【2026年10月版】商品券・ギフトカードの株主優待 総合利回りランキング20|140社を額面+配当で比較

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株主優待
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クレジットカードは20年以上・累計約30枚を実際に発行して使い比べ、投資歴は20年。日商簿記3級。空港ラウンジや割引きっぷといった旅の固定費から、日々の支払い、株主優待まで、公式の一次情報で確かめたことだけを書いています。

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株主優待の利回りは、株価が動けば毎日変わります。この記事の数字は、2026年10月1日の終値で計算しています。140社のうち、9月11日時点で上位30位以内だった30社を10月1日の終値と会社予想配当で再計算して並べ直しました(31位以下は再計算していません)。実際に買う前には、必ずそのときの株価で計算し直してください。

対象は、株主優待で商品券・ギフトカードがもらえる銘柄です。年間の額面+年間の配当金を最低投資金額で割った「総合利回り」で140社を並べ、上位20社をまとめました。優待の中身は各社のIRページ・適時開示PDFという一次情報で1社ずつ裏取りしています。順位は長期保有の優遇を使い切った場合の数字です(最低株数のまま到達できる範囲まで)。通常条件の数字も表に併記しました。

先に結論を6つ書きます。
・1位はメディア工房(3815)で総合利回り11.60%。4万円台の投資で、1年以上持てば年5,000円分のデジタルギフトがつきます。無配なので、この数字はすべて優待が作っています
・上位20社に紙の商品券は3社だけです。VJAギフトカード(インタースペース)が14位、JCBギフトカード(アサンテ)が15位、UCギフトカード(ヒト・コミュニケーションズHD)が20位でデジタルギフトとの選択制。図書カードは25位です。20社中13社は「デジタルギフト®」という同じ仕組みです
・優待利回りが配当利回りを上回るのは11社。QUOカード編では5社だったので、このカテゴリのほうが「優待そのものの厚み」があります
・20社のうち9社は、保有期間の条件があります。しかも2社は条件を満たさないと優待が0円で、アサンテもいま買うと最初の優待は2028年3月末基準です
・「ギフトカード」と書いてあっても、その会社でしか使えないものが混ざっています。自社ECのポイント、自社クラウドファンディングのコイン、カタログギフトのポイント。今回はこれらを対象から外しました
・100株で買えるのは10社。200株・300株・400株・500株・1,000株からという会社もあり、最低投資額は4.3万円から110万円まで約25倍の開きがあります

はじめにお断りしておきます。この記事は公開されている数字を整理したもので、特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。筆者は投資助言の資格を持っていません。株価も配当予想も優待制度も日々変わります。最終的な判断はご自身でお願いします。

  1. この記事の計算ルール
  2. 商品券・ギフトカード株主優待 総合利回りランキング20(長期保有あり・2026年10月1日時点)
  3. 【1位〜5位】無配でも利回りが高い銘柄が並ぶゾーン
    1. 1位:メディア工房(3815)総合利回り11.60%(通常条件なら9.28%)
    2. 2位:メンタルヘルステクノロジーズ(9218)総合利回り9.15%(通常条件なら7.32%)
    3. 3位:チェンジホールディングス(3962)総合利回り9.13%(通常条件なら7.49%)
    4. 4位:GLC GROUP(2970)総合利回り8.49%(6か月未満だと0%)
    5. 5位:リズム(7769)総合利回り8.29%
  4. 【6位〜10位】必要株数と「1回あたり」に注意が要る5社
    1. 6位:フルハシEPO(9221)総合利回り7.10%
    2. 7位:イー・ガーディアン(6050)総合利回り7.05%(通常条件なら5.26%)
    3. 8位:FPパートナー(7388)総合利回り6.64%
    4. 9位:サインド(4256)総合利回り6.62%
    5. 10位:モバイルファクトリー(3912)総合利回り6.47%(通常条件なら4.64%)
  5. 【11位〜15位】制度の中身がまだ固まっていない銘柄も混じるゾーン
    1. 11位:LAホールディングス(2986)総合利回り6.19%
    2. 12位:ハイパー(3054)総合利回り6.18%
    3. 13位:アイナボホールディングス(7539)総合利回り6.10%
    4. 14位:インタースペース(2122)総合利回り5.97%
    5. 15位:アサンテ(6073)総合利回り5.88%(通常条件なら4.44%)
  6. 【16位〜20位】5%台後半でボーダーを争う5社
    1. 16位:明光ネットワークジャパン(4668)総合利回り5.85%(通常条件なら4.52%)
    2. 17位:ガーデン(274A)総合利回り5.81%(通常条件なら4.92%)
    3. 18位:クリアル(2998)総合利回り5.81%
    4. 19位:ピアラ(7044)総合利回り5.78%
    5. 20位:ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス(4433)総合利回り5.63%
  7. 紙の商品券とデジタルギフトは、何がどう違うのか
    1. 「デジタルギフト®」は13社が同じサービスを使っている
    2. デジタルギフトには「交換しないと失効する」リスクがある
  8. 通常条件だと、順位はこう変わる
  9. 【要注意】「ギフトカード」に見えて、その会社でしか使えないもの
  10. 同じ銘柄でも、利回りの数字が違って見える3つの理由
  11. 上位20社に入らなかった銘柄(21位〜30位)
  12. 番外編:額面が決まっていない優待
    1. ロゴスホールディングス(205A)——株主数で山分けする「多階建てシェア型株主優待」
  13. 買う時期の話:権利付最終日と、20社の権利確定月
    1. 権利確定日ではなく「権利付最終日」に持っている必要がある
    2. 20社の権利確定月カレンダー
  14. 今回の対象から外した銘柄と、その理由
  15. よくある質問
  16. まとめ
  17. 出典
  18. あわせて読みたい

この記事の計算ルール

数字の出どころをはっきりさせておきます。

項目 この記事での扱い
総合利回り (年間の額面+年間の配当金)÷ 最低投資金額 × 100
基準日 2026年10月1日の終値・会社予想1株配当(9月11日時点の上位30社を再計算)
対象 発行元が第三者で、その会社と関係のない店でも使える金券だけ。紙の商品券(JCB・VJA・UC・図書カード・全国共通商品券)と、デジタルギフト(デジタルギフト®・giftee Box・EJOICAセレクトギフト・Amazonギフトカードなど)の両方を含みます
対象外 その会社の店・サービスでしか使えないもの(自社商品券、自社ECポイント、自社クラウドファンディングのコイン、割引券)。カタログギフト型のポイント(プレミアム優待倶楽部など)。おこめ券。QUOカード(別記事で扱いました)
株数 金券がもらえる最低の株数。優待そのものは100株からでも、金券は200株以上という会社があるため、そのつど確認して株数を合わせました
記念優待 周年記念・上場記念など一度だけの上乗せは算入しません。該当する会社は本文で明記しました
長期保有 最低株数のまま到達できる長期優遇を使い切った額面で計算し、順位もその数字で並べました。株数の上積みが必要な優遇は使いません。通常条件の数字も表に併記しています
年2回の会社 公式表の金額が1回あたりか年間合計かを1社ずつ判定し、年間合計に直しました
選択制の会社 金券と自社優待品を択一で選ぶ会社は、金券を選んだ場合で計算しました
制度変更 変更が決まっている場合は変更後の内容で計算(今から買う人に適用されるのは新制度だから)。ただしクリアルの2027年9月末基準からの増額は、いま買った人が対象になるのが早くても2028年3月末基準のため、順位には入れず注記にとどめました
裏取り 優待の中身・条件は各社の公式IRページと適時開示PDF。株価と配当予想は上位30社をYahoo!ファイナンス(2026年10月1日終値)で再計算し、140社の母数はみんかぶ

このカテゴリは「もらえるもの」が会社ごとにバラバラです。QUOカードの記事では20社すべてが同じQUOカードでした。ここは違います。紙のJCBギフトカードもあれば、メールでコードが届くデジタルギフトもあり、同じ「デジタルギフト」でも交換先が11種類の会社と30種類の会社があります。
だからランキング表に「券種」の列を入れました。利回りだけを見て買うと、届いたものが思っていたのと違う、ということが起きやすいカテゴリです。

商品券・ギフトカード株主優待 総合利回りランキング20(長期保有あり・2026年10月1日時点)

順位 銘柄(コード) 券種 必要株数 最低投資額 年間の額面
通常→長期
年間配当 優待利回り 配当利回り 総合利回り
長期保有あり
通常 継続保有
1 メディア工房(3815) デジタルギフト 100株 43,100円 4,000円
→ 5,000円
0円 11.60% 0.00% 11.60% 9.28% 1年以上(8月末基準で連続2回)
2 メンタルヘルステクノロジーズ(9218) デジタルギフト® 200株 164,000円 10,000円
→ 13,000円
2,000円 7.93% 1.22% 9.15% 7.32% 1年以上(連続3回)
3 チェンジHD(3962) デジタルギフト® 300株 304,500円 15,000円
→ 20,000円
7,800円 6.57% 2.56% 9.13% 7.49% 2年以上(連続5回)
4 GLC GROUP(2970) デジタルギフト® 400株 471,200円 0円
→ 40,000円
0円 8.49% 0.00% 8.49% 0.00% 6か月以上が必須(連続2回)
5 リズム(7769) あっとギフト® 100株 383,000円 15,000円 16,760円 3.92% 4.38% 8.29% 8.29% —
6 フルハシEPO(9221) デジタルギフト® 200株 231,000円 10,000円 6,400円 4.33% 2.77% 7.10% 7.10% —
7 イー・ガーディアン(6050) デジタルギフト® 100株 167,400円 5,000円
→ 8,000円
3,800円 4.78% 2.27% 7.05% 5.26% 1年以上(連続3回)
8 FPパートナー(7388) デジタルギフト® 100株 231,800円 6,000円 9,400円 2.59% 4.06% 6.64% 6.64% —(2027年5月末基準から6か月必須)
9 サインド(4256) デジタルギフト® 200株 241,600円 16,000円 0円 6.62% 0.00% 6.62% 6.62% —
10 モバイルファクトリー(3912) デジタルギフト® 1000株 1,098,000円 0円
→ 20,000円
51,000円 1.82% 4.64% 6.47% 4.64% 1年以上が必須(連続3回)
11 LAホールディングス(2986) デジタルギフト® 100株 289,000円 500円 17,400円 0.17% 6.02% 6.19% 6.19% —
12 ハイパー(3054) デジタルギフト(内容未定) 300株 114,900円 5,000円 2,100円 4.35% 1.83% 6.18% 6.18% —
13 アイナボHD(7539) デジタルギフト® 100株 78,700円 2,000円 2,800円 2.54% 3.56% 6.10% 6.10% —
14 インタースペース(2122) VJAギフトカード 400株 535,600円 20,000円 12,000円 3.73% 2.24% 5.97% 5.97% —
15 アサンテ(6073) JCBギフトカード 100株 139,500円 2,000円 6,200円 1.43% 4.44% 5.88% 4.44% 6か月以上(2027年3月末基準)→1年以上(2027年9月末基準以降)
16 明光ネットワークジャパン(4668) 電子マネー(ギフトパッド) 100株 75,200円 500円
→ 1,500円
2,900円 1.99% 3.86% 5.85% 4.52% 3年以上(連続7回)
17 ガーデン(274A) デジタルギフト® 100株 223,700円 2,000円
→ 4,000円
9,000円 1.79% 4.02% 5.81% 4.92% 半年以上(連続2回)
18 クリアル(2998) デジタルギフト® 500株 241,000円 10,000円 4,000円 4.15% 1.66% 5.81% 5.81% —(2027年9月末基準から1年以上で年12,000円分)
19 ピアラ(7044) デジタルギフト® 1000株 623,000円 36,000円 0円 5.78% 0.00% 5.78% 5.78% —
20 ヒト・コミュニケーションズHD(4433) UCギフトカード/デジタルギフト® 100株 84,400円 1,000円 3,750円 1.18% 4.44% 5.63% 5.63% —(増額は500株以上)

出典:優待内容は各社IR公式ページと適時開示PDF(各社の項で個別に記載)。株価はYahoo!ファイナンスの2026年10月1日の終値、会社予想1株配当は同サイトの値です(9月11日時点の上位30社を再計算。140社の母数と30位以内の判定はみんかぶの2026年9月11日時点)。利回りは、これらの数値をもとに筆者が計算しています。

この表から見えること
・上位20社のボーダーは5.63%。母数140社を絞り込んだ結果で、表の数字では21位との差は0.05ポイントしかありません
・券種の列を見てください。「デジタルギフト®」が13社もあります。これは株式会社デジタルプラスが提供している同じサービスで、会社が違っても中身はほぼ同じです。紙の金券は20社中3社(インタースペースのVJAギフトカード、アサンテのJCBギフトカード、ヒト・コミュニケーションズHDのUCギフトカード)で、ヒト・コミュニケーションズHDはデジタルギフトとの選択制です
・優待利回りが配当利回りを上回るのは11社(メディア工房・メンタルヘルステクノロジーズ・チェンジHD・GLC GROUP・サインド・フルハシEPO・ピアラ・イー・ガーディアン・ハイパー・インタースペース・クリアル)。QUOカード編では20社中5社だったので、こちらのほうが優待の比重が高いカテゴリです
・無配が4社(メディア工房・GLC GROUP・サインド・ピアラ)。この4社は総合利回りがそのまま優待利回りで、金券の額面だけで5〜11%台という珍しい形です
・100株で買えるのは10社。残る10社は200株・300株・400株・500株・1,000株から。最低投資額はメディア工房の43,100円からモバイルファクトリーの1,098,000円まで約25倍の開きがあります
・年間の額面が最大なのはGLC GROUPの40,000円分、次がピアラの36,000円分。ただしどちらも必要株数が大きく、GLC GROUPは400株(47万円)、ピアラは1,000株(62万円)が要ります

【1位〜5位】無配でも利回りが高い銘柄が並ぶゾーン

1位:メディア工房(3815)総合利回り11.60%(通常条件なら9.28%)

最低投資額 43,100円(100株)/年間の額面 4,000円 → 5,000円(1年以上)/年間配当 0円(無配)
優待利回り 11.60% + 配当利回り 0.00% = 総合利回り 11.60%
長期保有の条件を満たさない場合は 9.28%

占いコンテンツなどを手がける会社です。最低投資額43,100円は20社で最も安く、総合利回り11.60%は最も高いという、このランキングで唯一の組み合わせになっています。無配なので、この数字はすべて優待の額面が作っています。

優待は2月末と8月末の年2回。公式ページが「中間優待」「期末優待」と分けて金額を並べているので、表の金額は1回あたりです。

区分 基準日 保有株式数 継続保有期間 優待内容
中間優待 2月28日(月末日) 100株(単元株)以上 — デジタルギフト 2,000円相当
中間優待 2月28日(月末日) 100株(単元株)以上 1年以上 デジタルギフト 2,500円相当
期末優待 8月31日 100株(単元株)以上 — デジタルギフト 2,000円相当
期末優待 8月31日 100株(単元株)以上 1年以上 デジタルギフト 2,500円相当

※いずれも1回あたりの金額。年2回なので年間は4,000円分(通常)または5,000円分(1年以上)になります。

継続保有の判定基準日は8月31日だけです。公式の定義は「本優待制度開始(2024年6月19日)以降において、毎年8月31日の基準日において、当社株主名簿に、100株(単元株)以上の株式の保有を、同一の株主番号で2回以上連続して記載又は記録されること」。そのうえで「継続保有期間にかかる基準日は、期末基準日である8月31日のみとなることについてご注意ください」「毎年2月28日(月末日)の基準日については、継続保有期間にかかる基準日ではありませんためご注意ください」と、2度にわたって注意書きが置かれています。2月末だけを見て保有期間を数えると計算が合いません。

交換先はAmazonギフトカード/QUOカードPay/PayPayポイント/dポイント/au PAYギフトカード/Apple Gift Card/EdyギフトID/Google Play ギフトコード/楽天ポイントギフトカードなど。ただし公式に「一部ギフトは交換レートが異なります」という但し書きがあるので、額面がそのまま価値になるとは限りません。

発送は中間優待が毎年5月、期末優待が毎年11月(定時株主総会招集ご通知に同封)。制度は2024年6月19日に始まりました。

出典:メディア工房「株主優待制度」

2位:メンタルヘルステクノロジーズ(9218)総合利回り9.15%(通常条件なら7.32%)

最低投資額 164,000円(200株)/年間の額面 10,000円 → 13,000円(1年以上)/年間配当 2,000円
優待利回り 7.93% + 配当利回り 1.22% = 総合利回り 9.15%
長期保有の条件を満たさない場合は 7.32%

産業医紹介やメンタルヘルス支援の会社です。優待は12月末基準の年1回で、表の金額がそのまま年間額になります。

保有株式数 保有期間 基準日 優待内容
200株以上 1年未満 12月末日 デジタルギフト® 10,000円分
200株以上 1年以上 12月末日 デジタルギフト® 13,000円分

交換先の数がこのカテゴリで最多クラスです。Amazonギフトカード、Google Play ギフトコード、PayPayマネーライト、楽天ポイントギフト、QUOカードPay、dポイント、au PAYギフトカード、プレイステーション®ストア チケット、Uber Taxi/Uber Eatsギフトカード、Visa eギフト vanilla、DMMプリペイドカード、すかいらーくご優待券、図書カードNEXT、Huluチケット、U-NEXTギフトコード、吉野家デジタルギフト、デジタルKFCカード、WAON POINT、そしてビットコインやイーサリアムなどの暗号資産まで。さらに石川県七尾市の恵寿総合病院への寄付も選べます。
ただし公式に「※暗号資産は、交換時のレートにより受取額面が変動いたします。」と明記されています。

継続保有の定義は「保有期間1年以上とは、2025年12月末日を初回として、翌年以降の6月末日および12月末日の自社株主名簿において、同一の株主番号で3回以上連続して記載または記録されていることをいいます。」。13,000円分への増額は2026年12月末日の基準日から始まります。

200株以上の株主は、希望すればオンラインメンタル相談サービス「ケアーズLite」も使えます(デジタルギフトとの併給で、択一ではありません)。金額が決まっていないので利回りには入れていません。発送は基準日から3か月以内、受け取りはWEB上で品目を選ぶ方式です。

出典:メンタルヘルステクノロジーズ「株主優待」/株主優待制度の新設に関するお知らせ(2025年8月14日)/株主優待品の内容決定に関するお知らせ(2025年12月12日)

3位:チェンジホールディングス(3962)総合利回り9.13%(通常条件なら7.49%)

最低投資額 304,500円(300株)/年間の額面 15,000円 → 20,000円(2年以上)/年間配当 7,800円
優待利回り 6.57% + 配当利回り 2.56% = 総合利回り 9.13%
長期保有の条件を満たさない場合は 7.49%

デジタル人材育成や自治体向けサービスを手がける会社です。優待は6月末と12月末の年2回で、公式の表は各基準日ごとの進呈額になっています。

基準日 対象株主 保有1年未満 1年以上2年未満 2年以上
6月末日 300株以上 7,500円 8,500円 10,000円
12月末日 300株以上 7,500円 8,500円 10,000円

※各基準日ごとの金額。年間では 15,000円分(1年未満)/17,000円分(1年以上2年未満)/20,000円分(2年以上)になります。

継続保有の定義は「継続保有とは、同一株主番号で300株以上の保有を、基準日において過去に遡って6月末日および12月末日の当社株主名簿(当該基準日を含みます。)に、連続して記載または記録されていることを指します。」。連続5回以上で「2年以上」の扱いです。1年未満でも年15,000円分はもらえるので、条件を満たさなくても0円にはなりません。

交換先は20種類以上で、Amazonギフトカード、PayPayマネーライト、QUOカードPay、dポイント、Visa eギフト vanilla などから自由に選べます。発送は基準日から3か月以内(12月末分は翌年3月中旬、6月末分は同年9月中旬)。制度は2025年12月末基準から始まりました。

出典:チェンジホールディングス「株主優待」

4位:GLC GROUP(2970)総合利回り8.49%(6か月未満だと0%)

最低投資額 471,200円(400株)/年間の額面 0円 → 40,000円(6か月以上)/年間配当 0円(無配)
優待利回り 8.49% + 配当利回り 0.00% = 総合利回り 8.49%
6か月未満だと優待も配当も0円になります

介護施設の運営などを手がける会社です。年間の額面40,000円分は20社で最大。ただし無配なので、条件を満たさないと総合利回りが0%になるという極端な銘柄でもあります。

基準日 継続保有期間 400株以上
毎年6月末日 6か月以上
※初回のみ期間制限なし
20,000円分
毎年12月末日 6か月以上 20,000円分
年間 40,000円分

※公式の表記は「デジタルギフト® 20,000円分/回(参考年間 計40,000円分)」。

6か月以上の継続保有が前提条件です。公式の定義は「(注1)『継続保有期間が6ヶ月以上』とは、株主名簿基準日(6月末または12月末)の株主名簿に400株以上の保有記録が同一株主番号で2回以上連続している場合をいいます。」。満たさなければ1円ももらえません。
ただし「制度導入初回となる2026年6月末日の基準日に限り、継続保有期間を問わず、400株以上保有されている全ての株主様を対象といたします。」という例外が置かれていました。

交換先はPayPayマネーライト、Amazonギフトカード、QUOカードPay、dポイント、au PAYギフトカードなど。発送は基準日から2か月以内で、このカテゴリでは早いほうです。制度は2026年2月13日の開示で新設され、2026年6月末日基準から始まっています。配当については公式に「これまで配当を実施しておりません」と記載されています。

出典:GLC GROUP「配当方針・株主優待」/株主優待制度の導入に関するお知らせ(2026年2月13日)

5位:リズム(7769)総合利回り8.29%

最低投資額 383,000円(100株)/年間の額面 15,000円/年間配当 16,760円
優待利回り 3.92% + 配当利回り 4.38% = 総合利回り 8.29%
継続保有の条件はありません

時計や健康機器を手がける会社です(旧・リズム時計工業)。優待利回りと配当利回りがどちらも4%前後でバランスしているのが特徴で、上位5社ではここだけが配当のほうが大きい銘柄です。

優待は3月末基準の年1回、100株以上で「あっとギフト®」15,000円相当。株数の刻みも保有期間の区分もありません。100株で15,000円相当という水準は、必要株数に対する額面としてはこのカテゴリで最も大きい部類です。

交換期限があります。公式に「2026年3月31日を基準日とする株主優待については、2026年6月上旬頃、株主総会招集通知に同封して基準日の株主名簿に記載のご住所へ発送いたします。交換期限は2026年8月31日迄となりますので、株主様におかれましては株主総会招集通知のご案内が届きましたら、お早めに確認いただきますようお願いいたします。」と書かれています。発送から交換期限まで3か月弱しかないので、封筒を放置すると失効します。

制度は2026年3月末日時点の株主から始まったばかりです。公式の注記は「※2026年3月末日時点の株主名簿に記載・記録された対象の株主様より開始いたします」。15,000円相当という金額が恒常的なものか、初回だけの水準かは公式に書かれていません。

出典:リズム「株主還元」

【6位〜10位】必要株数と「1回あたり」に注意が要る5社

6位:フルハシEPO(9221)総合利回り7.10%

最低投資額 231,000円(200株)/年間の額面 10,000円/年間配当 6,400円
優待利回り 4.33% + 配当利回り 2.77% = 総合利回り 7.10%
継続保有の条件はありません

木材リサイクルと産業廃棄物処理の会社です。優待は3月末と9月末に各5,000円分、年間10,000円分。公式の原文は「2026年3月末日を初回基準日とし、以後毎年3月末日及び9月末日を基準日」なので、表の5,000円は1回あたりです。

2単元(200株)以上が条件で、100株では0円。株数の刻みは1段階だけです。交換先はAmazonギフトカード/PayPayマネーライト/楽天ポイントギフト/dポイント/au PAYギフトカード/QUOカードPayから選べます。

制度が始まったばかりです。初回基準日が2026年3月末日なので、この記事の執筆時点でまだ1回しか回っていません。なお同社には過去に設立75周年の記念配当5円(2023年3月期)がありましたが、これは配当であって優待の記念上乗せではありません。

発送は権利確定日から3か月以内。継続保有の条件は公式に存在せず、買ってすぐの基準日から満額もらえます。

出典:フルハシEPO「配当・株主優待」

7位:イー・ガーディアン(6050)総合利回り7.05%(通常条件なら5.26%)

最低投資額 167,400円(100株)/年間の額面 5,000円 → 8,000円(1年以上)/年間配当 3,800円
優待利回り 4.78% + 配当利回り 2.27% = 総合利回り 7.05%
長期保有の条件を満たさない場合は 5.26%

ネットの投稿監視やカスタマーサポートを請け負う会社です。優待は9月末基準の年1回で、100株から対象になります。

保有株式数 継続保有1年未満 継続保有1年以上
100株以上 5,000円相当 8,000円相当

継続保有は増額の条件で、1年未満でも5,000円相当はもらえます。定義は「※1年以上継続して保有する株主様とは、毎年9月末日時点を基準として、同一株主番号で3月末日及び前年9月末日の株主名簿に、3回以上連続で記載または記載された株主様といたします。」。100株(16.7万円)で年8,000円分という水準は、必要株数の小ささに対して厚いほうです。

公式サイトの「株式基本情報」ページは、いまも「株主に対する特典 該当事項はありません。」のままです。優待制度は2024年5月7日の開示で新設され、2025年7月10日にQUOカードからデジタルギフト®へ変更されています。株式情報ページだけを見ると「優待なし」と誤解します。正しい情報は適時開示のほうにあります。

交換先はAmazonギフトカード/QUOカードPay/PayPayマネーライト/dポイント/au PAYギフトカード/Visa eギフト vanilla/図書カードNEXT/Uber Taxi・Uber Eatsギフトカード/Google Play ギフトコード/プレイステーション®ストア チケット/すかいらーくご優待券の12種類。発送は毎年12月下旬の定時株主総会決議ご通知とともに。

なお、この制度の導入にあわせて「株主総会において議決権を有効に行使いただいた株主様に、株主様名義1件につき、QUOカード500円分をお贈りしておりますが、当制度の新設に伴い、取りやめさせていただきます。」と開示されています。議決権行使のQUOカードはもうありません。

出典:株主優待の一部内容変更(優待品目の変更)に関するお知らせ(2025年7月10日)/配当方針の変更、配当予想の修正及び株主優待制度の新設に関するお知らせ(2024年5月7日)

8位:FPパートナー(7388)総合利回り6.64%

最低投資額 231,800円(100株)/年間の額面 6,000円/年間配当 9,400円
優待利回り 2.59% + 配当利回り 4.06% = 総合利回り 6.64%
現時点では継続保有の条件はありません

保険代理店「マネードクター」を運営する会社です。優待は5月31日と11月30日の年2回、各3,000円分で年間6,000円相当。

2027年5月31日の基準日から、6か月以上の継続保有が必須になります。公式の注記は「各基準日(毎年5月31日・11月30日)及び各基準日から6か月前の基準日において、同一株主番号で連続して株主名簿に記載または記録されていること」。2026年11月30日の基準日までは適用されませんので、いま買って直近の基準日をとるだけなら条件なしで受け取れます。

発送は5月末基準分が毎年8月中、11月末基準分が翌年2月中。配当方針は「累進配当の継続と配当性向45%を目安に安定した配当の継続実施」で、2026年11月期は中間47円+期末47円の年94円予想です。

出典:FPパートナー「株主優待」/株式情報

9位:サインド(4256)総合利回り6.62%

最低投資額 241,600円(200株)/年間の額面 16,000円/年間配当 0円(無配)
優待利回り 6.62% + 配当利回り 0.00% = 総合利回り 6.62%
継続保有の条件はありません

美容サロン向け予約管理システムの会社です。無配なので、総合利回り6.62%はすべて優待の額面が作っています。

優待は200株(2単元)以上でデジタルギフト®16,000円分。100株では1円ももらえません。株数の刻みは1段階だけなので、200株でも10,000株でも16,000円分です。交換先は18種類以上で、Amazon/Google Play/PayPay/楽天ポイント/QUOカードPayなどから選べます。

基準日が年何回かを公式が明示していません。公式ページは「3月末日を基準日として」とだけ書いており、年1回とも年2回とも、また金額が1回あたりとも年間合計とも書かれていません。基準日が3月末日ひとつしか記載されていないためこの記事は年1回として計算しましたが、ここは公式の記載が足りていない部分です。

贈呈は「6月中の定時株主総会関係書類に同封」。継続保有の条件は公式に存在しません。

出典:サインド「株主優待制度」

10位:モバイルファクトリー(3912)総合利回り6.47%(通常条件なら4.64%)

最低投資額 1,098,000円(1,000株)/年間の額面 0円 → 20,000円(1年以上)/年間配当 51,000円
優待利回り 1.82% + 配当利回り 4.64% = 総合利回り 6.47%
1年未満は優待が0円なので、その場合は配当だけの 4.64%

位置情報ゲームなどを手がける会社です。最低投資額110万円は20社で最大で、必要株数も1,000株。ハードルの高い銘柄です。

優待は3月末と9月末の年2回、各10,000円分で年間20,000円分。公式の原文は「対象株主様に対して、各10,000円分(年間合計20,000円分)のデジタルギフト®を贈呈いたします。」で、1回あたりと年間合計の両方が書かれています。

1年以上の継続保有が前提条件で、満たさないと0円です。公式の表は「1,000株以上かつ1年以上継続保有の株主様」の1行しかなく、1年未満の区分が存在しません。定義は「※1年以上継続保有とは、基準日(3月末日及び9月末日)の当社株主名簿に、1,000株以上の保有を同一株主番号で連続3回以上記載または記録されることをいいます。」。
制度そのものは2024年10月25日に開示されましたが、初回の基準日は2026年3月でした。1年以上の継続保有=連続3回という要件を満たす株主が出るまで、開示から約1年半かかった計算になります。

交換先は13種類で、Amazonギフトカード/QUOカードPay/PayPayマネーライト/dポイント/au PAYギフトカード/Visa eギフト vanilla/図書カードNEXT/Uber Taxi・Uber Eatsギフトカード/Google Play ギフトコード/PlayStation®Storeチケット/DMMプリペイドカード/JALマイレージバンク。発送は各基準日から3か月以内。

出典:モバイルファクトリー「株主還元・株式情報」/株主優待制度の新設に関するお知らせ(2024年10月25日)

【11位〜15位】制度の中身がまだ固まっていない銘柄も混じるゾーン

11位:LAホールディングス(2986)総合利回り6.19%

最低投資額 289,000円(100株)/年間の額面 500円/年間配当 17,400円
優待利回り 0.17% + 配当利回り 6.02% = 総合利回り 6.19%
継続保有の条件はありません

マンション開発の会社です。この銘柄は実質的に高配当株です。配当利回り6.02%は20社で最も高く、総合利回り6.19%のうち優待が作っているのは0.18ポイントだけ。年間の額面は500円分で、20社で最小です。

優待は12月31日基準の年1回、100株(1単元)以上でデジタルギフト®500円分。株数の刻みも保有期間の区分もありません。

株数の基準が株式分割後であることに注意してください。公式の原文は「毎年12月31日を基準日とする当社株主名簿に記載または記録された、当社株式を100株(1単元)以上保有されている株主様を対象といたします。なお、保有株式数は、2026年7月1日を効力発生日として実施予定の株式分割(1株につき3株の割合)後の株式数を基準といたします。」。分割前の情報を見ていると株数を読み違えます。

デジタルギフト®についての公式の説明は「会員登録不要でご希望のギフトを自由にお選びいただけるサービスです。QRコードをお読み取りいただくことで即時にお受け取り、ご利用が可能です。」。交換先はPayPayマネーライト/QUOカードPay/Amazonギフトカード/Visa eギフト vanilla/楽天ポイントギフト/dポイント/au PAYギフトカード/WAON POINT など。

発送は権利確定日から3か月以内。制度は2026年5月14日に導入されました。公式の「株式情報」ページには優待の記載が一切なく、情報源は適時開示PDFだけです。

出典:LAホールディングス「IRニュース」/株主優待制度の導入に関するお知らせ(2026年5月14日)

12位:ハイパー(3054)総合利回り6.18%

最低投資額 114,900円(300株)/年間の額面 5,000円/年間配当 2,100円
優待利回り 4.35% + 配当利回り 1.83% = 総合利回り 6.18%
継続保有の条件はありません

パソコン周辺機器の商社です。この銘柄は一度優待を廃止していて、2026年8月18日に再開しました。

優待は300株(3単元)以上でデジタルギフト5,000円分。公式の原文は「対象となる株主様に対し、保有株式数にかかわらず、年1回、一律に デジタルギフト5,000円分を贈呈いたします。」で、株数による上乗せはありません。基準日は「毎年12月31日といたします(初回の基準日は2026年12月31日です)。」

もらえるデジタルギフトの中身が、まだ決まっていません。再開の開示にはこう書かれています。「なお、本優待に利用いただくサービスおよびデジタルギフトの具体的な内容(選択可能なデジタルマネー・電子ギフトの種類、受取方法等)につきましては、決定次第、改めてお知らせいたします。」
額面5,000円分は確定しているので利回りは計算できますが、どのサービスのどの電子マネーに交換できるのかは現時点で公表されていません。公式サイトに優待の専用ページもまだなく、情報源は適時開示PDFだけです。

贈呈は「毎年3月下旬頃を予定しております(初回は2027年3月下旬頃を予定)」。継続保有の条件はありません。なお、廃止がいつだったのか、最後の基準日がいつだったのかは再開の開示に書かれておらず、確認できませんでした。

出典:ハイパー「決算短信・適時開示書類」/株主優待制度の再開に関するお知らせ(2026年8月18日)

13位:アイナボホールディングス(7539)総合利回り6.10%

最低投資額 78,700円(100株)/年間の額面 2,000円/年間配当 2,600円
優待利回り 2.54% + 配当利回り 3.56% = 総合利回り 6.10%
継続保有の条件はありません

タイル・住宅設備の商社です。最低投資額78,700円は20社で3番目に安い水準で、継続保有の条件もありません。買ってすぐの基準日から満額もらえるタイプです。

優待は3月31日と9月30日の年2回、各1,000円相当で年間2,000円相当。株数の上位区分も保有期間の区分もなく、100株以上で一律です。発送は毎年12月・6月。

2026年1月30日に「株主優待制度の変更(中間優待の新設)に関するお知らせ」が開示されており、もともとは年1回だった制度に中間優待が足されて年2回になった経緯があります。

出典:アイナボホールディングス「株式情報」

14位:インタースペース(2122)総合利回り5.97%

最低投資額 535,600円(400株)/年間の額面 20,000円(VJAギフトカード・年2回)/年間配当 12,000円
優待利回り 3.73% + 配当利回り 2.24% = 総合利回り 5.97%
継続保有の条件は公式の制度ページに記載がありません

インターネット広告の会社です。優待は400株(4単元)以上でVJAギフトカード年20,000円分。3月末と9月末の年2回、各10,000円分が届きます。400株が必要なので、最低投資額は535,600円と、このランキングでは重い部類です。

保有株式数 基準日 優待内容
400株以上4,000株未満 3月末・9月末 VJAギフトカード 各10,000円分(年20,000円)
4,000株以上 3月末・9月末 VJAギフトカード 各20,000円分(年40,000円)

制度は2025年9月17日の公表で新設され、2025年9月末の株主名簿から始まっています。公式の制度ページに、継続保有の条件は書かれていません。発送は各基準日から約3か月以内で、郵送です。9月末基準分は定時株主総会の招集通知に同封されます。有効期限の記載は確認できていないので、届いたら券面で確認してください。

出典:インタースペース「株主優待制度の新設に関するお知らせ」(2025年9月17日)/公式IR「よくあるご質問」(2026年10月2日確認)

15位:アサンテ(6073)総合利回り5.88%(通常条件なら4.44%)

最低投資額 139,500円(100株)/年間の額面 2,000円(JCBギフトカード1,000円×年2回)/年間配当 6,200円
優待利回り 1.43% + 配当利回り 4.44% = 総合利回り 5.88%
長期保有の条件を満たさない場合は 4.44%(配当だけ)

シロアリ防除などの住宅サービスの会社です。公式の優待ページによると、基準日は3月31日と9月30日で、100株以上でJCBギフトカード1,000円分。贈呈は6月と12月です。

2026年5月12日の公表で、継続保有の条件が段階的に入ります。2026年9月末基準までは保有期間の条件がありません。2027年3月末基準は「継続保有6か月以上」(同一株主番号で2026年9月30日と2027年3月31日の名簿に連続して記載)、2027年9月末基準以降は「継続保有1年以上」(3月31日・9月30日の名簿に連続3回以上)が条件です。公式の定義に当てはめると、いまから買う人は2027年3月末基準の対象になれず、最初のギフトカードは2028年3月末基準になる計算です。そのため通常条件は配当だけの4.44%にしています。

2027年3月末基準からは、ギフトカードに加えて当社サービスの割引(白蟻防除などが10%、地震対策などが5%、半年間に1回)が追加されます。ただし金券ではないので、この記事の利回りには入れていません。株主番号が変わると対象から外れる点にも注意してください(売り切ってから買い戻した場合、証券会社を変えた場合、貸株を使っている場合など)。

出典:アサンテ「IR情報:株主優待制度」(2026年5月12日公表の変更を含む、2026年10月2日確認)

【16位〜20位】5%台後半でボーダーを争う5社

16位:明光ネットワークジャパン(4668)総合利回り5.85%(通常条件なら4.52%)

最低投資額 75,200円(100株)/年間の額面 500円 → 1,500円(3年以上)/年間配当 2,900円
優待利回り 1.99% + 配当利回り 3.86% = 総合利回り 5.85%
長期保有の条件を満たさない場合は 4.52%

個別指導塾「明光義塾」の会社です。最低投資額75,200円は20社で2番目に安い水準。優待は8月31日基準の年1回で、公式に「『株主優待制度』を年1回実施しております」と明記されています。

保有株式数 継続保有3年未満 3年以上継続保有
100株〜299株 500円相当 1,500円相当
300株〜499株 4,500円相当(保有年数による区別なし)
500株〜999株 5,000円相当(同上)
1,000株以上 6,000円相当(同上)

継続保有は増額の条件で、3年未満でも500円相当はもらえます。定義は「3年以上の継続保有とは、毎年2月末日及び8月末日の株主名簿に連続7回以上同一番号にて記載または記録されている状態を指します。」。100株で3年持つと500円→1,500円と3倍になります。

300株以上になると保有期間の区別がなくなります。100株の区分だけが「3年未満/3年以上」に分かれていて、300株以上は一律。100株を3年持って1,500円相当より、300株を買ってすぐの4,500円相当のほうが額面は大きいという構造です。ただしこの記事は最低株数のままで計算するルールなので、100株・3年以上の1,500円分で順位をつけています。

優待品は公式表記が「電子マネー」で、ブランド名は書かれていません。ただし開示PDFに株式会社ギフトパッドのカタログURLが直接記載されており、PayPayポイント/Amazonギフトカード/nanacoギフト/EdyギフトID/iTunes/QUOカードPay/au PAY/Vプリカギフト/GOチケット/Vポイントなどから選ぶ方式です。発送は毎年11月の定時株主総会後。

制度は2026年7月14日の開示でQUOカードから選択制の電子マネーに変わり、同時に株数区分が細分化・増額されました(2026年8月31日基準日から適用)。なおその前の2020年7月10日には、額面を一律半額にする変更もありました。

出典:明光ネットワークジャパン「株主優待」/株主優待制度変更及び拡充に関するお知らせ(2026年7月14日)

17位:ガーデン(274A)総合利回り5.81%(通常条件なら4.92%)

最低投資額 223,700円(100株)/年間の額面 2,000円 → 4,000円(半年以上)/年間配当 9,000円
優待利回り 1.79% + 配当利回り 4.02% = 総合利回り 5.81%
長期保有の条件を満たさない場合は 4.92%

ラーメン「壱角家」やうどん「山下本気うどん」を展開する会社です。もともとは自社店舗のお食事券だけの優待でしたが、2026年8月末基準からデジタルギフト®を選べるようになりました。

保有株数 選択(いずれか) 半年未満 半年以上
100株以上200株未満 デジタルギフト® 1,000円分(年2,000円分) 2,000円分(年4,000円分)
100株以上200株未満 お食事券 1枚(年2枚) 2枚(年4枚)
200株以上400株未満 デジタルギフト® 2,000円分(年4,000円分) 3,000円分(年6,000円分)
400株以上 デジタルギフト® 3,000円分(年6,000円分) 5,000円分(年10,000円分)

※基準日は2月末(期末)と8月末(中間)の年2回。単体の金額が1回あたり、カッコ内が年間合計です。

デジタルギフトとお食事券は択一です。公式に「お食事券とデジタルギフト®の重複付与や、贈呈品の混合はいたしかねます。」と明記されています。しかも受け取り方が「選ばなければお食事券」という設計です。原文は「優待品選択の方法は、贈呈時期にデジタルギフト®のご案内をお送りし、一定期間中にデジタルギフト®を選択されなかった株主様に、従来どおりお食事券を発送いたします。」。金券が欲しいなら自分で選ぶ手続きが必要です。

継続保有は増額の条件で、半年未満でも年2,000円分はもらえます。定義は「※:半年以上継続保有とは、上記の保有株数ごとの区分条件において同じ株主番号で2月末日及び8月末日時点の当社株主名簿に連続して2回以上記載または記録されていることを指します。」。案内は11月・5月に送られます。

出典:ガーデン「株主還元」/株主優待制度の拡充に関するお知らせ(2026年7月14日)

18位:クリアル(2998)総合利回り5.81%

最低投資額 241,000円(500株)/年間の額面 10,000円(デジタルギフト®5,000円×年2回)/年間配当 4,000円
優待利回り 4.15% + 配当利回り 1.66% = 総合利回り 5.81%
2027年9月末基準から1年以上で年12,000円になりますが、この数字には入れていません(入れると6.64%)

不動産クラウドファンディング「CREAL」を運営する会社です。2026年6月15日の公表で、優待品目がQUOカードから「デジタルギフト®」に変わりました。500株以上1,000株未満の金額は従来と同じ各5,000円分です。2026年9月末の基準日から、1,000株以上には各12,000円分が加わりました。

保有株式数 保有期間 基準日 優待内容
500株以上1,000株未満 不問(〜2027年3月末基準) 3月末・9月末 デジタルギフト® 各5,000円分
1,000株以上 不問(〜2027年3月末基準) 3月末・9月末 デジタルギフト® 各12,000円分
500株以上1,000株未満 2027年9月末基準〜:1年未満/1年以上 3月末・9月末 各5,000円分/各6,000円分
1,000株以上 2027年9月末基準〜:1年未満/1年以上 3月末・9月末 各12,000円分/各13,000円分
発送は各基準日から3か月以内が目安で、案内に沿ってWeb上で品目を選びます。選択期間を過ぎると受け取り手続きができなくなると公式に書かれています。交換先は、PayPayマネーライト、Amazonギフトカード、QUOカードPay、楽天ポイントギフト、dポイントなどが予定されています(今後変更される可能性あり)。「1年以上」は、9月末と3月末の名簿に同一株主番号で3回以上連続して記載されることです。

出典:クリアル「株主優待の優待品目の変更及び拡充に関するお知らせ」(2026年6月15日)

19位:ピアラ(7044)総合利回り5.78%

最低投資額 623,000円(1,000株)/年間の額面 36,000円/年間配当 0円(期末未定)
優待利回り 5.78% + 配当利回り 0.00% = 総合利回り 5.78%
継続保有の条件はありません

化粧品・健康食品のマーケティング支援会社です。年間36,000円分はこの20社で2番目に大きい額面ですが、必要株数が1,000株なので投資額も62万円になります。

公式の原文がはっきりしていて助かる銘柄です。「基準日(毎年6月末日及び12月末日)における当社株主名簿に記載または記録された1,000株(10単元)以上を保有されている株主様を対象といたします。」「対象株主様に対して、各18,000円分(年間合計36,000円分)のデジタルギフト®を贈呈いたします。」——1回あたりと年間合計の両方が書かれています。

配当は0円で計算しています。2026年12月期は中間0.00円で、期末は「未定」。公式の注記は「(注)2026年12月期の期末配当予想につきましては、現段階で適正かつ合理的な予想算出が困難であるため未定としております。今後、業績動向等を勘案し、予想の開示が可能となった時点で速やかに開示いたします。」。2025年12月期も年0.00円でした。期末配当が出れば総合利回りはこの数字より上がります。

交換先にJALマイレージバンクがあります。Amazonギフトカードなどの定番に加えて、JALマイレージバンク、選べるおいしいお肉カード、選べるお取り寄せスイーツカード、オイシックスギフトコード、そしてビットコインなどの暗号資産まで選べます。マイルに替えられるデジタルギフトはこの20社ではここだけです。

発送は各基準日から3か月以内。制度は2025年5月15日に導入され、2025年11月14日に「株主優待制度の継続に関するお知らせ」が出ています。ただし2026年のIRニュースには優待関連の開示がなく、2026年6月末以降の基準日についての継続開示は確認できませんでした。

出典:ピアラ「株式情報」/IRニュース

20位:ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス(4433)総合利回り5.63%

最低投資額 84,400円(100株)/年間の額面 1,000円/年間配当 3,750円
優待利回り 1.18% + 配当利回り 4.44% = 総合利回り 5.63%
継続保有の条件はありません(100株の区分の場合)

販売支援・人材サービスの会社です。デジタルギフトのほかに紙のUCギフトカードを選べる銘柄です。この20社には、VJAギフトカード(インタースペース)やJCBギフトカード(アサンテ)のように、デジタルギフト以外を配る会社がほかにもあります。

保有株式数 保有期間 優待内容
100株以上500株未満 不問 1,000円分
500株以上1,000株未満 2026年8月期より1年以上 6,000円分
1,000株以上 2026年8月期より1年以上 12,000円分

もともとUCギフトカードだけだったところに、2025年7月22日の開示でデジタルギフト®が追加されました。公式に「※UCギフトカードについても、引き続き優待品として選択することができます。」と書かれているので、紙とデジタルのどちらでも選べます。デジタル側の交換先はAmazonギフトカード、QUOカードPay、PayPayマネーライト、dポイントなど。

基準日は8月末日の年1回(同社は8月期決算)。贈呈は毎年11月開催予定の定時株主総会の招集通知に「株主優待のご案内」を同封し、WEB上で品目を選ぶ方式です。

500株以上の区分は、この記事の順位には使っていません。株数の上積みが必要な優遇は使わないルールだからです。100株で1,000円分、500株で6,000円分と6倍に跳ねる設計なので、資金に余裕があるなら500株のほうが効率は高くなります(ただし2026年8月期からは1年以上の継続保有が条件です)。

出典:株主優待の優待品目の変更(追加)並びに拡充に関するお知らせ(2025年7月22日)/IRニュース

紙の商品券とデジタルギフトは、何がどう違うのか

このカテゴリは「もらえるものが会社ごとに違う」のが最大の特徴です。利回りだけを見て選ぶと、届いたものが思っていたのと違うということが起きます。券種ごとの性格を整理しておきます。

比較項目 紙の商品券・ギフトカード デジタルギフト
代表例 JCBギフトカード/VJAギフトカード/UCギフトカード/図書カード/全国共通商品券 デジタルギフト®/giftee Box®/EJOICAセレクトギフト/Amazonギフトカード
受け取り方 郵送で現物が届く 案内が届き、自分でWEBから交換手続きをする
もらえるものが決まっているか 決まっている(券種が固定) 自分で選ぶ(交換先が11〜30種類)
使える場所 加盟店の実店舗。デパート・スーパー・家電量販など 選んだ交換先しだい。ネット通販やコード決済が中心
期限 図書カードなど期限がないものが多い 交換手続きに期限がある(リズムは発送から約3か月)
額面どおりの価値か 額面どおり 交換先によってレートが変わる場合がある
手間 届いたら終わり 案内を開いて交換先を選ぶ手間がある
上位20社での数 1社(ヒト・コミュニケーションズHD。しかもデジタルとの選択制) 17社

いま優待の主役はデジタルギフトです。上位20社のうち17社がデジタル側(ヒト・コミュニケーションズHDは紙との選択制なので紙側に数えています)で、紙の金券で最上位はインタースペース(VJAギフトカード)の14位。しかも調べていくと、QUOカードや紙のギフトカードからデジタルギフトへ切り替えた会社が次々と出てきます。
・コムチュア(3844):2026年3月末基準からQUOカード → デジタルギフト®
・ニチリン(5184):2026年12月末基準からQUOカード → デジタルセレクトギフト
・タナベコンサルティンググループ(9644):2026年9月末基準からQUOカード → デジタルギフト®
・イー・ガーディアン(6050):2025年9月末基準からQUOカード → デジタルギフト®
・明光ネットワークジャパン(4668):2026年8月末基準からQUOカード → 電子マネー
・クリアル(2998):2026年9月末基準からQUOカード → デジタルギフト®
・ケイアイスター不動産(3465):2026年3月末基準からQUOカード → 電子マネー等
・学究社(9769):2026年3月末基準からQUOカード → デジタルギフト®
この1〜2年で、優待の金券は紙からデジタルへ大きく動いています。

「デジタルギフト®」は13社が同じサービスを使っている

上位20社の券種の列を見ると「デジタルギフト®」が13社あります。これは偶然ではなく、株式会社デジタルプラス(証券コード3691)が提供している同じサービスです。公式の注記でも「デジタルギフト®は、株式会社デジタルプラスの登録商標です」と明示されています。

つまり13社の優待は、届く案内の見た目こそ違っても、交換できる中身はかなり近いということです。Amazonギフトカード、PayPayマネーライト、QUOカードPay、dポイント、au PAYギフトカードあたりはどの会社でも選べます。

そのうえで、会社によって選択肢の幅には差があります。

銘柄 交換先の数 特徴的な交換先
ジオコード(7357・31位以下) 30品目 2026年8月末基準で拡充。Apple Gift Card、JAL Payポイント、えらべるおむつギフトなど
メンタルヘルステクノロジーズ(9218・2位) 28種以上+寄付 ビットコイン・イーサリアムなどの暗号資産、恵寿総合病院への寄付
ピアラ(7044・19位) 24種 JALマイレージバンク、選べるお取り寄せグルメカード、暗号資産
クリアル(2998・18位) 21種以上 TOHOシネマズ デジタルギフト、西松屋チェーンデジタルギフト
チェンジHD(3962・3位) 20種以上 Visa eギフト vanilla
イー・ガーディアン(6050・7位) 12種 すかいらーくご優待券、図書カードNEXT
イルグルム(3690・31位以下) 11種 PlayStation®Storeチケット
ファイズHD(9325・22位) 1種 Amazonギフトカードのみ。選択肢なし

「1ポイント=1円」とは限りません。メディア工房は「一部ギフトは交換レートが異なります」、メンタルヘルステクノロジーズは「※暗号資産は、交換時のレートにより受取額面が変動いたします。」、アライドテレシスHDは「選択された商品によって、1ポイントにつき1円相当とならない場合がございます。また、交換レートを含む商品の内容は今後予告なく変更する場合がございます。」と、それぞれ公式に注意書きを置いています。
この記事の利回りは額面どおり(1ポイント=1円)で計算していますが、選ぶ交換先によっては目減りする可能性があります。

デジタルギフトには「交換しないと失効する」リスクがある

紙の金券は届いた時点で価値が確定しますが、デジタルギフトは案内を受け取ってから自分で交換手続きをする必要があります。ここに期限があります。

銘柄 期限に関する公式の記載
リズム(7769・5位) 「2026年6月上旬頃…発送いたします。交換期限は2026年8月31日迄となりますので、株主様におかれましては株主総会招集通知のご案内が届きましたら、お早めに確認いただきますようお願いいたします。」
コムチュア(3844・31位以下) 受取手続きの有効期限は90日間
ケイアイスター不動産(3465・23位) 2026年3月末基準分の交換期間は「案内状お受け取り後 〜 2026年9月30日」
ニチリン(5184・26位) WEBでの品目選択の選択期限は毎年6月末日
シーラHD(対象外) 長期保有優待の引換可能期間は「配布日から同年の5月1日まで」

「封筒が届いたら中を開ける」という当たり前の動作が、このカテゴリでは金額に直結します。紙の商品券なら引き出しに入れておけば数年後でも使えますが、デジタルギフトの案内を放置すると0円になります。

通常条件だと、順位はこう変わる

この記事の順位は長期保有の優遇を使い切った数字です。では買ってすぐならどうなるか。順位を再計算した30社(9月11日時点で30位以内だった会社)のうち14社が保有期間で額面を変えるので、並びが入れ替わります。

銘柄(コード) 通常 長期保有あり 順位の動き(30社内) 長期の条件
メディア工房(3815) 9.28% 11.60% 1位 → 1位 1年以上(8月末基準で連続2回)
メンタルヘルステクノロジーズ(9218) 7.32% 9.15% 4位 → 2位 1年以上(連続3回)
チェンジHD(3962) 7.49% 9.13% 3位 → 3位 2年以上(連続5回)
GLC GROUP(2970) 0.00% 8.49% 30位 → 4位 6か月以上が必須(連続2回)
イー・ガーディアン(6050) 5.26% 7.05% 16位 → 7位 1年以上(連続3回)
モバイルファクトリー(3912) 4.64% 6.47% 23位 → 10位 1年以上が必須(連続3回)
アサンテ(6073) 4.44% 5.88% 28位 → 15位 6か月以上(2027年3月末基準)→1年以上(2027年9月末基準以降)
明光ネットワークジャパン(4668) 4.52% 5.85% 26位 → 16位 3年以上(連続7回)
ガーデン(274A) 4.92% 5.81% 21位 → 17位 半年以上(連続2回)
ジェコス(9991) 3.89% 5.58% 29位 → 21位 1年以上が必須・3年以上で3,000pt
ファイズHD(9325) 4.57% 5.52% 24位 → 22位 3年以上(連続7回)
ケイアイスター不動産(3465) 4.78% 5.41% 22位 → 23位 1年超が必須(連続3回)
学究社(9769) 4.99% 5.39% 19位 → 24位 1年以上が必須(連続3回)
ニチリン(5184) 4.55% 5.27% 25位 → 26位 1年以上必須・3年以上で3,000円

この表から読み取れることが4つあります。
・4社は買ってすぐだと優待がもらえません。GLC GROUP(6か月以上が必須)、モバイルファクトリー(1年以上が必須)、ジェコス(1年以上が必須)、アサンテ(いま買うと最初の優待は2028年3月末基準)。とくにGLC GROUPは無配なので、条件を満たさないと総合利回りが0%になります
・いちばん順位が動くのもGLC GROUPで、30位から4位。次がモバイルファクトリー(23位→10位)、アサンテ(28位→15位)、明光ネットワークジャパン(26位→16位)です
・1位は入れ替わりません。メディア工房は通常条件でも9.28%で1位。長期優遇はあくまで上乗せです
・到達に必要な年数はバラバラです。半年で上限に届くのがGLC GROUPとガーデン、1年がメディア工房・メンタルヘルステクノロジーズ・イー・ガーディアン・モバイルファクトリー・学究社・ケイアイスター不動産・ニチリン・アサンテ、2年がチェンジHD、3年が必要なのが明光ネットワークジャパン・ファイズHD・ジェコスです。何年持つつもりかを先に決めてから表を見てください

【要注意】「ギフトカード」に見えて、その会社でしか使えないもの

このカテゴリでいちばん誤解を生むのがここです。優待情報の一覧では「ギフトカード」「商品券」「デジタルギフト」と同じ枠に入っているのに、実際にはその会社のサービスでしか使えないものが混ざっています。今回はこれらを本編から外しました。

銘柄 もらえるもの なぜ汎用金券ではないか
I-ne(4933) 自社ECポイント 2,000ポイント 公式原文は「当社オンラインストア『and Habit』でご利用いただけるポイント」。自社ECでしか使えません
シーラホールディングス(8887) 利回りくんコイン 公式原文は「『利回りくん』上での投資申込みにご利用いただける電子ポイント」。しかも「利用する『利回りくんコイン』と同額以上の現金でのご出資を条件とさせていただきます。」。使うのに同額の現金が要ります
ユニリタ(3800) ユニリタ・プレミアム優待倶楽部ポイント 専用サイトから商品を選ぶカタログギフト型。お米・ブランド牛・家電などと交換する仕組みで、金券ではありません(2027年3月末基準からデジタルギフト®に変わる予定)
セブン&アイHD(3382)/サンエー(2659)/エディオン(2730)/ナフコ(2790)/ケーズHD(8282) 自社グループ商品券・ギフトカード その会社の店舗でしか使えません。スーパー編・家電編で別途扱っています
リテールパートナーズ(8167)/きょくとう(2300)/ガーデン(274A)/ジェコス(9991)/バッファロー(6676) 自社優待券と汎用金券の択一 汎用金券のほうを選べば対象になるので、本編に含めています。ただし選ばないと自社優待品が届きます

択一の5社は「選ばないと金券にならない」点に注意してください。しかも設計が会社によって逆です。
・リテールパートナーズ:JCBギフトカード(Bコース)はハガキ返送不要。何もしなければ金券が届きます
・きょくとう:JCBギフトカード(Bコース)もハガキ返送が必要。原文は「※(A)・(B)コースは株主様のご希望を返信ハガキでご回答をいただき、実施いたします。」
・ガーデン:選ばなければお食事券。原文は「一定期間中にデジタルギフト®を選択されなかった株主様に、従来どおりお食事券を発送いたします。」
同じ「択一」でも、放置したときに何が届くかが真逆です。

同じ銘柄でも、利回りの数字が違って見える3つの理由

このカテゴリは、情報源によって利回りの数字がずれやすいカテゴリです。理由は3つあります。どれも「間違い」ではなく、何を数えているかの違いです。

理由1:年2回の会社で「1回あたり」を年間と読んでいる。これがいちばん多い落とし穴です。年2回の会社は多く、そのうち公式が「年間合計」まで書いてくれているのは一部です。
親切な書き方の例:ピアラ「各18,000円分(年間合計36,000円分)」、モバイルファクトリー「各10,000円分(年間合計20,000円分)」、ジオコード「年間株主優待 10,000円分」+「<内訳>各5,000円分」、イルグルム「各1,000円分(年2回:合計2,000円分)」。
一方でケイアイスター不動産は表に年間表記がありません。2026年9月末基準から年2回になるので、表の金額を年間と読むと利回りが半分になります。

理由2:金券がもらえる株数が、優待発生株数と違う。上位20社のうち10社は100株では1円ももらえません。サインドとフルハシEPOとメンタルヘルステクノロジーズが200株、チェンジHDとハイパーが300株、GLC GROUPとインタースペースが400株、クリアルが500株、ピアラとモバイルファクトリーが1,000株。100株ベースの最低投資額で額面を割ると、実際には受け取れない利回りになります。

理由3:自社限定のものを金券として数えている。上で挙げたI-ne、シーラHD、ユニリタがこれにあたります。とくにシーラHDは「利回りくんコイン25,000コイン」という大きな数字が出るので、額面どおりに数えると利回りが跳ね上がります。実際には同額以上の現金出資が必要なポイントです。

上位20社に入らなかった銘柄(21位〜30位)

ボーダーがどのくらいかを見てもらうために、21位から30位も載せておきます。20位と21位の差は0.05ポイントしかありません。株価が数円動けば入れ替わる水準です。なお、この順位は9月11日時点で30位以内だった30社を10月1日終値で並べ直したもので、31位以下の会社は再計算していません。

順位 銘柄(コード) 券種 必要株数 最低投資額 総合利回り
長期保有あり
通常 ひとこと
21 ジェコス(9991) giftee Box® 100株 177,300円 5.58% 3.89% 初回の基準日は2027年3月末日。1年未満は優待0円で、3年以上で年3,000円分
22 ファイズHD(9325) Amazonギフトカード 100株 105,100円 5.52% 4.57% Amazonギフトカードに固定。基準日は3月末の年1回で、3年以上で年2,000円分(3年未満は1,000円分)
23 ケイアイスター不動産(3465) 電子マネー等のデジタル優待 200株 628,000円 5.41% 4.78% 2026年9月末基準から年2回・1年超が必須。株式分割後の株数で判定
24 学究社(9769) デジタルギフト® 100株 254,300円 5.39% 4.99% 1年以上が必須。満たさないと0円で、そのときは5.02%
25 KPPグループHD(9274) 図書カード 100株 113,700円 5.28% 5.28% 図書カードを年2回。3月末・9月末に各1,000円分
26 ニチリン(5184) デジタルセレクトギフト 100株 417,500円 5.27% 4.55% 1年以上が必須。3年以上で3,000円分。2026年12月末基準からQUOカードより変更
27 ビーブレイクシステムズ(3986) デジタルギフト® 300株 150,000円 5.20% 5.20% 300株から。年1回3,000円分で、継続保有の条件はなし。100株では0円
28 ビジネスブレイン太田昭和(9658) デジタルギフト 100株 113,700円 5.01% 5.01% 100株は年1,000円。300株以上かつ1年超だと年3,500円に増えるが株数の上積みが必要
29 明豊エンタープライズ(8927) デジタルギフト 2,000株 1,002,000円 4.99% 4.99% 2,000株から。年2回で各10,000円分
30 バッファロー(6676) デジタルギフト 100株 359,000円 4.46% 4.46% デジタルギフトか自社商品の択一。2026年3月末から保有期間区分が廃止された

紙の金券を狙うなら、上位20社の中にもあります。インタースペース(VJAギフトカード・年20,000円分・14位)、アサンテ(JCBギフトカード・年2,000円分・15位)、ヒト・コミュニケーションズHD(UCギフトカードとデジタルギフトの選択制・20位)です。21位以下では、KPPグループHD(図書カード・年2,000円分)が紙の金券です。
ただしインタースペースは400株(54万円)から、アサンテは継続保有の条件が段階的に入る(いま買うと最初の優待は2028年3月末基準)など、それぞれ条件があります。

番外編:額面が決まっていない優待

この記事は「額面が円で決まっている金券」を対象にしています。そのルールから外れるけれど、数字としては上位に食い込むものがひとつあったので、番外編として紹介します。

ロゴスホールディングス(205A)——株主数で山分けする「多階建てシェア型株主優待」

最低投資額 322,000円(200株)/年間の額面 変動(会社試算13,996円)/年間配当 17,750円
会社試算どおりなら総合利回りは9.86%相当になりますが、額面が確定していないため本編には入れていません

アウトドア用品のロゴスを展開する会社です。2026年7月27日に開示された制度がかなり独特で、優待の原資を対象株主の人数で山分けする仕組みになっています。

階層 対象となる保有株式数 優待原資 獲得条件
1階部分 200株以上保有 20,000千円
(対象株主数で按分)
毎年5月末日(基準日)現在の株主名簿に、前年5月末日から同一の株主番号で継続して記載又は記録されていること
2階部分 300株以上保有 10,000千円
(対象株主数で按分)
同上

※「条件を満たした株主様は、該当する階層すべての優待原資を按分した金額を受け取ることができます(300株以上の場合は1階・2階の両方を受け取れます)。」

もらえる金額は株主数によって変わります。公式の注記は「本制度は、株主数に応じて1人あたりの贈呈額が変動する仕組みです。株主数が増加した場合は贈呈額が減少し、減少した場合は増加いたします。」。
会社は2026年5月末時点の株主数(200株以上1,429人、300株以上510人)にもとづいて試算を出しており、「① 1階部分のみ獲得(200株以上保有)の場合(1階建て)贈呈想定額:13,996円」「② 1階部分・2階部分を獲得(300株以上保有)の場合(2階建て)贈呈想定額:33,604円(1階部分13,996円+2階部分19,608円)」としています。
あくまで想定額であって、額面ではありません。この記事は「額面が円で決まっている優待」を対象にしているので、本編には入れませんでした。

優待品は「電子ギフト」で、Amazonギフトカード、PayPayマネーライト、dポイント、楽天ポイントギフト等から選べる予定。基準日は毎年5月末日の年1回で、継続保有は「原則として、毎年5月末日(基準日)現在の株主名簿に、前年5月末日から同一の株主番号で継続して株主名簿に記載又は記録された、当社普通株式200株以上を保有されている株主様を対象といたします。」。

制度は2026年4月14日に導入され(当時は原資10,000千円・200株以上の1階建て)、2026年7月27日に総額30,000千円へ増額されて多階建てになりました。

出典:ロゴスホールディングス「株式基本情報」/株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ(2026年7月27日)

買う時期の話:権利付最終日と、20社の権利確定月

権利確定日ではなく「権利付最終日」に持っている必要がある

優待をもらうには、権利確定日(基準日)の2営業日前までに買って、その日の終わりに株主名簿に載っている必要があります。この日を権利付最終日といいます。基準日当日に買っても間に合いません。逆に権利付最終日の翌日(権利落ち日)に売っても優待はもらえます。

20社の権利確定月カレンダー

「いつ買えばいいか」を考えるには、各社の基準日を月ごとに並べてみるのが早道です。上位20社の権利確定月をまとめました(各社IRページで確認)。

権利確定月 該当する銘柄(本文の順位) 社数
2月末 メディア工房(1位)/ガーデン(17位) 2
3月末 リズム(5位)/フルハシEPO(6位)/サインド(9位)/モバイルファクトリー(10位)/アイナボHD(13位)/インタースペース(14位)/アサンテ(15位)/クリアル(18位) 8
5月末 FPパートナー(8位) 1
6月末 チェンジHD(3位)/GLC GROUP(4位)/ピアラ(19位) 3
8月末 メディア工房(1位)/明光ネットワークジャパン(16位)/ガーデン(17位)/ヒト・コミュニケーションズHD(20位) 4
9月末 フルハシEPO(6位)/イー・ガーディアン(7位)/モバイルファクトリー(10位)/アイナボHD(13位)/インタースペース(14位)/アサンテ(15位)/クリアル(18位) 7
11月末 FPパートナー(8位) 1
12月末 メンタルヘルステクノロジーズ(2位)/チェンジHD(3位)/GLC GROUP(4位)/LAホールディングス(11位)/ハイパー(12位)/ピアラ(19位) 6

このカレンダーから分かること
・3月末が8社で最多、次が9月末の7社、12月末の6社。日本株全体では3月末に集中しがちですが、このカテゴリは9月末や12月末も多いのが特徴です
・基準日が1つの会社は8社(メンタルヘルステクノロジーズ・リズム・サインド・イー・ガーディアン・ハイパー・LAホールディングス・明光ネットワークジャパン・ヒト・コミュニケーションズHD)。1回逃すと1年待ちになります
・基準日が2つある会社は12社。半年後にもう一度チャンスがあります
・4月・7月・10月に基準日がある銘柄は、上位20社にはありません。この3か月は資金を休ませる時期になります
・FPパートナーだけが5月末・11月末という珍しい基準日です(同社は11月期決算)

今回の対象から外した銘柄と、その理由

外した理由 該当する銘柄の例
その会社でしか使えない I-ne(4933・自社ECポイント)/シーラHD(8887・利回りくんコイン)/セブン&アイHD(3382)/サンエー(2659)/エディオン(2730)/ナフコ(2790)/ケーズHD(8282)
カタログギフト型のポイント ユニリタ(3800・ユニリタ・プレミアム優待倶楽部)/アトラエ(6194)/ライク(2462)。商品を選ぶ仕組みで額面がそのまま価値になりません
おこめ券 東計電算(4746)/キムラユニティー(9368)/オーハシテクニカ(7628)/デンヨー(6517)/TPR(6463)/進和(7607)ほか10社。券種が違うので別記事で扱います
QUOカード リビングプラットフォーム(7091)/植松商会(9914)/ダイコク電機(6430)/フジ住宅(8860)ほか9社。QUOカード編で扱いました
抽選制でもらえるか確定しない カナミックネットワーク(3939・「ギフトカード(抽選)」)/ANAPホールディングス(3189)/スペースシャワーSKIYAKI HD(4838)
記念優待を除くと圏外になる グッドコムアセット(3475・上場10周年記念)/CAC Holdings(4725・創業60周年記念)/Umios(1333)
額面が円で決まっていない ロゴスHD(205A・株主数で按分)。番外編で紹介しました
割引券・クーポンが主体 富士山マガジンサービス(3138)/東京ソワール(8040)/バリューゴルフ(3931)/グランディーズ(3261・宿泊券)
総合利回りが上位20社に届かなかった 21位以下。上の表に21〜30位を載せました

よくある質問

Q. 総合利回りが一番高いメディア工房を買えばいいのですか?

A. 11.60%という数字は1年以上持ち続けた場合のものです。買ってすぐの1年間は年4,000円分(総合9.28%)になります。それでも1位ではありますが、この会社は無配なので、優待がなくなれば総合利回りは0%になります。配当と違って優待は制度変更が比較的かんたんに行われます。1銘柄の優待だけに依存する形になっていないかは、数字とは別に考えたほうがよいと思います。

Q. 100株買えば必ず商品券やギフトカードがもらえますか?

A. いいえ。上位20社のうち10社は100株では1円分ももらえません。サインド・フルハシEPO・メンタルヘルステクノロジーズが200株、チェンジHD・ハイパーが300株、GLC GROUP・インタースペースが400株、クリアルが500株、ピアラ・モバイルファクトリーが1,000株です。また「優待の対象は100株から」でも「金券は200株から」という会社もあるので、公式の表で金券の行を直接確認するのが確実です。

Q. デジタルギフトと紙の商品券、どちらが得ですか?

A. 利回りの数字だけを見るならデジタルギフトのほうが圧倒的に有利です。上位20社のうち17社がデジタル側で、紙の金券は最上位でも14位(インタースペースのVJAギフトカード)。ただしデジタルギフトには自分で交換手続きをする手間と交換期限があり、交換先によっては1ポイント=1円にならない場合もあります。「封筒が届いたら中を開けて手続きする」ことが確実にできるかどうかで選ぶのが現実的だと思います。

Q. 「デジタルギフト®」は会社ごとに違うものですか?

A. ほとんど同じものです。株式会社デジタルプラス(証券コード3691)が提供している同じサービスで、上位20社のうち13社がこれを使っています。公式の注記でも「デジタルギフト®は、株式会社デジタルプラスの登録商標です」と明示されています。交換先の数には差があり、少ない会社で11種類、多い会社で30種類。Amazonギフトカード、PayPayマネーライト、QUOカードPay、dポイント、au PAYギフトカードあたりはどの会社でも選べます。なおgiftee Box®(ギフティ)やEJOICAセレクトギフト(NTTカードソリューション)は別のサービスです。

Q. 交換しないとどうなりますか?

A. 失効します。期限は会社によって違い、リズムは「交換期限は2026年8月31日迄」と明記されていて、発送(6月上旬)から3か月弱しかありません。コムチュアは受取手続きの有効期限が90日間、ニチリンは選択期限が毎年6月末日、ケイアイスター不動産は2026年3月末基準分が2026年9月30日まででした。紙の商品券のように引き出しに入れておけば数年後でも使える、というものではありません。

Q. 「ギフトカード」と書いてあるのに、その会社でしか使えないことがあるのですか?

A. あります。I-ne(4933)は「当社オンラインストア『and Habit』でご利用いただけるポイント」で自社EC限定、シーラホールディングス(8887)の「利回りくんコイン」は自社の不動産クラウドファンディング限定で、しかも「利用する『利回りくんコイン』と同額以上の現金でのご出資を条件とさせていただきます。」という条件つきです。ユニリタ(3800)のプレミアム優待倶楽部ポイントはカタログギフト型。いずれも優待情報の一覧では「ギフトカード」「デジタルギフト」と同じ枠に並びますが、性格がまったく違います。この記事では対象から外しました。

Q. 長く持つと増える銘柄はどれですか?

A. 上位20社のうち8社です。満たさないと0円になる前提条件型が2社(GLC GROUPは6か月以上、モバイルファクトリーは1年以上)。満たさなくてももらえる増額型が6社(メディア工房・メンタルヘルステクノロジーズ・チェンジHD・イー・ガーディアン・ガーデン・明光ネットワークジャパン)。このほかアサンテは、2027年3月末基準から継続保有の条件が段階的に入ります。到達に必要な期間は半年から3年までばらついています。この記事の順位は、最低株数のまま到達できる上限で計算しています。

Q. 優待の金額が情報源によって違うのはなぜですか?

A. 主に3つの理由があります。①基準日が年2回ある会社で「1回あたり」の金額を年間と読んでいる(年2回の会社は多くあります)。②金券がもらえる株数と、優待そのものの発生株数が違う(上位20社のうち10社は100株では0円)。③自社限定のポイントを金券として数えている。どれも公式の開示PDFまたは優待ページの表を直接読めば判別できます。

Q. 公式サイトを見ても優待が載っていない会社があります

A. このカテゴリでは珍しくありません。ビーブレイクシステムズ(3986)はIRメニューに「株主優待」の項目自体がなく、適時開示を探さないと見つかりません。ハイパー(3054)とLAホールディングス(2986)も専用ページがなく、情報源は適時開示PDFだけです。さらにイー・ガーディアン(6050)は「株式基本情報」ページの「株主に対する特典」欄が今も「該当事項はありません。」のままで、実際には優待があります。優待ページがないことは、優待がないことを意味しません。

まとめ

2026年10月1日の終値で、株主優待で商品券・ギフトカードがもらえる140社を、年間の額面+年間配当÷最低投資金額で並べ直した結果です。

目的別に選ぶなら
・とにかく数字が高いもの:メディア工房(4.3万円・1年以上で11.60%)。ただし無配で、優待がなくなれば0%
・少額から始めたい:メディア工房(4.3万円)、明光ネットワークジャパン(7.5万円)、アイナボHD(7.9万円)、ヒト・コミュニケーションズHD(8.4万円)
・金券の絶対額が大きい:GLC GROUP(年40,000円分)、ピアラ(年36,000円分)、インタースペース(年20,000円分)、モバイルファクトリー(年20,000円分)、チェンジHD(年20,000円分)
・買ってすぐ満額ほしい:リズム、サインド、フルハシEPO、ピアラ、FPパートナー、ハイパー、LAホールディングス、アイナボHD、ヒト・コミュニケーションズHD、インタースペース、クリアル(いずれも継続保有条件なし)
・紙の金券がいい:インタースペース(14位・VJAギフトカード)、アサンテ(15位・JCBギフトカード。いま買うと最初の優待は2028年3月末基準)、ヒト・コミュニケーションズHD(20位・UCギフトカードとの選択制)、KPPグループHD(25位・図書カード)
・交換先で迷いたくない:ファイズHD(22位)。Amazonギフトカード一択で選択肢がありません

順位は長期保有の優遇を使い切った場合の数字です。再計算した30社のうち14社が保有期間で額面を変え、4社は買ってすぐだと優待がもらえません。買ってすぐの数字で選ぶ場合の順位は、表の「通常」列に併記しました。

このカテゴリの一番の特徴は、「もらえるもの」が会社ごとに違うことです。QUOカードの優待は20社すべてが同じQUOカードでしたが、ここは紙とデジタルが混在し、同じデジタルギフトでも交換先が11種類の会社と30種類の会社があります。そして上位20社の17社がデジタル側という結果になりました。紙の金券は14位のインタースペース、15位のアサンテ、20位のヒト・コミュニケーションズHD(選択制)の3社です。

数字で候補を絞ったら、次は「金券がもらえる株数」を確認し(100株では0円の会社が10社あります)、年2回の会社かどうかを公式の表で確かめ、交換期限があるかを見て、最後に権利確定月のカレンダーでいつ買えばいいかを決める——この4ステップが、この記事のいちばん使いやすい読み方だと思います。

出典

  • 140社の母数と30位以内の判定:みんかぶ「配当+株主優待利回りランキング(商品券/ギフトカード)」。株価・会社予想1株配当は、上位30社についてYahoo!ファイナンスの各銘柄ページ(2026年10月1日終値)で再計算しました(140社の母数と30位以内の判定は9月11日時点)
  • 各社の優待内容:本文の各項に記載した公式IRページおよび適時開示PDF
  • 利回りは、これらの数値をもとに筆者が計算しています

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