10月の3連休、どこか遠くへ行きたい。でも新幹線を使うと往復で2万円を超えてしまう——そんなときに使えるのが「秋の乗り放題パス」です。3日間で7,850円、全国のJR線の普通・快速列車が乗り放題になります。
ただ、いざ調べると「青春18きっぷとどう違うのか」「本当に元が取れるのか」が分かりにくい。この記事では、JR公式の運賃検索で実際の運賃を1区間ずつ調べ、どこまで乗れば元が取れるのかを具体的な金額で検証しました。あわせて、2026年8月31日に発表された2026年度の正式な日程と、買うと損をするケースまで解説します。
情報更新日:2026年8月31日
- 結論:東京〜大阪を1日で乗り通せば、初日で元が取れる
- 秋の乗り放題パスとは|3日間7,850円で全国のJR普通列車が乗り放題
- 2026年度の日程が発表されました|利用期間は10月3日〜18日
- 元が取れるラインは1日2,617円|実際の運賃で検証した
- 有名な旅行プラン4つで、いくら得するか計算した
- 青春18きっぷとどっちが得か|3日間なら2,150円安い
- 2026年3月の運賃改定で、パスの価値は上がった
- 北海道新幹線オプション券は買ったほうが1,810円安い
- 乗れる列車・乗れない列車と10の特例
- 買う前に確認したい5つの注意点
- まとめ:10月に3日連続で動けるなら、迷わず買っていい
- よくある質問(FAQ)
- 公式サイト・参考リンク
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結論:東京〜大阪を1日で乗り通せば、初日で元が取れる
先に結論をまとめます。
- 元が取れるラインは1日あたり2,617円。7,850円を3日で割った金額です
- 東京〜大阪の普通運賃は9,020円(東海道本線経由)。1日目に乗り通すだけでパス代を超え、1,170円のお釣りがきます
- 青春18きっぷの3日間用は10,000円なので、同じ3日間なら秋の乗り放題パスのほうが2,150円安い
- さらに秋の乗り放題パスにはこども料金3,920円があるのに対し、青春18きっぷはおとな・こども同額。親子2人なら差は8,230円まで開きます
- 北海道新幹線オプション券は買ったほうが1,810円安い。正規に買うと6,460円かかるところ、オプション券なら4,650円で済みます
10月は青春18きっぷが使えない期間です。2026年の夏の18きっぷは9月8日で利用終了、冬は12月11日から。その間の約3か月で全国のJR線に乗り放題になるきっぷは、事実上この秋の乗り放題パスだけです。
秋の乗り放題パスとは|3日間7,850円で全国のJR普通列車が乗り放題
JRグループ6社が毎年秋に共同で発売する、期間限定のフリーきっぷです。全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席が、連続する3日間乗り放題になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 値段 | おとな7,850円/こども3,920円 |
| 有効期間 | 購入時に指定した開始日から連続する3日間 |
| 乗れる列車 | 全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT(気仙沼線・大船渡線・日田彦山線)、JR西日本宮島フェリー |
| 乗れない列車 | 新幹線を含む特急・急行列車。グリーン車と指定席はパス単体では不可だが、グリーン券・座席指定券を追加すれば利用できる |
| 利用人数 | 1枚につき1人。複数人での共用・他人への譲渡は不可 |
| 発売箇所 | 全国のJRの主な駅、JRの旅行センター、主な旅行会社 |
青春18きっぷと似ていますが、大きな違いが2つあります。ひとつはこども料金が半額に設定されていること。もうひとつは1枚で3日間しか使えないことです。この2点が、後述する損得の分かれ目になります。
2026年度の日程が発表されました|利用期間は10月3日〜18日
2026年8月31日、JRグループから2026年度の秋の乗り放題パスが正式に発表されました。利用期間は10月3日(土)〜10月18日(日)、発売期間は9月18日(金)〜10月16日(金)です。過去3年と並べると、例年どおりの部分と1つだけ違う部分がはっきりします。
| 年度 | 発売期間 | 利用期間 | 値段(おとな) |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 9月16日〜10月20日 | 10月7日〜10月22日 | 7,850円 |
| 2024年度 | 9月13日〜10月18日 | 10月5日〜10月20日 | 7,850円 |
| 2025年度 | 9月12日〜10月17日 | 10月4日〜10月19日 | 7,850円 |
| 2026年度 | 9月18日〜10月16日 | 10月3日〜10月18日 | 7,850円 |
利用期間は4年連続で「10月の第1土曜日から16日間」でした。2026年10月の第1土曜日は10月3日なので、10月3日(土)〜10月18日(日)です。発売終了が利用終了の2日前という並びも変わっていません。
一方で発売開始日だけは例年と違いました。過去3年は利用開始の22〜24日前に発売が始まっていましたが、2026年度は15日前の9月18日(金)。発売期間が例年より1週間ほど短くなっています。去年と同じ感覚で9月前半に買いに行くと、まだ売っていません。
値段は4年連続で7,850円の据え置きです。2026年3月にJR東日本が運賃を全体7.1%値上げしたなかで、パスの価格だけが動いていません。実質的には値下げされたのと同じことになります。
北海道新幹線オプション券は、パス本体より2日長く売っています。パス本体の発売が10月16日(金)までなのに対し、オプション券は10月18日(日)まで。利用期間はどちらも10月3日〜18日で同じです。値段もおとな4,650円・こども2,320円で据え置きでした。
2026年のスポーツの日は10月12日(月)です。10月10日(土)・11日(日)・12日(月)の3連休が、利用期間にそのまま収まります。連休の3日間に合わせて使うなら、この日程を押さえておくと動きやすくなります。
来年以降のために書いておくと、発表時期は年によってばらつきがあります。2023年度は8月29日、2025年度は9月2日、2026年度は8月31日の発表でした。翌年も8月下旬から9月上旬にJRグループの公式サイトを見ておけば、発売開始に余裕をもって間に合います。
元が取れるラインは1日2,617円|実際の運賃で検証した
7,850円を3日で割ると、1日あたり2,617円。この金額を3日間とも上回れば元が取れます。
ただし実際には、3日とも均等に乗る必要はありません。長距離を乗り通す日を1日つくれば、その日だけで元が取れてしまうからです。JR東日本の公式運賃検索で調べた、代表的な区間の片道運賃を見てください。
| 区間 | 片道の普通運賃 | パス代7,850円との差 |
|---|---|---|
| 東京〜大阪(東海道本線経由) | 9,020円 | 1,170円お得 |
| 東京〜名古屋(東海道本線経由) | 6,490円 | 1,360円足りない |
| 東京〜仙台(東北本線経由) | 6,270円 | 1,580円足りない |
東京〜大阪は、片道1回でパス代を超えます。朝一番の列車から乗り継げば1日で到達できる距離なので、初日に移動してしまえば、残り2日はどれだけ乗っても実質無料という計算になります。
東京〜名古屋や東京〜仙台は片道だけでは届きませんが、往復すればどちらも余裕で超えます。東京〜仙台を往復すれば12,540円、パス代との差は4,690円です。
注意:普通・快速列車だけで長距離を移動すると、乗り換えと待ち時間で1日の大半を使います。東京〜大阪は乗り継ぎがうまくいっても9時間前後かかります。「安いかどうか」だけでなく「その時間を使う価値があるか」で判断してください。
有名な旅行プラン4つで、いくら得するか計算した
実際のモデルコースで、正規運賃との差を出しました。4つとも3日間で完結する行程です。運賃はすべてJR公式の運賃検索で調べた、2026年3月14日改定後の金額です。
| プラン | 正規運賃の合計 | パスとの差 |
|---|---|---|
| ① 東海道本線で京都・大阪(東京発) | 19,200円 | 11,350円お得 |
| ④ 首都圏 日帰り3連発(東京発) | 14,520円 | 6,670円お得 |
| ② 仙台・松島(東京発) | 13,420円 | 5,570円お得 |
| ③ 広島・宮島(大阪発) | 12,680円 | 4,830円お得 |
順に中身を見ていきます。
プラン① 東海道本線で京都・大阪|11,350円お得
秋の乗り放題パスの王道です。初日に東京から大阪まで一気に乗り通し、中日を観光に充てて、3日目に帰ってきます。
| 日程 | 区間 | 正規運賃 | 累計 |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 東京 → 大阪 | 9,020円 | 9,020円(ここで元が取れる) |
| 2日目 | 大阪 ⇄ 京都 | 1,160円 | 10,180円 |
| 3日目 | 大阪 → 東京 | 9,020円 | 19,200円 |
| パス7,850円との差 | 11,350円お得 | ||
初日の東京〜大阪だけでパス代を回収できるので、2日目以降はすべて上乗せです。2日目に京都まで足を伸ばしても1,160円分がそのまま浮きます。ただし東京〜大阪は乗り継ぎがうまくいっても9時間前後かかるので、1日目は移動だけで終わると考えてください。
プラン② 仙台・松島|5,570円お得
東北の定番コース。片道6時間程度なので、東海道より体力的にラクです。
| 日程 | 区間 | 正規運賃 | 累計 |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 東京 → 仙台 | 6,270円 | 6,270円 |
| 2日目 | 仙台 ⇄ 松島海岸(仙石線) | 880円 | 7,150円 |
| 3日目 | 仙台 → 東京 | 6,270円 | 13,420円 |
| パス7,850円との差 | 5,570円お得 | ||
2日目の終わりでは7,150円で、まだパス代に届いていません。元が取れるのは3日目の復路に乗った瞬間です。往復する行程は「帰ってきて初めて得になる」と覚えておくと計算しやすくなります。
プラン③ 広島・宮島|4,830円お得(フェリー代も浮く)
西日本発の定番。このプランには秋の乗り放題パスならではの利点があります。
| 日程 | 区間 | 正規運賃 | 累計 |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 大阪 → 広島 | 5,720円 | 5,720円 |
| 2日目 | 広島 ⇄ 宮島口 | 840円 | 6,560円 |
| 2日目 | 宮島口 ⇄ 宮島(JR西日本宮島フェリー) | 400円 | 6,960円 |
| 3日目 | 広島 → 大阪 | 5,720円 | 12,680円 |
| パス7,850円との差 | 4,830円お得 | ||
JR西日本宮島フェリーはパスの対象なので、往復400円も追加料金なしで乗れます。厳島神社へ渡る船がそのまま使えるのは、このきっぷの隠れた利点です。
宮島訪問税100円だけは別途必要です。フェリー運賃には含まれておらず、行きの1回分としておとな100円がかかります。パスやフリーきっぷを持っていても免除されません。
プラン④ 首都圏 日帰り3連発|6,670円お得
遠出できない人向けです。近場の日帰りを3日続けるだけでも、しっかり元が取れます。
| 日程 | 区間 | 正規運賃 | 累計 |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 東京 ⇄ 熱海(温泉) | 4,180円 | 4,180円 |
| 2日目 | 東京 ⇄ 日光(JR日光線経由) | 5,500円 | 9,680円(ここで元が取れる) |
| 3日目 | 東京 ⇄ 水戸(偕楽園) | 4,840円 | 14,520円 |
| パス7,850円との差 | 6,670円お得 | ||
片道2,000円台の日帰り往復を2回こなした時点で、すでにパス代を超えます。宿泊費がかからないぶん、旅行全体の出費で見るといちばん安く上がるのはこのプランです。3日目の水戸を鎌倉や川越に替えても、同じくらいの金額になります。
4つを比べて分かるのは、「1回でも片道6,000円を超える移動を入れれば、ほぼ確実に元が取れる」ということです。逆に近場だけで組むなら、3日とも予定を入れないと回収しきれません。行程を決めるときは、片道の運賃を足して7,850円を超えるかどうかで判断してください。
青春18きっぷとどっちが得か|3日間なら2,150円安い
連続3日間で使うなら、秋の乗り放題パスのほうが安く、子連れならその差はさらに開きます。
| 項目 | 秋の乗り放題パス | 青春18きっぷ(3日間用) | 青春18きっぷ(5日間用) |
|---|---|---|---|
| 値段(おとな) | 7,850円 | 10,000円 | 12,050円 |
| 値段(こども) | 3,920円 | 10,000円(同額) | 12,050円(同額) |
| 1日あたり | 2,617円 | 3,333円 | 2,410円 |
| 使える時期 | 10月の約2週間 | 春・夏・冬(秋はなし) | |
おとな1人で3日間なら、秋の乗り放題パスが2,150円安いという結果になります。1日あたりで見ると5日間用の18きっぷが最安ですが、5日連続で休みを取れる人は限られます。
差がもっとはっきり出るのが子連れです。青春18きっぷはおとなもこどもも同額の10,000円ですが、秋の乗り放題パスのこども料金は3,920円。人数が増えるほど差が広がります。
| 構成 | 秋の乗り放題パス | 青春18きっぷ(3日間用) | 差額 |
|---|---|---|---|
| おとな1人 | 7,850円 | 10,000円 | 2,150円 |
| おとな1人+こども1人 | 11,770円 | 20,000円 | 8,230円 |
| おとな2人+こども2人 | 23,540円 | 40,000円 | 16,460円 |
そもそも10月には青春18きっぷの設定がありません。2026年の夏用は9月8日で利用が終わり、冬用は12月11日から。この空白期間に全国のJR線へ乗り放題になるきっぷは、秋の乗り放題パスだけです。比較というより、秋に使えるのはこれ一択というのが実際のところです。
2026年3月の運賃改定で、パスの価値は上がった
JR東日本は2026年3月14日に運賃改定を実施しました。運賃が上がった一方でパスの値段は据え置きなので、相対的にお得度が増しています。
改定の主な内容は次のとおりです。
- 全体の改定率は7.1%。普通運賃は幹線4.4%、地方交通線5.2%の値上げ
- 首都圏で安く設定されていた「電車特定区間」と「山手線内」の運賃区分を廃止し、「幹線」に統合。普通運賃で電車特定区間が10.4%、山手線内が16.4%の値上げ
- 初乗り運賃(幹線)はきっぷ150円→160円、ICカード147円→155円
- 鉄道駅バリアフリー料金は廃止
実際の区間で見ると、東京〜仙台の普通運賃は6,050円から6,270円へ220円上がりました。一方、東京〜大阪や東京〜名古屋は「どの経路で行くか」で運賃が変わるようになりました。2026年3月14日から東京〜熱海が新幹線経由と在来線経由で別々の運賃になったためです。在来線(東海道本線)で行く場合はJR東日本区間104.6kmぶんの加算額110円が乗り、東京〜大阪は9,020円、東京〜名古屋は6,490円になります(新幹線経由ならそれぞれ8,910円・6,380円)。秋の乗り放題パスで乗るのは在来線なので、比べるべきは9,020円・6,490円のほうです。
パスの値段は4年連続で7,850円のまま。運賃だけが上がっているので、同じルートを乗っても以前より元が取りやすくなっています。とくにJR東日本エリアを中心に動く人ほど、この改定の恩恵を受けます。
北海道新幹線オプション券は買ったほうが1,810円安い
2025年度に利用区間が広がって値上がりしましたが、正規に買うより安いことに変わりはありません。北海道へ渡るなら買ってください。
秋の乗り放題パスでは新幹線に乗れないため、そのままでは青函トンネルを越えられません。そこで用意されているのが「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」です。北海道新幹線の新青森〜木古内間と、道南いさりび鉄道の木古内〜五稜郭間を、1枚で1人・片道1回使えます。
2025年度から利用区間が広がっています。2024年度までは新幹線部分が「奥津軽いまべつ〜木古内」でしたが、2025年度から「新青森〜木古内」に拡大されました。2,490円から4,650円に上がったのは、この区間拡大に伴うものです。同じ区間が87%値上げされたわけではありません。古い区間のまま解説している記事が残っているので注意してください。
では、同じ行程を正規に買うといくらになるのか。JR東日本の公式運賃検索で実測しました。
| 区間 | 正規の運賃・料金(おとな) |
|---|---|
| 新青森〜木古内(北海道新幹線) | 乗車券2,530円+特定特急料金2,850円=5,380円 |
| 木古内〜五稜郭(道南いさりび鉄道) | 1,080円 |
| 合計 | 6,460円 |
正規に買うと6,460円、オプション券なら4,650円。差は1,810円です。道南いさりび鉄道の分もオプション券に含まれているので、木古内での乗り継ぎに追加の支払いは要りません。北海道へ渡る予定があるなら、オプション券を買ったほうが確実に安く済みます。
使う前に押さえておく4つの条件
- 秋の乗り放題パスとの併用が必須:オプション券だけでは乗れません
- 「新青森〜木古内」の相互発着に限る:奥津軽いまべつなど途中駅からは利用できません(木古内駅を除く)
- 新幹線は普通車の空席を利用:座席の指定はできません
- 1枚で1人・片道1回:購入時に指定した利用開始日のみ有効です。往復するなら2枚必要になります
発売期間は9月18日(金)〜10月18日(日)で、パス本体(10月16日まで)より2日長く売っています。値段はおとな4,650円・こども2,320円です。
乗れる列車・乗れない列車と10の特例
基本は「普通・快速の普通車自由席だけ」ですが、例外が10あります。特急に乗れる区間が5つ、全車指定席の普通・快速列車に乗れる区間が1つ、JR以外の第三セクター路線を通過利用できる区間が4つです。知らずに乗ると全区間の運賃を請求されるので、該当エリアを通る人は必ず確認しておいてください。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 乗れる | 全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席/BRT(気仙沼線・大船渡線・日田彦山線)/JR西日本宮島フェリー(別途、宮島訪問税100円が必要) |
| 乗れない | 新幹線を含む特急・急行列車/グリーン車(自由席はグリーン券を買えば乗車可)/指定席(別途、座席指定券が必要)/道南いさりび鉄道・青い森鉄道などのJR以外の路線 |
特急の普通車に乗れる5区間
- 石勝線 新得〜新夕張:区間内の相互発着に限り、特急の普通車指定席の空席に座れる
- 室蘭本線 東室蘭〜室蘭:区間内の相互発着に限り、特急の普通車指定席の空席に座れる
- 奥羽本線 新青森〜青森:区間内の相互発着に限り、特急の普通車自由席に乗れる
- 佐世保線 早岐〜佐世保:特急の普通車自由席に乗れる
- 宮崎空港線 宮崎〜宮崎空港:特急の普通車自由席に乗れる
全車指定席の普通・快速列車に乗れる1区間
- 奥羽本線 新青森〜青森:この区間の相互発着に限り、全車指定席の普通・快速列車の普通車の空席を利用できます。特急特例と同じ区間ですが、こちらは普通・快速列車が対象です
第三セクター路線を通過利用できる4区間
いずれもJR線から乗り入れて、当日中にJR線へ乗り継ぐ場合に限ります。下の表の「途中下車できる駅」以外で降りると、その路線の全乗車区間の運賃を別途請求されます。
| 路線 | 乗れる区間 | 途中下車できる駅 |
|---|---|---|
| 青い森鉄道 | 青森〜八戸 | 青森・野辺地・八戸 |
| あいの風とやま鉄道 | 富山〜倶利伽羅 | 富山・高岡 |
| IRいしかわ鉄道 | 倶利伽羅〜津幡 | 津幡 |
| ハピラインふくい | 敦賀〜越前花堂 | 敦賀・越前花堂 |
北陸の区間は駅名を間違えやすいので注意してください。あいの風とやま鉄道で乗れるのは富山〜倶利伽羅、IRいしかわ鉄道は倶利伽羅〜津幡です。津幡から先の金沢は対象外で、高岡は区間の端ではなく「途中下車できる駅」として認められています。
買う前に確認したい5つの注意点
「1枚を1人で連続3日間」という制約があります。なお現在の青春18きっぷも1枚1人・連続日程なので、この点は違いではなく共通点です。
- 複数人で分けられない:1枚につき1人で、人数分の購入が必要です。青春18きっぷも2024年から1枚1人に変わっているので、そちらへ移っても同じです
- 3日間は連続でなければならない:飛び飛びの日程では使えません。開始日を指定して、そこから3日連続で有効になります
- 払戻しは未使用のときだけ:有効期間の開始前、または有効期間内で1日も使っていない場合に限り、手数料を払えば払戻しできます。使い始めたあとは払戻し不可、紛失時も再発行や払戻しはありません
- 最終日は最終列車まで使える:有効期間の最終日は、その日の最終列車まで利用できます。終夜運転が行われる場合でも、通常ダイヤの最終列車までです
- ネット限定販売ではない:全国のJRの主な駅、JRの旅行センター、主な旅行会社の窓口で購入します。売り切れる性質のきっぷではありませんが、発売期間を過ぎると買えません
まとめ:10月に3日連続で動けるなら、迷わず買っていい
秋の乗り放題パスの判断基準を整理します。
- 買う価値が高い人:10月に3日連続の休みが取れて、片道300km以上の移動を1回以上する予定がある人。東京から大阪を往復する行程なら11,350円、近場の日帰りを3日続けるだけでも6,670円お得になります。とくに子連れなら、こども料金がある分だけ青春18きっぷより大幅に安くなります
- 見送ってよい人:移動が近距離だけ、または3日のうち1日しか乗らない人。1日あたり2,617円を超えられないなら、普通にきっぷを買ったほうが安く済みます
- 北海道へ渡るなら買うもの:北海道新幹線オプション券。正規に買うより1,810円安く済みます
2026年度は8月31日に発表され、利用期間は10月3日(土)〜10月18日(日)に決まりました。スポーツの日の3連休(10月10日〜12日)がそのまま入ります。発売開始は9月18日(金)。行き先を決める前に、まず3日連続の休みを押さえておくのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. 秋の乗り放題パスで新幹線に乗れますか?
A. 乗れません。新幹線を含む特急・急行列車はすべて対象外です。乗る場合は乗車券と特急券を別途購入する必要があり、その区間はパスが無効になります。
Q. 1枚を家族で分けて使えますか?
A. 使えません。1枚につき1人が連続3日間使う仕組みで、複数人での共用や他人への譲渡はできません。家族で使う場合は人数分の購入が必要です。ただしこども料金が3,920円と半額に設定されているため、青春18きっぷより総額は安く収まります。
Q. 何キロくらい乗れば元が取れますか?
A. 7,850円を3日で割った1日あたり2,617円が目安です。区間で言えば、東京〜大阪の普通運賃が9,020円(東海道本線経由)なので、この区間を1回乗り通すだけで3日分の元が取れます。東京〜仙台(6,270円)や東京〜名古屋(6,490円)は片道では届きませんが、往復すれば十分に超えます。
Q. 青春18きっぷとどちらを買うべきですか?
A. 10月に使うなら秋の乗り放題パス一択です。2026年の青春18きっぷは夏用が9月8日で利用終了、冬用は12月11日からで、10月には設定がありません。仮に同じ3日間で比べても、青春18きっぷの3日間用が10,000円なのに対し秋の乗り放題パスは7,850円で、2,150円安くなります。
Q. 北海道新幹線オプション券は買ったほうがいいですか?
A. 買ったほうが安く済みます。オプション券はおとな4,650円。同じ行程を正規に買うと、北海道新幹線の新青森〜木古内が乗車券2,530円+特定特急料金2,850円=5,380円、道南いさりび鉄道の木古内〜五稜郭が1,080円で合計6,460円です。オプション券のほうが1,810円安くなります。なお2024年度までは新幹線部分が奥津軽いまべつ〜木古内でした。2025年度に新青森まで拡大されたぶん値上がりしています。
Q. 2026年度の発売はいつですか?
A. 2026年8月31日に発表されました。発売期間は9月18日(金)〜10月16日(金)、利用期間は10月3日(土)〜10月18日(日)です。値段はおとな7,850円・こども3,920円で4年連続の据え置き。発売開始が例年より1週間ほど遅いので、9月前半に買いに行っても売っていません。
Q. おすすめのモデルコースはありますか?
A. 東京発なら、初日に東海道本線で大阪まで乗り通し、2日目に京都を回って3日目に戻るコースが最も差が大きくなります。正規運賃の合計19,200円に対してパスは7,850円なので、11,350円お得です。遠出が難しい場合は、熱海・日光・水戸のような日帰り往復を3日続けるだけでも合計14,520円分になり、6,670円お得になります。
公式サイト・参考リンク
- JRグループ「秋の乗り放題パス」及び「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」の発売について(プレスリリースPDF)
- JR北海道 秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券
- JR東日本 運賃改定のお知らせ(2026年3月14日実施)
- 道南いさりび鉄道
※本記事の内容は2026年8月31日にJRグループが発表した公式情報(JR東日本のニュースリリース)に基づきます。最新の内容は各社の公式サイトでご確認ください。運賃はJR東日本の公式運賃検索で確認した2026年3月14日改定後の金額です。



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