14か月後の月末まで延びます。

新しい仕組みが「チャージポイント」です。クレジットカードでチャージし、地域応援グッズとの交換や、さとふるでの決済に使います。チャージ日から5か月後の月末が期限で、増量には事前エントリーが必要です。2026年10月時点で、開催中のキャンペーンはありません。

取扱自治体数は、2026年9月末時点で1,618です。支払い方法は、クレジットカード、コンビニ、PayPay、Amazon Pay、楽天ペイ、メルペイ、ソフトバンクまとめて支払い、au PAY、d払い、ペイジーの10種類です。

ふるなび:ふるなびマネーで上乗せを狙う人

寄附によるコイン付与は2025年9月末で終わりました。いま狙えるのは「ふるなびマネー」のキャンペーンです。

  • ふるなびマネー即増量:4%増量、付与上限なし、要エントリー、終了日未定
  • 秋のふるなびマネーはじめてキャンペーン:事前エントリー後、初回チャージが合計10,000円以上で500円分。2026年10月29日23:59まで、付与は11月下旬
  • ふるなびマネー紹介キャンペーン:紹介1件につき500円分、毎月最大5,000円分、2027年1月31日23:59まで
  • ふるなび電力契約者限定:最大0.5%増量、2027年1月31日23:59まで

貯めたふるなびマネーの使い道は、ふるなびや宿泊施設です。

ふるなびのキャンペーン一覧には、d払い(金・土曜のd曜日特典)とPayPay(最大1.5%)の決済サービス側の特典も掲載されています。

ふるさとチョイス:決済サービスの特典を使いたい人

サイト独自のポイントは終了しましたが、決済サービスごとの特典を一覧で掲載しています。内容は次の表のとおりです。

決済サービス 特典の内容 期間
Amazon Pay 初めての利用は初回金額の20%(上限2,000円)、1年以上ぶりの利用は10%(上限500円)をAmazonギフトカードで付与。要エントリー 2026年5月1日〜12月31日
d払い 金曜・土曜の利用で、抽選により最大4%還元 終了日未定
dカード 年間利用額に応じて、チョイスで使えるクーポンを取得。1回の寄付で最大20%分まで利用可 期間の記載なし
PayPay 利用回数・金額に応じて付与率が0.5%上昇。PayPayカード ゴールドをクレジット設定にすると、さらに0.5%上昇 終了日未定
楽天ペイ 楽天キャッシュで支払うと最大1.5%還元 終了日未定
au PAY Pontaポイント還元クーポンを付与。毎月5の付く日と8日の利用で、抽選により最大3,000ポイント 終了日未定

ANAのふるさと納税:マイルを使って寄付したい人

2025年10月1日以降の寄付には、マイルが積算されません。ANAカードマイルプラスも、対象は2025年9月30日23:59までの決済分です。

保有マイルをANA Pay残高に交換して、寄付に使う機能は10月以降も利用できます。

いま一番得なのは?サイトをまたいで比べる

5万円を寄付する場合の、公式ページで確認できる還元を並べました。結論は次の3つです。

  • はじめてAmazon Payを使う人:ふるさとチョイスでAmazon Payを選ぶのが最大です。初回は寄付額の20%(上限2,000円)で、1万円の寄付で上限に届きます。
  • それ以外で、額面が一番大きいのは:ふるなびのふるなびマネー4%増量です。付与上限がなく、エントリーするだけで使えます。
  • 楽天のIDやポイントをふだん使っている人:楽天ふるさと納税を楽天カードで払う方法が、手間の少ない選択肢です。
方法 還元の内容 5万円の寄付での目安 主な条件
ふるさとチョイス+Amazon Pay(初めての利用) 寄付額の20%をAmazonギフトカードで付与 2,000円分(上限) 要エントリー。2026年12月31日まで。1年以上ぶりの利用は10%(上限500円)
ふるなび+ふるなびマネー チャージ額の4%を増量 約1,900円分 要エントリー。エントリー前のチャージは対象外。増量分は付与から12か月後の月末まで。終了日は未定
楽天ふるさと納税+楽天カード 通常1%+特典1%+「5と0のつく日」1%で最大3倍 1,500ポイント 特典分に上限あり。「5と0のつく日」は日ごとのエントリーが必要
楽天ふるさと納税+みずほ楽天カード 楽天ポイント1%+同数のみずほポイント1%で2% 楽天カードの通常分と合わせて受け取る みずほポイント側の条件と上限は契約時期で異なる。公式ページで確認

一番得な組み合わせ:1万円はチョイス、残りはふるなび

同じ寄付に特典を重ねることはできません。そこで、寄付を2つのサイトに分けます。

  1. ふるさとチョイスで、Amazon Payを使って1万円だけ寄付する(2,000円分)
  2. 残りの寄付は、すべてふるなびのふるなびマネーで払う(4%増量)
  3. ふるなびの初回チャージは、合計1万円以上にして、2026年10月29日23:59までに済ませる(500円分)
寄付先 寄付額 得られる額の目安
ふるさとチョイス(Amazon Pay) 10,000円 2,000円分
ふるなび(ふるなびマネー) 90,000円 約3,460円分
ふるなび 初回チャージの特典 — 500円分
合計 100,000円 約5,960円分(約6%)

ふるなびのキャンペーンは、同時開催のものを、条件を満たせば重ねて受けられます。楽天ふるさと納税で3%を満たしたときの3,000ポイントと比べると、約2倍です。

寄付額の合計が、自分の控除の上限を超えないようにしてください。Amazon Payの特典は「初めての利用」が対象です。対象の範囲は、ふるさとチョイスのキャンペーンページで確認してから申し込んでください。

ふるなびで4%を取る手順

  1. ふるなびにログインして、ふるなびマネー即増量キャンペーンに事前エントリーする
  2. 寄付の申し込み画面で、支払い方法の「チャージする」を選ぶ(寄付額に合わせて自動計算されます)
  3. クレジットカードでチャージして、そのまま寄付を確定する

チャージに使えるカードは、VISA、JCB、Mastercard、Diners Club、AMERICAN EXPRESSです。ふるなびマネーのチャージ後は、キャンセルができません。寄付の金額を決めてから進めてください。

率の比較では、楽天は上限があるため、高額の寄付ほど還元率が下がります。ふるなびの4%は付与上限がないので、寄付額が大きいほど差が開きます。

目的別の選び方

こんなとき 選ぶサイト 理由
楽天IDで、いつものカードで払いたい 楽天ふるさと納税 カード会社のポイントが付く。サイト側のポイントはなし
サイト側の上乗せ特典を取りたい ふるなび ふるなびマネーが4%増量(要エントリー、上限なし)
Amazon PayやPayPayなどの特典を使いたい ふるさとチョイス 決済サービス別の特典が6サービス分そろう
貯めたポイントがある さとふる 保有ポイントを寄付の決済に使える
ANAマイルを寄付に回したい ANAのふるさと納税 マイルをANA Pay残高にして寄付できる

手持ちのカードを見直すなら、年会費無料で高還元率のクレジットカード比較も参考になります。

注意点:決済特典は変わることがある

  • ふるさとチョイスの決済特典には、Amazon Payの2026年12月31日までのように期限があるものと、終了日未定のものがあります。エントリーが必要な特典は、エントリー前の利用が対象外です。
  • 総務省のQ&Aは、寄附の決済を対象に追加で付与されるポイントを「通常の商取引に係る決済に伴うもの」とは別と整理しています。決済側の特典は、今後変わる可能性があります。
  • 2026年10月1日からの制度改正で、一部の返礼品で、取り扱い終了や、寄附金額・内容量の変更が生じる可能性があります。気になる返礼品は、寄附する前に返礼品ページの現在の内容を見てください。
  • さとふるのチャージポイントは、チャージ日から5か月後の月末が期限です。延長はありません。

よくある質問(FAQ)

Q. ポイント禁止で、ふるさと納税は損になりましたか?

A. 控除のしくみは変わりません。上限内なら自己負担は原則2,000円で、寄附額から2,000円を引いた金額が控除されます。なくなったのは、サイトが寄附に付けていたポイントです。ただし控除の上限を超えると、実質負担は2,000円を超えます。

Q. ポイントは完全になくなったのですか?

A. サイト独自のポイントは終了しました。クレジットカードなど、決済に伴う通常のポイントは残っています。楽天ふるさと納税も、カード決済のポイントはカード会社から付与されると案内しています。

Q. 楽天ふるさと納税で、楽天ポイントは貯まりますか?

A. 楽天市場の通常ポイント、買い回り、SPUのポイントは対象外です。貯まるのは、楽天カードなどの決済に伴ってカード会社から付与されるポイントです。

Q. さとふるで貯めたポイントはどうなりますか?

A. 10月以降も、寄付の決済に使えます。PayPayポイントやAmazonギフトカードへの交換もできます。寄付のたびに、有効期限が寄付入金日から14か月後の月末まで延びます。

Q. ふるなびマネーは何に使えますか?

A. ふるなびや宿泊施設で使えます。4%増量は事前エントリーが必要で、付与上限はなく、終了日は未定です。

Q. ANAのふるさと納税で、マイルは貯まりますか?

A. 2025年10月1日以降の寄付には、マイルが積算されません。保有マイルをANA Pay残高に交換して寄付に使う機能は、引き続き利用できます。

まとめ

ポイント禁止後、サイト選びだけで差がつく時代は終わりました。

得をする近道は、カード会社のポイントが付く決済で払うことです。そのうえで、ふるなびマネーの4%増量や、ふるさとチョイスに掲載されている決済サービス側の特典を組み合わせます。

特典はエントリーや期限があるので、寄附の直前に各サイトの特典ページを見て決めましょう。

出典

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