5,000円のカプセルを回すと、行き先が書かれた紙とピーチポイントが出てくる「旅くじ」。LCCのPeachが仕掛けた企画で、SNSでの話題性から一気に広まりました。
ただし常設のサービスではないため、「どこで買えるのか」「今もやっているのか」が分かりにくいのが実情です。この記事では、旅くじの仕組みと、中身であるピーチポイントの使い方・落とし穴を実践目線で整理します。
情報更新日:2026年8月19日
結論:仕組みは秀逸だが、ポイントの使い方を誤ると損をする
- 1回5,000円で、中身は6,000円分以上のピーチポイントと行き先、ミッション、缶バッジ
- 額面だけ見れば購入額を上回るが、ピーチポイントの有効期限は発行日から180日
- 指定された行き先の航空券がポイント内に収まらない場合、差額は自己負担
- ポイントは名義人が搭乗者に含まれていないと使えず、譲渡・転売も不可
- 2026年8月時点でPeach公式サイトに旅くじの常設ページはなく、販売の案内は見当たらない
旅くじの仕組み
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 1回5,000円 |
| 中身 | 行き先、旅先でのミッション、ピーチポイント(6,000円分または1万円分。スペシャルカプセル「赤の旅くじ」は3万円分相当)、オリジナル缶バッジ |
| 行き先の決まり方 | カプセルを開けるまで分からない |
| 支払い方法 | カプセル自販機はPayPayのみ(現金不可)。設置場所・販売形態により異なる |
| 販売形態 | カプセルトイ自販機。過去に大阪・東京・名古屋・福岡のPARCOや沖縄の商業施設、機内などで展開 |
行き先はPeachの就航路線から選ばれます。設置場所によって対象路線が異なり、たとえば沖縄設置分では那覇発の新千歳・成田・中部・関西・福岡が対象でした。
旅くじはどう展開してきたか
常設サービスではないため、「いつ・どこで売っていたのか」を知っておくと、次の展開を待つときの目安になります。主な動きは次のとおりです。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2021年10月 | 大阪(心斎橋PARCO)・東京でカプセル自販機の設置がスタート。売り切れ後、11月に販売を再開 |
| 2021年12月 | 福岡PARCOに設置。福岡空港発の5路線(新千歳・成田・関西・那覇・石垣)が対象。12月3日時点で大阪・東京・名古屋の累計販売が1万個を突破 |
| 2021年12月17日 | 機内販売を開始。成田着・関空着の全便で、機内デジタルサービスから購入する形式 |
| 2022年8月 | 東京の宝くじ売り場4店舗で「開運旅くじ」を販売(1回5,000円) |
| 2023年3月 | HISとのコラボ企画「宿付き旅くじ」を販売 |
このように、設置場所や形態を変えながら断続的に展開されてきた企画です。「常時どこかで買える」ものではないという前提で構えておくと、次の展開を見つけたときに動けます。
ピーチポイントを使いこなす4つのポイント
旅くじの実質的な価値は、中に入っているピーチポイントをどれだけ有効に使えるかで決まります。ここを押さえておかないと、5,000円が無駄になりかねません。
1. 有効期限は180日。逆算して旅程を決める
ピーチポイントは発行日から180日間有効です。約半年あるとはいえ、繁忙期を避けて安い時期を狙う、休みを調整するといった作業を考えると、決して余裕のある期間ではありません。
引いた時点で、いつ行くかをおおまかに決めてしまうのが失敗しないコツです。
2. 航空券以外にも使える
ピーチポイントは航空券代と関連する税金・手数料のほか、受託手荷物の料金やスペースシートのオプション料金にも充当できます。運賃が安く済んだ場合でも、手荷物やオプションに回すことで無駄なく使い切れます。
ただし保険料の支払いには使えません。
3. 足りない分はクレジットカードなどで払う
航空券の代金がポイントを超える場合、不足分はクレジットカードまたはバーコード決済での支払いになります。「5,000円で往復できる」と考えていると、想定外の出費になることがあります。
LCCの運賃は時期による変動が大きいため、閑散期の平日を狙えば6,000ポイント内で往復できる可能性も十分あります。逆に連休や夏休みでは片道で使い切ってしまうことも珍しくありません。
4. 名義人が搭乗しないと使えない
ポイントを持っている名義人が搭乗者に含まれていない場合、そのポイントは使えません。第三者への名義変更、転売、譲渡も不可です。「引いたけれど行けないから誰かに譲る」ということはできない仕組みになっています。
お得度をどう見るか
額面上は5,000円で6,000円分以上のポイントが手に入るため、100パーセントを超える還元です。ただし実際の損得は使い方次第で変わります。
| ケース | 結果 |
|---|---|
| 閑散期の平日に近距離路線を予約 | ポイント内で往復でき、実質5,000円で旅行が成立する |
| 繁忙期や遠距離路線を予約 | 差額の自己負担が発生。それでも通常購入より安く済むことが多い |
| 180日以内に使えなかった | ポイントは失効し、5,000円がそのまま損失になる |
| 行き先がすでに何度も行った場所だった | ポイント自体は他路線の航空券にも使えるため、旅先を変えて活用する手もある |
最後の点は見落とされがちですが、カプセルに書かれた行き先はあくまで提案であり、ピーチポイントは他の路線にも使えます。企画を楽しむなら指定どおりに行くのが筋ですが、どうしても都合がつかない場合の逃げ道はあります。
2026年8月時点の販売状況
2026年8月時点でPeach公式サイトを確認したところ、旅くじの専用ページや販売案内は見当たりませんでした。過去には大阪・東京・名古屋・福岡のPARCOや沖縄の商業施設、機内などで販売され、2021年12月3日時点で大阪・東京・名古屋の累計販売個数が1万個を突破しています。
設置場所ごとに完売と再開を繰り返してきた経緯があるため、今後また展開される可能性はあります。Peachの公式サイトや公式SNSでの告知を確認するのが確実です。
旅くじが向いている人・向いていない人
| 特徴 | |
|---|---|
| 向いている人 | 半年以内に休みを取れる/LCCの座席や手荷物制限に抵抗がない/行き先が変わっても楽しめる/設置場所に行ける |
| 向いていない人 | 半年以内に旅行の予定を立てられない/家族全員分を確実に確保したい/出発空港がPeach就航空港から遠い |
買えないときの代替案
旅くじが販売されていない時期でも、行き先おまかせ型の旅は他社のサービスで楽しめます。
| サービス | 特徴 |
|---|---|
| どこかにマイル(JAL) | 往復7,000マイル。羽田・伊丹/関西・福岡・新千歳/丘珠発。常時申し込み可能 |
| どこかにビューーン!(JR東日本) | JRE POINT6,000ポイントで新幹線往復。東京・上野・大宮など7駅発 |
| サイコロきっぷ(JR西日本) | 大阪発の不定期企画。次回開催の発表待ち |
まとめ:引いたその日に旅程のめどを立てる
旅くじは、5,000円で6,000円分以上のポイントが手に入る点だけを見れば非常にお得な企画です。しかし価値を決めるのは180日以内に使い切れるかどうかの一点に尽きます。
引いた時点でおおよその日程を決め、閑散期の平日を狙って予約すれば、実質5,000円で往復旅行が成立します。逆に「そのうち使おう」と先延ばしにすると、5,000円がそのまま消えるリスクがあることも忘れないでおきましょう。
よくある質問(FAQ)
公式サイト・参考リンク
※本記事の内容は2026年8月19日時点の公開情報に基づきます。販売状況や条件は変更される場合があります。



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